姫×5
昨日は、目黒駅前に一年ほど前にできた、音の箱という食事+ライブのお店に行ってきました。一応その日中には帰宅したもののライブレポートは間に合わなかったので、今日16日の記事です(笑)
昨日は、中島梓さんが作曲なさった曲が満載の、室内楽+ボーカリストという組み合わせのメンバーで、普段シャンソニエで活躍なさっている花木佐千子さんが、ミュージカルナンバーからクラシック、ジャズ、演歌(!)までこなしたライブでした。おまけに今日は『姫×5(女性5人)』ということで、第1ステージは、まるで宝塚の娘役のような体にフィットした部分が総スパンのドレス、第2ステージはチャイナ、第3ステージは黒ドレスという具合で、耳の保養だけでなく、目の保養までできるようなライブだったと思います(笑) もちろん、音大つながりということで、安心して聞ける、というのは私にとって一番のポイント高いところでした。
第1ステージ
・タンゴロマンティック
・オペラ座の怪人から3曲
・キャバレー
・ボレロ
他
花木さんがヒロインだった懐かしいタンゴロマンティックから始まって、ミュージカルナンバーが続きました。花木さんの視線の先に座っていたので、オペラ座の怪人の曲では”凝視”とでもいうような視線でこちらが圧倒されたような、そんな歌でした。私は思わず、花木さんが”おしらさま”を演じた時の様子が、目に浮かんできてしまいました。また、最後のボレロの最初を、アカペラで歌ったのも圧巻。だんだん曲が進んで楽器の音が入った時、ぴったり合っていたのにも感動しました…。
第2ステージ
・紅椿
・浅草育ち(いとしのリリー)
・大正ワルツ
・浅草オペラ(天狼星)
他
2ステは大正浪漫を題材としたものが集められていました。花木さんに、「なぜ浅草にこだわるの?」と聞かれた中島さんは、「おじいちゃんの生まれが浅草だから!」と即答なさっていました。もともと下町に縁があり、江戸川乱歩の世界が好きだったそうです。現実の大正時代ではなく、あずささまの中の大正浪漫を文章だけでなく曲で表現なさっているようですね。もう一度CDを出してこよう、と思った2ステでした。
第3ステージ
・パロのワルツ
・グインのテーマ
・蜃気楼の恋唄
・イパネマの娘
・二人でお茶を
・「Fly me to the moon」改め、「Fry me to the chicken」
最初の3曲は、栗本薫さんとしての代表作、グインサーガがミュージカル化された炎の群像からでした。私はCDを持っているだけで劇場では見ていないのですが、昔イメージアルバムとして出たサントラのメロディーですし、やっぱり中島さんに係わるメロディーの原点!と思ってしまいます。現在レ・ミゼラブルなどで活躍中の岡幸二郎さんが歌っていた『蜃気楼の恋歌』も美しかったし、福間むつ美(宝塚時代は翼悠貴)さんが歌っていたグインのテーマも、迫力ある声で朗々と歌っていたのが良かった!後半3曲は、ここでもレポートしたおなじみのジャズ+日本語バージョンですね。
今回は中島さんの懐かしい曲が多く、いろいろなことを思い出させるような、そして室内楽メンバーで演歌までできてしまう多彩なバリエーションに感嘆した、そんなライブでした。
« スミレと名刺 | トップページ | iTuneで初のお買い物 »
「栗本薫・中島梓」カテゴリの記事
- 栗本薫と中島梓:世界最長の物語を書いた人(2019.06.02)
- 中島梓の音世界Ⅳ(2018.06.01)
- 『同窓会公演』に行った訳(2016.12.02)
- 誕生日の夜に~中島梓トリビュートライブ Vol7(2016.02.07)
- 成人式と昔の新年会の関係(2016.01.11)
歌っているときの花木さんの視線って怖いんだよね(^^;
こっちを向いてても見てはいないって状態だとそんなに怖くないんだけど……
投稿: a-ki | 2006年4月16日 (日) 13時31分
>a-kiさま
うんうん、そうなんだよね…(^^;
うわ~迫力~!って思ってました(笑)
でも声だけでなくドレスも似合ってきれいでしたよね!
投稿: 雪穂 | 2006年4月16日 (日) 14時03分
リンクありがとうございます。
ブログでは初めましてでしょうか?
豪華5人の姫ライブは、華やかで衣装替えもあって楽しかったです。
今後とも宜しくお願いします~。
投稿: hyakute | 2006年4月16日 (日) 15時43分
>hyakuteさま
ご挨拶に伺おうと思っていて、先にコメントをいただいてしまいました。
ありがとうございましたm(_ _)m
今朝hakuteさんのホームページを見ていて、すごいなぁ~と
思っていました。こちらこそよろしくお願いします!
投稿: 雪穂 | 2006年4月16日 (日) 19時25分