通夜
今はお通夜も終わった頃でしょうか。”その時間”が、忙しさで動き回らなければならない時間帯で、本当に良かった。1人でゆっくり過ごしていたら、どんなに悲しかったことでしょう。今でも、「次を書き終わったから、タイトル当てでもしましょう。(集計担当の)みゆさまのご都合はどう?」と連絡が来るような気がしています。もうそれは絶対にないことだ…と理解はしていても、認めようとしない自分がいるからなのでしょうね…。
明日のお葬式の時間は、着付け教室の第1回目。今後お会いする時までに、自分できちんと着れるようになっていたい…と思っての着付け教室でしたのに…。訃報を聞いた時は、いくら着れるようになってもあずささまに見てもらえないなら意味ない!とまで思って、キャンセルしようかとも考えました。でも今は、そうやって着物を理解し、着物文化を後世に伝えていくことが、着物が大好きだったあずささまの供養にもなるのではないか、という気がしています。
あずささまがちょうどお亡くなりになった頃に漬けた塩豚が、今冷蔵庫の中で出番を待っています。そうやって教えて頂いたさまざまな料理を作り続け、浅草で見立てていただいた帯を締め、励ましていただいた言葉を一生忘れずに、これからの人生を過ごしてゆけたらいいな…と思っています。
未完の物語は、きっと読むものそれぞれの心の中で生き続けていくことでしょう。どうぞ安らかにお休みください…。合掌。
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私も 同じ思いです
投稿: | 2009年5月29日 (金) 22時15分
共感してくださる方がいる、というのは、嬉しいものですね…。
投稿: 雪穂 | 2009年5月29日 (金) 22時42分