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2007年2月17日 (土)

逃げ出した死体

nigedasita.jpg  読み始めたら2時間半、真剣に、息つく暇もなく読み進めてしまった一冊となりました。何でだろう…今回はグインより引き込まれたぁ…。あるお子さんをイメージして、どうもすっかりその人になりきって読んでしまったせいかもしれませんが、今日は栗本マジックに引きこまれた午後となりました。

 この作品は、伊集院大介という名探偵シリーズの最新刊で、少年の一人称で書かれています。題名通り、この14歳の少年が家で死体と遭遇したのに、連絡している間になくなってしまったことが事件の発端になりますが、一貫してこの少年の心の動きだけを追った展開の本でした。 一番最初に感じたことは、伊集院大介シリーズの中では一番子供にも読ませたい一冊ではないか、ということです。シリウス関係だと、そのような感想は持ちにくいですものね(笑)


















 残り1/3まで読み進めた時、なぜか突如として、これはお母さんに殺されそうになった息子の話でない、分譲住宅がキーになっているのだ、と確信したのですが、それもどうしてそう思ったのか自分でもわかりません。でも、最後の方はずっと目がうるうる状態で読んでいたような気がします。 やっぱり感情移入したからこそ、この巻に引き込まれたんだろうな…と思ってしまった、そんな一冊でした。

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栗本薫・中島梓」カテゴリの記事

コメント

栗本薫、読みたいなぁ、と思いつつ未だ手を出せずにいる一人です。
いや、単にタイミングと財布の問題なんですが(^^;
ネタバレ部分はかるーく読みつつ流しました。
そのうち読むと思いますが、
キューにタスクが溜まりまくってて・・・(^^;;;;

>にしかわさま
もし読んでみたい本がありましたら、声をかけて下さい。
超レアものの本はありませんが、通常手に入るものでしたら
全部あると思いますから…(^^;

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