先日はお休みをいただいて、朝から晩まで(入りから出まで)”みりおファンモード”全開の一日を過ごしてまいりました。千秋楽はお断りとなったので、この日がmy楽でしたが、ひらひらフリルに、とがった衿のついた白いブラウスと、紺色のチュニックで、気分はアンドレ(笑)。 しようもない…と、呆れないでくださいね…(^^;。こんなことは、年に一度あるかないかの大イベントなので、たっぷりとお休みを満喫してまいりました。
今までの感想のリンクはこちらにまとめておきます。
◇大劇場の感想(役替わり2公演分)
◇みりおオスカルの感想(東京)
同僚と観たホワイトデー観劇会、そして今回の感想をまとめて、ストーリーを追って感想を書いてみたいと思います。 両方とも、龍オスカル&明日海アンドレバージョンで、ホワイトデーが2階の真センター、今回が1階下手4列目でした。とても良いお席で最後をしめくくることができ、月組の皆さんの気迫あふれるお芝居を感じて、とても満足した観劇となりました(*^^)v
プロローグ
幕開き。お馴染みの小公子と小公女のイントロで始まり、その後、オスカルとアンドレが、美しく、気高い姿で登場します。待ってました~♪と思う瞬間ですね!龍オスカルの”あご”のラインが、漫画のオスカルそのものよねぇ…と、毎回感心して見ています。今回4列目で、初めて気づいたのですが、ここから見ると、目に☆が飛んでる!キラキラまばゆいばかり!初演のベルばらでは、「どのようにしたら、原画のように星を目に入れられるか」を研究したと言われていますけれど、 いやいや、本当に星が見えるとは思っていませんでした!すごいわぁ~。
普段の観劇は遠いお席なので、オペラで見ていることが多いために、特定の人(笑)しか見ていないことが多く、今回は下級生さんたちのお芝居も、肌で感じることができるのを期待していました。それなのに…銀橋を皆さんが渡って行く時でも、下手階段にいるりおさんに、視線はロックオン!半分以上通り過ぎた後になって、もっとちゃんと見ておけば良かった…と思いましたが、後の祭りでした(^^;
そんなこんなで、プロローグは夢見心地が抜けないまま、あっという間に終了。
1幕
お話は、少年アンドレがジャルジェ家に引き取られてくるシーンから始まりますが、マロングラッセがまだ若く(笑)、しゃんとしていて、なるほどーっと思います。2幕最後のマロングラッセの言葉が、私には一番ぐっとくる台詞なのですが、憧花さん、本当にすばらしい演技力だと思います。
そして、咲妃みゆちゃんの、利発な少年オスカル。とってもいいですね!毎回、剣がひゅん!と風を切る音がします。そして木の向こう側で、大人の2人に入れ替わります。客席の皆さん、大拍手♪
衛兵隊隊長に就任したオスカルが、初めて閲兵を行う日。オスカルは、初めてアンドレを置いて、一人で平民軍と向き合おうとします。この場面での、私の一番の見どころは、ダグー大佐の光月さんなんです。腰の抜かし方が半端なく上手くて、大好き。 そこに出てくるブイエ将軍も、嫌な上官のはずなのに、越乃さんが演じると、どこかカッコいいのです。いいのか…!?と思ってしまう(笑)
そしてアラン。今回はこのアランが、一番役得の多いキャラだったような気がします。星条さんの、良い面だけがしっかりと生かされていて、本当に素晴らしい演技ですよね!野性的な、でもどこか気品の残るアランの存在があるからこそ、オスカルが”女性として”存在できているような気がします。「顎を砕いてやったんだよ!」「あんな女、大嫌いだ!」と言う時、本当に怖い。震えあがるほど(笑)。近くのお席で観たら、さらに迫力満点でした。
そしてアンドレ登場♪ここで出てくる軍服は、私が、トンボ玉のモチーフにしたものなので、穴のあくほど見てしまいます。紺色をもっと濃くすれば良かったかも…とかね(笑)。銀橋を渡る、りおさんの歌にうっとりする瞬間です(*^^)v
その後、衛兵隊の武器が市民に流れている現状を調査し、面会に来た家族たちと話す場面。まさきさんの「この責任は、私にあるのだ。」の台詞が、今回心にぐっと入り込んできました。 大劇場では、前を向いて話しているように感じたのですが、どんどん進化しているんですね…。
そしてアランがアンドレの視力に気づく場面。毎回、すすり泣き続出ですね! 私も毎回うるうるしていたのですが、ある時、スカイステージで音響さんの舞台裏を紹介する放送を見てから、「物語」としてではなく、「皆で作り上げる舞台」として見るようになってしまいました。「オスカルだけには内緒にしてくれ…」の場面、壮さん、蘭寿さん、まさきさん、りおさんと、言い方が少しずつ異なるので、オケの入り方もジェンヌさん1人1人に合わせているとのことです。同じシーンを4人のパターンで放送していたので、今回はどうかな?と、オケのタイミングが気になってしまいました…。
1幕の最後は、ベルサイユ宮殿になります。ここのコーラスのレベルがすごいですね。鳥肌が立つようです。また余談ですが、りおさんがオスカルの時、月組総出演の舞台上で、りおさんが真ん中に立っていることに感動しました…。でもそう思った反面、これで最後なんだ…という思いもあり、しっかり目に焼き付けたのを覚えてます。大コーラスで一幕終了♪
2幕
衛兵隊の訓練で、2幕が始まります。遠いお席の時は、全然見えなかったけれど、前方席で見ると、下級生の皆さんの、それぞれの表情がとてもいいですね!(みりおちゃんばかり見たい気持ちを押さえつつ、周りも見渡してみました(笑))
ブイエ将軍がオスカルを逮捕しようとした時、ジャルジェ将軍が登場。汝鳥さん、いいですよね…。体面上、オスカルを叱責するけれども、父親としてオスカルの功績を認めているところです。そして、革命に身を投じるのは時間の問題と見抜いているからこそ、結婚を命じる。
でも、そこでアンドレの顔色が変わっていくんですよね(笑)。ここは、りおさんの表情の変化に注目したいので、メインのお話そっちのけで、みりおちゃんばかり見つめているところです(笑) そして物語は毒殺シーンへと続いていきます。「オスカル…すまなかった、今日のことは忘れてくれ…。」と出てゆくところ…。この日の言葉は、本当に胸に響きました。
そして、訓練場で、アランがアンドレの視力を皆に話してしまい、連れて行ってやろう!と団結するところで、またもやうるうる…。少しでも見えるうちに間取りを覚えようとするアンドレに気づいたマロングラッセが、「辛抱しておくれ!辛抱しておくれ…!」とすがるところも、うるうる…。本当に、涙の乾く暇(いとま)がありません!1階だとまだ良いのですが、2階席だと、目の下側に涙がたまると、舞台が見えなくなってしまうのですよね。困りますねぇ(笑)
オスカルの居間で、マロングラッセが「パリからお戻りになって、おっしゃってくださいませ。それだけを生き甲斐にお屋敷で待っております。」 と言うところ。昔、高校生時代に漫画を読んでいた時は、あまり心に響かなかったこのシーンが、最近特に心に残ります。母になって、子供が独立したからなのかな…。ジャルジェ家の家族が、オスカルを止めようとするシーンも同じですね。
そして物語はクライマックスへ…。今宵一夜最高~。「それでも愛してくれるか…!?」は、泣きました。愛あればこそのデュエットが、本当に溶け合うような響きで、素晴らしい。愛の歓喜の後は、怒涛の革命へ。やはり、「シトワイヤン、行こ~~~う!」は、盛り上がりますね!まさきさんのオスカルも、りおさんのオスカルも、この叫びはどちらも大好きでした♪
まずアンドレが銃弾に倒れ、「アンドレ、もうお前はいないのか~~!」 と叫ぶオスカルもまた倒れ…。ロザリーのイヤ~~~!!!と叫ぶところは、自分の気持ちそのものでした(笑)
そしてプレ100周年版特製の、ガラスの馬車登場。この馬車に乗った二人の笑顔が本当に可愛くて、素敵です。2階S席真センターの時は、このガラスの馬車が最高でした♪あれは、2階席のお客様へのサービスですね。もう、にっこにこ状態で大拍手しましたよ(笑)
フィナーレ
もうフィナーレは、みりおちゃんしか見ておりません。黒燕尾のオールバックがかっこいぃ…とか、ボレロでドレスで駆け下りてくる時の、みりおちゃんの笑顔が最高~とかね。夜も遅くなってきたので、まぁこれくらいで終わりにしておこうかな。
でも最後に一つ。エトワールのあーさまは素晴らしいですね。アントワネットを一瞬登場させて、花瀬さんに演じてもらいたかたなぁ…と思ってしまいました。これで最後なんて…。残念です。
前方席で壊れモードに
今回は、下手ではありましたが、4列目という、すばらしいお席でした。銀橋と花道の交差する辺りが、真正面に見えるあたりでしたので、銀橋を渡ってくる時や、舞台から銀橋に入る時など、ジェンヌさんの視界の真正面になることが何度かあってね…。うわぁぁぁ~~いいわぁぁぁ~~~と、一人で大興奮…(笑)。
一番困ったのが、ブイエ将軍なんです。下手方向を向いたまま、仁王立ちしていることが何度もあり、もう真正面に見えましたので、視線をそらすことができなかったのです。みりおちゃんが見たい~、でも越乃さんも見たい~と、贅沢な悩みでした(^^;。パレードで、銀橋に皆さんが勢ぞろいしたときも、同じでしたね。前のお席ならではの、どこを見たらいいの???という嬉しい悲鳴でした!
そのような状態でしたから、もうきっと満面の笑みで、拍手したままの”お祈りポーズ”で見ていたと思いますので、何度か、もしかして視線をいただけたかも!?と思う時があったんですよね…。先日きものコンテストに出た時、舞台から4~5列目の審査員の表情がしっかり見えたことを思い出し、あぁ…お目めキラキラ状態の、呆けた顔が見えてしまったのかもしれないな…と思い、ちょっと恥ずかしくなりました(笑)
以上で、ベルばらの感想は全て終了です。千秋楽行けなくても、もう満足です~と心から思うことができましたので、いいmy楽でした♪とんぼ玉を作りながら、心待ちにしていたベルばら東京公演…。毎回素直に楽しませてもらいました。 明日の千秋楽が、無事に終わりますよう、心からお祈りしております。
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