本日の試験と着物中毒の本
昨日・今日は、きものコンサルタントの試験でした。きものの着装だけでなく、歴史・織物などの、着物全般の知識が、文部科学省と経済産業省の認可団体により審査されるもので、「資格があれば、毎年美容院で、お嬢さんたちに成人式の着装をしてあげられるかな…。数か月後の娘の成人式にも、間に合うかな?」と思って、先生の勧め通り、受験してみることにしたのです。
でもね…。この試験は、装道という組織の理念も覚えなければなりません。それは、これに受かると、「装道認可教室」という看板を掲げて、自宅で教室を開講できる資格を持つようになるからです。
前に書いたかもしれませんが、中島梓さんのお書きになった、「着物中毒」という本があり、私はその本を先に読んでいたので、実は私、そんな理念なんか必要ないんじゃないの?と、ずっと思っていたんです。自分が簡単にきれいに着れたら、それでいいじゃないの、とね。
でも、その内容を読んでいくと、倫理の時間に学ぶような項目もありますけれど、でも要は、きものを簡単に装い、きものを皆に広めましょう、沢山褒めあって、皆で美しくなりましょう、といった、着物中毒の中で中島梓さんの主張していることと、何ら変わりのないことに気付いたのです。
昨日書いて提出した作文は、原稿用紙2枚に、学ぶようになったきっかけや、今後の抱負を書かなければいけないのですが、最初の序文は中島梓さんのことでほとんど埋まってしまいました。(ライブや盛装のオフで)着物を着る機会を与えてもらい、自分で装えるようになりたいと思ったこと、先生の闘病中に着付けの練習して、復帰された時にはまたご一緒したいと思ったこと、でもその願いは叶わず、先生の半襟を付けてお別れの会に出席したこと、などなど…。
その後のことは、理念に沿った優等生な答えを連ねておいたつもりですが(笑)、久しぶりに、着物を自分で着たいと思ったきっかけを思い出した一日でした。また、着物中毒を再読してみようかな…と思います。
« 夏のつくレポ | トップページ | ZUCCA x ZUKA »
「栗本薫・中島梓」カテゴリの記事
- 栗本薫と中島梓:世界最長の物語を書いた人(2019.06.02)
- 中島梓の音世界Ⅳ(2018.06.01)
- 『同窓会公演』に行った訳(2016.12.02)
- 誕生日の夜に~中島梓トリビュートライブ Vol7(2016.02.07)
- 成人式と昔の新年会の関係(2016.01.11)
「着物」カテゴリの記事
- 成人式のお着付け 2020(2020.01.13)
- 成人式 2019(2019.01.17)
- ゆかたの着付け講座と夏祭り(2018.08.12)
- 今年の夏の着物コーディネート(2018.07.18)
- 舞妓着付け試験(2018.01.28)
コメント