宝塚【花】:落陽のパレルモA席
今回の東京公演、初観劇のB席から始まり、今日はA席最前列、次回がS席8列、最後が2階SS席と全種類制覇の予定となっています。今日はA席でしたが最前列ということもあり、前が広くてとても観やすいお席でした。( 今日はかなりネタバレしていますので、観劇予定の方はお気をつけ下さい)
イタリア統一の革命家で平民と貴族の不平等をなくそうとしていたヴィットリオが、最後に貴族になって終わり?と思った最初の観劇でしたけれど、ニコラたちの遺志を受け継いで、その後もさまざまな逆境を乗り越えて議員として活動したと分かってからは、もうちょっと脚本の書きようがあったのでは…と思う点は、正直言ってありました。 ひ孫ヴィットリオがもうちょっとそのことを話せばいいじゃないとか、半平民出身の議員が苦労した話を入れるとか…。
でも今日友人たちとしゃべっていて、逆に言えばそこしか突っ込みようがないいい作品だよね、ということに落ちついたんです。ふづき美世さんの退団公演にふさわしい素敵なお衣装と、トップ春野さんとがっぷり組んだお芝居。そして3世代に渡る恋人たちの話が、一回目の観劇でも無理なく頭に入るその巧みな場面転換。そして宝塚でこんなのあり?と思うくらい赤面ものの、ファンのツボを押さえたラブシーン。最後に忘れてならないのが、場面を盛り上げる歌やバックの音楽が素晴らしく、華城季帆さんの演じる狂った美しいお母さんが身投げするシーンは、もうすぐ…と思っただけで泣けてしまいます。
今まで、娘に見せたいと思う演目は、ファントムなど時々はあったのですが、これは是非観せたいと思った演目であることからしても、私の中ではかなり上位に思えている証拠だと思います。虐げられている大多数の国民と支配階級、あるいは人種差別という不平等がまかり通っていた長い歴史から見れば、不平等が解消され、好き合った者同士が結婚できる今の時代が、さまざまな人々の長い地道な努力によるものなのだと分かってくれれば…と思っています。その娘のひいおばあさんは、まさしくその不平等を無くすためにずっと働いてきた人なのですから。
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もう少し踏み込んで説明を・・と
ちょっと思いますね~。
ヴィットリオの「やっと母の思いが
届いた・・」って台詞で
貴族云々は関係なしに、会いたい人に
巡り合えたという思いが伝わるので
理解出来たような気がします。
お父さんも、いつか貴族社会は滅びるって
言ってますし、その予兆はあったんでしょうね~。
それを受け入れるのも、貴族のプライド
なのかな~なんて思いました。
投稿: れいこ | 2006年1月16日 (月) 09時29分
>れいこさま
そうそう、テーマも受け入れやすいし、素敵な舞台になっているのだから、もったいないな、みたいな感触ですよね~。
れいこさまのおっしゃっているところも、2度目以降になって”あぁここで訴えているのね”と分かった気がします(^^)
投稿: 雪穂 | 2006年1月16日 (月) 20時46分