グイン外伝21巻『鏡の国の戦士』
25年ほど前(正確には1981年2月)に発行された、『七人の魔道師』というファンタジーがあります。このアマゾンにもレビューが載っていますが、今では114巻にもなったグインサーガ本編がまだ5巻しか出ていなかった時代に、その先を予告するような内容の、魔道色の濃い外伝として発行されたものです。
グインサーガ本編は、まだその七人の魔道師の時代まで到達していませんので、あとどれくらいの年月が必要なのか読者には想像もつきませんが、この鏡の国の戦士は、さらにその先の話となります。これは本当に画期的なことで、この25年間、その先の世界が見えたことはなかったので、この中編3本はとても興味深い内容です。今では架空三国史の様相を呈してきたグインが、原点に返ったようなものですから…。
それにしても、究極のひきで終わってしまったこの外伝(笑)。ヴァルーサの今後が楽しみですね!早く続きが読みたいものです。
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