振袖前撮り
9月に娘が帰省した折に、ダメもとで「振袖の写真だけ撮らない?」と聞いてみたところ、何と「いいよ。」との返事! なぜそんなに驚いたかというと、3歳の七五三写真の時は、泣いて泣いて、やっと泣き止んだところを撮ったからなんです。予定した時間に撮れなかったので、次の赤ちゃんの撮影を先にしてもらい、その撮影風景を抱っこされながら30分間見て、やっと納得して撮った…という状態でした。
その後も、動きやすい洋服が好きだった娘は、「スカートを着なければならないから、中学生になりたくない。」と言ったくらい、洋服には無頓着だったんですよね。でも高校生くらいになって、切り詰めたミニの制服スカートをはくようになり、大学生の今は、プレゼントなら洋服、というくらいになりました。
そんな娘でしたので、気が変わらないうちに予約しよう…と思って、毎週どっさり届いていた振袖カタログの中から、次の帰省予定の分からない娘でも、レンタルしてもらえるサービスがないかと探してみました。
お断りされることも多かった中で、京紅さんだけ、「3か月間貸出しますので、通常の*割でどうでしょうか。」と言っていただけたのです。さっそく京王八王子へ出向き、膨大な振袖の中から好きなものを選び、合う帯をいろいろと出してもらって、帯締め、帯揚げ、髪飾り…と次々と好きな色合いを選んでゆきました。一つの着物が、帯や帯揚げひとつで、全く印象が変わるのを見ているのは、本当に楽しい時間でした。
それが9月のこと。その時は真っ黒に日焼けしていた娘も、昨日帰宅した時は、ほとんど元の白い状態に戻っていました。ヘアメイクさんとの打ち合わせで、髪と同じ色のつけ毛があるとアップにできるとのことで、その足でそごうに向かい、つけ毛やつけまつ毛を選び、襟足部分の産毛を剃って、本日撮影。
化粧とヘアメイクに40分、着付けに20分。さすがプロの技ですね。あっという間に、華やかな帯結びにしてもらえました。帯揚げの花はどうなっているのだろう?と思って、分解してみたのが、この写真。いつか試してみたいものです。
撮影も、8ポーズ、あっという間に60~70枚くらい撮影し、その中から、だんなと娘と一緒に8枚選び出して終了。カメラマンの指示に従って、にこやかに笑う娘を見ていて、何だか涙が出そうでした。
家に帰り、早く脱ぎたくてしょうがない娘を説得して、数枚スナップを撮ってから、脱いだものをきれいに揃えて京紅さんへお返しし、その後出社。慌ただしかったけれど、成長を実感できた一日となりました。
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