【星】ジャンルイファージョン
今日は、青年館で星組公演を観てまいりました。上手2列目という良席は初めてで、銀橋もないので、舞台が本当に近くてビックリでした!
なぜ今回、青年館チケットを取ることにしたかというと、先日のこの『メイちゃんの執事』を見たからに他なりません。私は時々、寝る前に見た録画が原因で、一晩中、映像や音楽が頭から離れず、夢なのか現実なのか分からないまま朝になることが、たま~にあるのですけれど、今回もそんな感じでした。そのような状態になるのは、初めて接したエリザベートとか、TBSドラマの仁くらいなんですけどね。我ながら、何で今回、そんなにツボにはまったんだろうな~と思ってます(笑)
そんなこともあって、メイちゃんの執事の時の主演と2番手が、今青年館で公演していると知り、ちょうど予定が空いたので、思い立ったが吉日!と行ってみることにしました。
私は、星組の本公演を、王家に捧ぐ歌から欠かさず見ていますので、この下級生さんたちの演技もずっと見てきたはずなんですが、実はあまり見分けがついてなくてね…。それで、昔買った星組本を取り出して、出演者の皆さんのプロフィールや素顔のお写真を覚えて、準備万端! でも、公演内容は全く知らないままで行ってまいりました。
最初は、わぁ~2列目!皆さんのお衣装の風合いや、ボタンの具合まで分かる!細かい表情まで見える!理人さんと忍さま(メイちゃん)だ~! あ、いや、死とマーキューシオ(ロミオとジュリエット)だ~! いや、ベネディクトとライナス(オーシャンズ11)だ~!と、そんな感じでした。
その上、ベルばらをフランス革命の表、スカーレットピンパーネルを裏の現実とすると、この舞台は、その間を取ったような感じなんです。私がSS席で号泣したのは、白羽ゆりさんのアントワネットだったのですが、それも星組。スカピンも星組…。昔の星組の舞台を思い出しながら、若手さんたちの活躍を間近で見る、という、何だかとても贅沢な観劇でした。
また、主演の紅さんが、これぞ男役!という美しい佇まいですね。目の前の上手に立つことが多くて、思わず見とれていると、舞台中央が視界の外になってしまって、何をしているのか見えませんでした(笑)。アントワネットさまの本当の愛について説明を受けるところは、心の動きがとても感じられるお芝居で、そこが一番印象に残ったかな…。メイちゃんの時も、寮の部屋での2人の会話だけを早送りして見ていると、最初のお仕事モードから、だんだん親密になっていく様子がすごく良く表現されていて、そこが良かったんですよね~。紅さんの、『押さえなければならない想い』を表現する時の表情が、ツボなのかもです(笑)
真風さんも、汐月さんも、男役らしい格好よさでしたが、私が今回一番良かった思うのは、「うだつの上がらない男」と人物紹介されている、美城れんさんです。ちょっと未沙のえるさんのような雰囲気で、ロスピエールを恐れていたのに、最後は味方になっていく弁護士さんを、好演していらっしゃいました。
実は、定価で前方の席が売りに出されていたので、内容はあまり期待していなかったのですけれど、楽しい観劇となり、良かったです!
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