2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

過去の記事

« グイン104巻『湖畔のマリニア』 | トップページ | 豚・トマト・ナスの煮物 »

2005年10月10日 (月)

宝塚【宙】:炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ

    先日、久しぶりに東京宝塚劇場まで行ってまいりました。9月に行った5公演は他の劇場でしたので、”ここなら、休憩中トイレの心配をしなくていいんだ…”と実感(^^; おまけに、途中でいきなり幕が降りてきてお芝居が中断したんです。火事とか事故でなく、装置不良だけでホント良かった。私は中越地震勃発時、東京宝塚劇場S席3列目にいてショーが中断したので、この席で火事が起こったら逃げ遅れると、心底青くなったことがあるものですから…。

炎にくちづけを

    原作はヴェルディのオペラ「イル・トロヴァトーレ」。重いお話だ、メッセージ性の強い作品だ、と聞いていたこのお芝居ですが、木村先生はもともとそういった傾向の作品が多いと思っていましたので、なかなか良かったじゃないと思ったのが第一印象です。全編歌でつづられているため、宙トップコンビ+初風・一樹という組み合わせだからこそできた舞台かな、とも思いました。

    まだ東京公演が始まって3日目の観劇でしたので、あらすじにはふれないでおきたいと思いますが、レオノーラの布を巻きつけただけの姿がすごく色っぽく印象的。そして一番感動したのは、ジプシーの生き残った女たちの歌でした。初めて観劇した宙組公演も火あぶりがキーになっていましたけど、今回は全く違ったお芝居でしたね…。

ネオ・ヴォヤージュ

    まずショーの幕が開いた瞬間、”ネオ・ヴォヤージュ”ってなんだろう?って思いました。幕間に読んでおけば良かった~と思いつつもすぐに『航海』だったことを思い出し、ちょっと安心(笑)

    まず最初の寿つかささん(これ、あとで気づいたけど、お芝居の冒頭だったわ…)。Now on stageで、たかこ(和央)さんの長剣を間違えて持って出たことがあると話していたので、おぉっ本当の剣はこんなに短めなのねぇとチェックを入れました(笑)。ハロウィンの場面では、美郷さんの黒柳さん風という鬘もちゃんとオペラで確認したし、一回しか観れない時には、やっぱり予習は大切よね!なんて思っていました。 特に”ひいき”な人がいないせいか、下級生の皆をオペラで一人ずつ確認してみたり、とっても落ち着いて全体を眺められたかも…です。

    私としては、後半のクラシックテーマをエッセンスのように集めた部分に入ってからの方が好みかしら。水色の小さい羽を背負った人たちの場面は???だったのですが、その後の青水色の燕尾で踊る男役だけの群舞がとてもいいですね!Now On Stageの舞台稽古風景だけで感動してしまった、初風緑さんのエトワールも期待通り。前回、”花總さんのショー”だと言われていたレヴュー伝説より、場面の配分がとてもうまくいっているように思いました。(私は、そのレヴュー伝説をとてもかわいくて楽しいショーだと思ったし、娘はそのジジが3時間の観劇中で一番印象的だったみたいですけどね!)

    トップコンビの二人は、在任期間が長いために話題にされることも多いようですが、今回私が冷静な目で総合的に感じたのは、この二人が美貌・歌・ダンスのどれをとっても一定のレベル以上であることは間違いないな~ということです。もちろん、それだけの場数を踏んでいるからだと言われてしまえばそれまでですし、長年見ている方は”世代交代するのが宝塚だ”と思っていらっしゃるだろうけれど、初めて見る人や宝塚歴の浅い人にとっては、今日の舞台の主演さんがトップ在任何年目だろうと関係なく、今見ている舞台が美しく、感動できる空間であれば満足するだろうと思うんですよね。何はともあれ美しいコンビだったなぁ~と思った今日の観劇でした。

おまけ:オサコン写真

    先月長~いレポートを書いた、春野寿美礼コンサート。このお写真は入荷してもすぐ品切れとなってしまい、見本をもとに注文しておかなければならないと聞いていました。半分諦めつつも寄ってみたら、なんと沢山出ているではありませんか!宙組公演中なのに…と少々気が引けながらも、思わず数枚手にとってレジに向かってしまいました。最後の一枚だったお写真もありましたので本当に運が良かった~(*^^*)

    写真を見て一番びっくりしたのが、マニキュアをしていないことなんです!透明なマニキュアはしていらっしゃるかもしれませんが、爪も短くしてあって…。やっぱり楽器を扱うからだろうなぁ~と、見た目より内容を重視していた姿勢が感じられてうれしく思いました(*^^*)

« グイン104巻『湖畔のマリニア』 | トップページ | 豚・トマト・ナスの煮物 »

宝塚」カテゴリの記事

コメント

わぁ(^^)もうご覧になったのですね。冷静に(^^)観劇なさっている様子が伺えて微笑ましかったです。で、冷静に下級生を確認しているうちに贔屓の人を見つけてしまうとまた熱くなっちゃうのですよ(ふふふ)
村で観そびれてしまったので(^^;来月初旬に上京して観劇の予定です。初風緑さん、和央ようかさんと同期なんですよね~、初舞台から結構贔屓だったのに、退団しちゃうなんて寂しいです。

コメントありがとう~>ぱやんさま
 実はアップしてだいぶ経ってから、たかこさんファンには申し訳ないような書き方だったかも…と思って、直そうと思っていたところだったんです。私は、”一番の贔屓ではないけど、きれいで好きだわ”というつもりだったんですけどね。だからコメントがうれしかったわ(^^)。
 そうかぁ。それが次のターゲットになっていくのね…(笑)そうやって、波はあってもこれからずっと見ることになるのかなぁという予感がしています(^^;

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 宝塚【宙】:炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ:

« グイン104巻『湖畔のマリニア』 | トップページ | 豚・トマト・ナスの煮物 »