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2010年5月20日 (木)

【月】スカピン千秋楽

 書くのが遅くなりましたが、先日の千秋楽を観に行ってまいりました。

 実は私、千秋楽はこの時が初体験だったんです。だから、真っ白でお揃いのウェアを着た方が、入り口でチケットを配布しているのを見て、あぁ…きっと退団関係の方なんだな…と思っていました。春野寿美礼さんの退団日も、有楽町の映画館で千秋楽中継を見たあと、劇場周辺へ行ったくらいですので、終演後に退団者が袴に着替える間、組長さんがお話するのを聞き、退団者が大階段を順に降り、下でお花を手にしている人が順に手渡し…といった一連の流れを、とても興味深く拝見させていただきました。初舞台生と退団者が同じ場にいる、というのが何とも言えなかったですね。

 舞台ですが、前回観にいった時は、”まだまだ成長途中”という雰囲気を感じた月組ピンパーネルでしたが、今回はさらに進化している…と感じました。霧矢さんは、真ん中でお芝居するのに慣れ、場を自在に操り、全体を引っ張っているという印象でしたね。アドリブもとてもなめらかで(笑)、メモによると「千秋楽らしく、赤と白のきらきら総スパンに羽しょって、そのたすきに”満・員・御・礼って書いたらどう~!?」「殿下~本当に痩せる気あるんですか~!?」(細かいところが違ってたらごめんなさい)と言ってました。本当に”手玉に取っている”という感じで、力の差が見えるようでした。

 蒼乃さんは、時々まだ不安定な時もありましたが、「忘れましょう」は心を打たれました。儚げな宝塚の娘役、というだけではできない役だと思うので、トップ娘役としてがんばっているな~と思いました。

 明日海りおさんは、今まで大きな役柄を経験したことがない状態で、しかも役代わりのため皆の半分しか練習できず、そんな状態で初日を迎えたわけですよね。だからでしょうが、最初見た日は、”今まで演じたことのない狂気を見せようとしている”、という雰囲気を感じたのです。星組では、その黒い役をあの柚希さんが演じていたため、その印象が強烈で、余計にその差が見えたのかもしれません。

 でも今回見たときは、「信念を貫こうと革命に身を投じたのに、逆に世の中の波に呑み込まれ、権力者の下で虐げられている若き青年」、という新しいショーヴランがいるように思えました。演じるのではなく、若いショーヴランに見えたのです。歌も安定してきたし…。贔屓目かもしれませんけれどね。でも、星の時と違って、パーシーに手玉に取られる感じはよく出ていたかも(笑) 最後の銀橋渡りで、緑の服を着て、「ひとかけらの勇気」を歌う姿は、とっても素敵です!

 そして龍真咲さん。今回はアルマンしか見てないのですが、歌の安定度はさすがですね!大階段での剣舞も素敵だし…。余力があれば、ショーヴランの時も見たいです。

 そして最後のレビュー。やはり男役が皆で、剣を持って舞うシーンが一番ツボかな…。もりえ・みりお・きりやん・まさお・そのか、という並びがいいです。歌やお芝居のうまいきりやんと、私好みの2・3番手、そして花時代から応援している園加ちゃん。しばらくは、月中心で観劇することになりそうです。

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