ころころ史:其の6:高校の寮との共通点
今日の話題はころころ史の続きです。もしまだご覧になっていませんでしたら、カテゴリー別記事一覧を参照してくださいね!
CSに加入して舞台以外の話を聞くにつれて、自分の生い立ちのなかで共感できるようなことがとても多いことに気づきました。上級生が厳しいこと、お掃除が大変なこと、女声コーラスなどなど。。。以下参照(笑)
厳しい上下関係 -女子高の寮生活-
私が過ごした寮は校内の森の奥にあって、新宿より30分の地ながら冬の数ヶ月は万年雪(?!)も見れる所にありました。そして、上級生も下級生も皆「(名前)さま」と呼びあい、出かけるときは「行ってまいります」、帰寮時には「ただいま帰りました」と挨拶する生活だったのです。
朝はお主婦さま(週ごとの当番)が鐘を鳴らしながら「起床のお時間でございます~!」と各部屋を起こしてまわり、寮生は皆、各掃除場所へ走っていかなければならいのですが、必ず上級生+下級生という組になるように当番表が決まっていて、下級生は大変な作業の方を担当しなければなりません。天井から吊るされている大きく重たい食堂のカーテンを一気にあけたら、大きなムカデが頭に降ってきたこともありました(/_;)
お部屋の構成は、入寮している人数によって多少変動ありますが、基本は3年・2年・1年の3人部屋でした。夕食後は自習時間で10時以降は消灯時間のため、ほとんど無声音(ひそひそ声)でしか話せないのですが、唯一9時半~10時までおやつの時間はおしゃべりすることができます。でも、その時間もお部屋の3年生の意向で全てが決まり、「ダイエット部屋にする」ということになればお菓子も出せず、コーヒー・紅茶に砂糖も入れられません。「ホールでテレビを見る」ということになれば、他のお部屋のお友達とおしゃべりできるのですけどね。
そして10時の鐘がなったとたん、1年生はお部屋の上級生のカップをお盆にのせて洗面所に走り、3年生のカップから丁寧に洗わなければなりませんでした。その細かい規律を守れない下級生は、上級生からお叱りを受けることになるわけです。
こんな生活をしていたので、「上級生と下級生の厳しい関係」とか「おそうじが大変」というのがなんとな~く理解できるんですよね。こう書いていると戦前のような感じですけれど、平成に入る直前の話なんですよ。やっぱり古くからある女子の教育機関ということで、どこか似ているのでしょうね。
女声コーラスクラブ
私は中学の混声や高校の女声コーラスの経験があるので、やはり歌稽古の練習風景を見ていれば、自分がやってきた発声練習と同じだな~、やっぱり宝塚は女性コーラスなんだよな~と再確認してしまいます。クラブ活動とは比較にならないレベルであることも、その発声練習だけでよくわかりますしね。ダンスについては、うまい・普通くらいの見分けしかつかないので、自分のできなかった歌、その歌のうまい人に、どうしても見惚れてしまう傾向にあります。
と、こんなかんじで、いろいろ舞台以外の情報が入るにつれて、勝手に親近感が湧いてしまったわけです(笑)そんな頃に2004年正月を迎え、花組のエリザベートが放送されました。以下つづく…。
« ロックハート城と塾キャンプ | トップページ | 子供とテニス »
「宝塚」カテゴリの記事
- 【星組】記憶にございません・ティアラ アスール(2024.08.28)
- 【星組】BIG FISH 千秋楽(2024.06.17)
- ヅカファンが考えるRRR好評の理由(2024.04.04)
- 【星組】VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)(2024.01.29)
- 【星組】RRR 大劇場初日感想 (ヅカファン目線で)(2024.01.12)
コメント