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2014年8月24日 (日)

【花】 2014花組エリザベート 初日の感想:(追記あり)

eliza_flower_2014_08.jpg 花組エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)が、明日海りおさんの、トップお披露目公演として初日の幕を開けました。もう初日から素晴らしいクオリティで最高です!!この日、上演回数も通算800回となり、ミニクリアファイル(左写真)が来場者全員に配られ、私もそれを頂くことができました♪公演写真はこちらです。

初日写真(明日海):デイリースポーツへのリンク

 このブログを読んでいただいている方はご存じですが、新公時代から応援しているタカラジェンヌさんの、大劇場トップお披露目公演になります。それを知っている友人たちから、きっと感慨もひとしおだろう…、ドキドキしながら入り待ちしているだろう…と、沢山のメッセージを頂きました。でも、気にかけて頂いて、とてもとても嬉しかったのですが、実は初日の朝は有馬温泉にいて、大阪で一人暮らしをしている娘と豪華朝食中だったのです(笑) 遠征はしていましたが、入り待ちはしていませんでした。申し訳ない(^^; そんな笑い話はありましたが、初日を観劇して私がつぶやいたのは、こんな言葉でした。


 「初日の花組エリザベート観てまいりました。昔のエリザで宝塚に落ちた私は、その後、どのエリザにも満足できなかったのに、今日は違った!素晴らしい!初日はスタンディングオベーションで拍手が鳴り止みませんでした。初日からこのクオリティは凄い。

 みりおちゃんのお披露目で泣くとは思っていたけれど、全体の仕上がりが素晴らしいことに感動しました。心配だった蘭ちゃん凄い。よくここまで仕上げてきた!フランツとゾフィーは、今までで一番好き!ルキーニは予想通り堅実に素晴らしい。これが初日だなんて。東京千秋楽へ向けて、更なる進化に期待です(^^)」


 この2点に、私の感想は集約されます。以下、場面ごとに感想を書いてゆきますが、ほぼこれに沿った内容になります。みりおファン目線だけれど、皆のレベルの高さに感動しました、という感じ(笑) 書き始めたら止まらず、長文になってしまいました。あしからず(^^)

全体の構成

 セット・背景・登場の仕方は違っても、ほぼ今まで通りの内容でした。ショーはかなり違います。

開演アナウンス

  もう客席大拍手。私は中日のプレお披露目があったので、うるうるすることはなく、落ち着いて聞くことができました(^^;

1幕:プロローグ

 ルキーニが素晴らしいです。「さぁ語っておくれ。そう!エリザベート!」の迫力がものすごい。闇へといざなう、押し殺したような曲調で始まり、次第に高揚してゆくメロディーが大好きです。そして、闇の帝王トート閣下の登場!!!少しお痩せになったのでしょうか…。頬のこけた感じが、バサラの時の美しい謙信と全く違います。登場だけで「死」を感じました。そしてその後の「エリザベート!♪」の声量と気迫に、おお!これは、新人公演の時のトート閣下と全く別物だ…と感じ、期待はMAXに…!

ポッセンフォーフェン城・シュタルンベルク湖畔

 蘭乃はなさん、少女時代のシシィが秀逸です。正直申しますと、今回の配役で一番心配していたのが、彼女だったのですが、この少女時代に限って言えば、今までのシシィを軽く超えると思います。素晴らしい…。音程も安定しているし、少女らしい、自然な身のこなしとお芝居は、娘役トップの経験がものを言っていると思いました。花總さんを彷彿とさせる一瞬があったのは、やはり尊敬している先輩だからでしょうか。

愛と死の輪舞・冥界

 トート閣下は、せり上がりで登場。今まで聞いたどの愛と死のロンドよりも、心を込めて歌っているように感じました。背景は、青と紫が基調の闇。シンプルだからこそ、トートと黒天使が引き立つように感じた場面でした。

謁見の間

 フランツとゾフィーの歌唱が素晴らしい!この二人が安定していると、この場面がこれほどまでに引き締まるのだ…と実感しました。一花さんのゾフィーは、美しく冷たい理知的な冷酷さと、「切れ者」感を漂わせるキリッとした面を持ち、歌唱の安定感も含めて、私の中で一番のゾフィーになりました。フランツの弱々しさを出すのが大変だと聞きましたが、みっちゃん(北翔さん)、なりきってました。すごい~。ただ、死刑囚の母は、まだまだ物足りない。今後に期待です。

バートイシュル

 ルキーニへの、「休憩しないの!」で客席から笑いが…。シシィは、淡い水色のドレス。珍しいですよね!本当に可愛らしい。

天と地の間

 フランツのプロポーズの歌。この歌が、ここまで心に響いたのは初めてかも。みっちゃんのフランツ最高!シシィの歌唱も良くて、思わず涙ぐんでしまいました。その後の、「予定が狂うのは俺じゃない、ハプスブルク家だ!」のトートが、ものすごい迫力です。

(わぁ~きゃぁ~と、思わずファンモードに突入する一方で、この青緑のお洋服素敵♪とんぼ玉にできるわ…青緑のマイカパウダーに、銀粉と青を散らして、トートの髪の毛を表現しよう…なんて思っていました(^^; )

結婚式

 不幸の始まりが、これほどまでに良いと思ったのは初めてでした。最高!みりおトートの”あやつり感”が好きなのかも(笑)

舞踏会

 新人公演の時とは比較にならない、素晴らしい最後のダンスでした。でも、一番びっくりしたのはダンスのキレ!こんなに鋭いキレの踊りを見たのは初めてかも。蘭寿さんの下で学んだ成果なのでしょうか。歌いながらの踊りでも音程が乱れず、良かった。この時の鬘は、横の髪を後ろで留めているバージョンです。

シシィの寝室

 ルキーニの滑舌がとても良くて、本当に狂言回しとしての役割りに徹しています。音程も抜群!そして、ゾフィーの歌にゾクゾクします。

天空

 私だけには、最後に一瞬危うくなったけれど、初日からこれだけ歌い上げるとは正直思ってなかった。蘭ちゃん、本当にお稽古したのだろうな…と思いました。退団公演、そしてエリザベートにかける意気込みを感じた歌でした。

ハンガリー・ウィーンのカフェ

 エルマーの銃を念力で下ろすシーン。トートの目力(めぢから)がものすごいです。「ゆけ!ウィーンへ……(中略) 彷徨う~~(エコー)」のところ。もう私も行きます~って感じ(笑) ウィーンのカフェでは、トートがスタンバイする瞬間を発見しました。紙?新聞?で顔を隠しつつ、お店の右側から入ってきます。

シシィの居室

 「今宵だけは~~~♪」と歌うフランツ。この歌、心に響きます。何で、このフランツの思いが、シシィに伝わらないの!と思うくらいです(笑) そして、トートがフラれるところの表情に注目!ショックだけれど、それを表に見せないで無表情に見えるのですが、そのこわばった固い表情が辛そうなのよね…。その後、そうだ…と思い立ったように歩き出す、ミルクにつながる瞬間が良いです。

ウィーンの街頭

 この場面の”ミルク”は泣きました。花組全体のコーラスの勢いを感じたこと。そして、その銀橋の中央に、トート閣下としてみりおさんが立っているのを実感したこと。もしかしたら、ここで初めて「トップ就任」を感じたのかもしれません。何だか、泣けてしょうがなかった。

鏡の間

 フランツが後ろ向きで歌うのですが、その心のこもった歌唱だけでうるうるしてきます。この心に響く歌が、エリザベートの心を開き、扉を開けさせたのだ…と思った一瞬でした。 

 そしてエリザベートが、あの髪飾りと白いお衣装で登場!そして、客席の視線が蘭ちゃんに集中する瞬間に、トート閣下がオケボックスから銀橋に登ってきます。ここのトートの歌も素晴らしい…。この場面で初めて、「予定通りではない。やられた…。」という弱さを見せるのです。でも、その後必ず取り返す!という闘志が感じられ、一幕の幕が下りたところで、もう嗚咽状態でした…(^^;。

2幕:キッチュ

 初日は800回の話。翌日昼公演は、クールビューティーなお姉さんを狙って、シャッターをパチリ。

戴冠式

 制作発表の記者会見では、私が踊る時のハーモニーが不安定でした。それもあって、稽古場風景が放送されるまで不安だったのですが、初日のこの歌は完璧でした!ハーモニーも声量も!素晴らしい~♪

ゾフィーのサロン

 老人になっていく過程を、じっくり拝見させてもらいました。皆さん、個性があって面白い!気合い入ってますね~。

食堂

 マダム・ヴォルフの大河凛さん。スカイステージで見た時、こんな清純派の可愛らしい方が、「色気ダダ漏れを目指します!」と言っていても、全然信じられなかったけれど、いやいや、色気出てました!ロミーやタチアナさんの、娘役ダンサーが上手すぎ。そうそう。最後のロケットでも、娘役ダンサーが素晴らしい出来でした。マデレーネは、昔の蘭ちゃんの方が可愛かったと思いますが、色気という面では今回の方が良いかも。

運動の間

 「死ねばいい!」は最高!美しさ、妖しさ、お芝居、歌、迫力、全てで、完璧なまでのトート閣下♪「倒れるほどのダイエット、どうして続けるの…」の、リボンをほどく手が、超絶色っぽいです(笑)

病院

 初日は素通り感があったのですが、今日はうるうるでした。仙名さんのヴィンディッシュも良かった。

独立運動

 ルドルフも良かった。もう少し熱さがあっても…とは思いましたが、芹香さんの持ち味のルドルフなのかなぁ~という感じです。みりおトートとの並びは、何故か、マテ&古川さんを思い出しました。ルドルフの方が背が高かったからかしら。

 闇が広がるは、歌い終わった後のトートの眼に注目です!冷たく隙のない、妖しいトート閣下。誘惑する時の歌は色っぽく、死の接吻の後は、恍惚感のある「してやったり」の眼…。ボー○ズラブ系の、ドキドキ感いっぱいのシーンですね(笑)

葬儀

 エリザベートの苦悩の歌に、うるうるしかけたのですが、ルドルフの棺の上で髪をくるくるとさせるトート閣下が色っぽくて、超絶美しい…。うわぁ…と思って、いきなり引き戻されました(笑) 

 この場面では、エリザベートの「愛」を手に入れることができないトートが苦悩します。その感情を表現する愛と死の輪舞が秀逸です。明日海さんの歌の中で、この初日で一番良いと感じたのは、この2幕のリプライズでした。春の雪を彷彿とさせるような、迷いや苦しみの伝わってくる歌。苦悶の表情も美しく、鳥肌ものです。

レマン湖

 老夫婦となった、フランツとエリザベートの「夜のボート」に、客席涙・涙…。一番すすり泣きが多かったように思います。二人のハーモニーもぴったりで、北翔さんのリードが素晴らしい。

答弁・エピローグ

 フランツの迫力が際立っています。みっちゃんの底力を感じる一瞬。その歌に押されるトートが、追い込まれてナイフを取り出すのですが、その流れを初めて感じたように思いました。なるほど!と思った場面です。ここからのルキーニが変貌します。それまで「語り手」だったのが、一瞬にして狂気を感じるお芝居。さすが!!!

 そして昇天…。エリザベートを抱きとめた時の、静かに勝ち誇った表情のトートを見たら、もう泣けて泣けて…。その幕が降りても、余韻に浸ってしまうのですが、同時にせり上がってくる、北翔さんの愛と死の輪舞がすばらしいのです。柔らかな歌声に包まれて昇天の余韻を楽しむ…。素晴らしい構成です!

ショー

 デュエットはギターで、「狂詩曲スペイン」風のアレンジ。私が踊る時が、ワルツのようなリズムになっているため、最初なかなか乗れなかったのですけれど、二日目は楽しめました。2幕で拒絶したエリザベートが、トートを選んで踊る…というストーリーですね。蘭ちゃんのおみ足が美しい(笑)

 でもやはり何と言っても、ショーの目玉は片手を上げて踊る男役の燕尾でしょう!あえてオペラを使わず、中央で踊る明日海さんをじっくりと観させてもらいました。もうウルウルものでね…。みりおさんがはけた後の、中央に立つ北翔さんにも感動しました…。

 最後の大階段。羽を背負って最後に降りてくるみりおさんが、それまでの、一瞬たりとも隙のなかったトートの表情から一転し、明るい幸せそうな表情で降りてくる…。声を出して泣きそうなくらい、嬉しかったな…。

 そして初日のご挨拶は、更に普段の、素顔なみりお「ちゃん」でした。私の後ろで、若いカップルが観劇していたのですが、男性さんが挨拶に大うけ。挨拶するたびに、おお、そうくるか!可愛いじゃん!という雰囲気で笑っていて、とても楽しそうでした♪

初日挨拶

 高翔組長さんより、800回達成、お披露目、退団者、専科・新組態勢・異動・組配属、役替わりの紹介、など。その後、明日海さんのご挨拶。

 「初日の舞台をご覧いただき、ありがとうございました。明日海りおでございます。頭上の看板の通り、上演回数が800回となりました。これも皆さまのおかげあってこそ、と、感謝の心でいっぱいでございます。 (中略) 私の同期、望海(のぞみ)だいもんは……だいもんという愛称でして(客席笑い)……だいもんはこれが花組生として最後になります。相手役の蘭乃はなも、タカラジェンヌとして最後の公演となります。日々力を尽くしてまいりたいと思います。本日は本当にありがとうございました!」

 「今回8度目で、プレシャーを感じながらお稽古をしてまりましたが、これから一日一日、もっと役を深め、大切に演じてまいります。え……ので……これからもお楽しみに♪」

 「皆さまも、夏バテにはご注意ください。エリザベートパワーで、ふっとび…吹っ飛ばします!(客席へ”気”を送る仕草)お気をつけてお帰りくださいませ。本日は本当にありがとうございました!」

---

 以上です。長々と書き連ねましたが、最後までお読み下さり、ありがとうございました。次は、9月にもう一回遠征予定です。

追記:

  * 2週間後に書いた記事はこちら⇒ みりおファンモード全開で♪ 
  * 東京公演の感想はこちら⇒東京マイ初日
  * 東京千秋楽前日の感想と、ブルーレイの感想はこちら⇒ 東京マイ楽&BD

9/11 追記

 2回目の遠征で、 実在のエリザベートの書物を買って読みましたが、このミュージカルは、本当に彼女の生涯を短く上手くまとめてあるのですね…。私は女官の歌にいたるまで、そらんじているので、一つのセリフに沢山の意味が込められていることが分かりました。次回はもっと共感を持って聞けそうです。

 また、この朝日新聞公演評 の中に、「その完成度は、エリザベート上演史上最高レベルといっても過言ではありませんでした。」と書かれています。 これこそ、私がこの初日の感想の中で、書きたくても書けなかった言葉…。でも、贔屓が主演を務めている公演について、いくら私がこう書いても全く信憑性がありませんし、今までの出演者に失礼に当たるような気がして、とても書けなかった。

 でもね…。やはり今までの公演を観ていても、「このトートは好き!」「ルキーニならこの人!」という感想になってしまって、全体的なレベルが揃っているか…と言われたらノーだったと思います。この歌い継ぐ形のミュージカルは、誰か一人、圧倒的な存在感があるだけでは成り立たない。コーラスも含め、どこかに穴があると興ざめしてしまうのです。それが今回は、歌唱力を持つメンバーが、皆、それぞれの個性を持って魅せている。それが今回の成功の源だと信じています。花組万歳♪

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コメント

イイネを押してくださいました皆様へ。

コメントまで残して下さり、ありがとうございました!
あちらからは、個別にお礼を書くことが出来ないため、
こちらで感謝のメッセージを伝えたいと思います。

読んでくださいまして、本当にありがとうございましたheart

観劇レポートを読んでくださいました皆様へ

昨日は、過去最多…というくらい多くの皆様に読んでいただけたようで、本当にありがとうございました。コメントまで残して下さった方もいらしたのですが、どの記事にイイねを押したか分からないため、ここにまとめて書かせていただきました。花組エリザベートの、反響の大きさを感じております(^^)v

あえて、こちらのコメント欄を使わないのは、大勢の皆さんに見られたくなのかな…と思いましたので、こちらでの返信は控えさせていただきますが、本当に励みになります!コメントは、個別メッセージとして保存させていただきました。ありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願いいたします(o^-^o)

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