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2008年12月 6日 (土)

涼風エリザ&武田トート

suzukaze_eliza.JPG 昨日予告しましたとおり、発見されたチケットを持って帝国劇場まで行ってまいりました。本日の出演者は、写真の通りです。

 涼風真世さんが宝塚を退団されたのは、私が宝塚を観るようになる10年も前のことなので、舞台を拝見したことはありませんでした。ただ、実際に宝塚を観劇をする前に、ビデオでPUCKを借りたことがあったんです。宝塚トップスターが森の妖精を演じるという、今思うと異色な作品だったのでしょうね。

 それに、インタビュー映像がついていて、まるで、アイドル歌手のようにかわいらしい、ポンポンのついた、フリフリ洋服の涼風さんが写っていました。え~?こんな人が男役するの?って思ったら、インタビューアーもそう思ったらしく、どういう演技で男らしく見せるのかを実演してくれることになったのです。でもね、足を開いて肘をついただけで、男に見えたんですよ…。これには、本当にびっくりでした!

  それだけの知識しかなく、観劇に出かけた私。エリザベートの物語自身は、ウィーン版を観たってドイツ語が日本語に変換できるほど諳んじていますので、どんなエリザベートに仕上がっているのかとても楽しみでした。

 幕が開いた冒頭、出演者総出の大合唱を聴くと、私はこのミュージカルが好き!という想いをいつも新たにします。私の原点は花組エリザベートですが、このミュージカルのメロディーや構成にハマッたのか、トートを演じる春野さんの歌声と容姿にひかれたのか、しばらくの間自分でも切り分けができていませんでした。今は、その両方だったと思っていますけれど、このプロローグは私の中でもピカイチのナンバーです。

 でもね…正直なところ、どうも1幕はあまりピンとこなかった。武田トートの歌については、もちろん分かっていたことですし、それを補うウィーン版に近いトートであることも理解していました。涼風シシィもとてもかわいらしかったので、文句のつけどころは特になかったのですけれど…。でも、『私だけに』は一路さんの方がその辛い思いが伝わってきたように思ったのです。

 この1幕で私のヒットだったのは、今回はフランツの石川さんでした。毎日紛争などの政治に追われ、今夜だけでも安らぎを求めたいという、あのナンバーが心を打ちました。でも、その時にエリザベートから最後通告を受けてしまう。私を選ぶのか、皇太后(母親)を選ぶのか、と…。悩んだ末に、信念を曲げてでも、エリザベートを取り戻そうとする、1幕のラストは、本当に良かった。

 でも、2幕に入ると、東宝版の良さが前面に出てくるように思います。病院のシーンは、宝塚版ではどうも唐突で、あまり意味をなさないように思えるのですけれど、父親の幽霊と交わす会話や、精神病患者に対する憧れに近い思い、そしてルドルフを失った悲しみ、それらの場面を通じて、どうして死がエリザベートと近い存在になっていったのかという、彼女の苦悩をよくあらわしていると思いました。

 あ、そうそう。幕間に読んだ武田さんのコメントも大きく影響したかもしれませんね。「トートが悪ければ悪いほど、そして嫌悪感があればあるほど、エリザベートは”生きたい”という感情が生まれる。結局は、殺す気満々に見えるけれど、エリザベートを長生きさせるために送りこまれた悪魔の形をした天使なんです。」この話を読んで、なるほど!って思ったんです。宝塚版では、あくまでトートは冷たい美の象徴のような存在であり、最後に結ばれてハッピーエンド、なんですけれど、こちらではその位置づけが全く違うんですよね。あくまで、エリザベートの一生を綴ったミュージカルなんです。それで、トートがイメージじゃないのも、再度納得し、2幕は堪能できたというところなんでしょうか。

 そんなことをつらつらと思いつつ、でもその美しいメロディーに酔った3時間でした。

 

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