足かけ一年、”追いかけてきた”エリザベート。とうとう本日が千秋楽となりました。現在、千秋楽が今まさに演じられている時間にこれを書いています。自分の観劇は昨日が最後で、「最高の観劇と感動をもらった」と思っていたのですが、やはり、終わってしまうのが寂しくて寂しくて、どうしても落ち着かなくて…。
本当は、千秋楽の出に行きたかったのですが、不摂生がたたったのか、気が抜けたのか(^^;、長時間立っていられる体調ではなく、公演時間に合わせてBRを再生しつつ、あらためてこれまでを振り返ってみることにしました。
(投稿しようとしたら、プログラムが落ちて全部飛んでしまいました…。途中まで保存されていたものから書き足したので、ちょっと最初よりテンションが落ちているかもです…)
チケット難でも…
考えてみたら今年は、エリザベートに始まり、エリザベートに終わった…というくらい、エリザベート三昧の1年だったと思います。1月にお披露目として演目が発表になってから、3月に配役が発表。4月のJCBの先行受付から、この11月まで、足かけ8か月の間チケット確保に奔走した結果、大劇場初日から東京千秋楽前日まで、合計9回の観劇が叶いました。
私が宝塚にはまる”きっかけ”となった花エリザで、長く応援した方が花組トップお披露目…。絶対に観る!という気合いで、数えきれないくらいの抽選に入れ、貸切り公演やチケットサイトの先着順も頑張りましたけれど、それよりも友人たちから、いろいろと情報を頂いたのが大きかったと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
途中、大劇場と東京公演の間に、3番目の子として育てていた14歳の愛犬が亡くなり、「死」をテーマにしたエリザベートを観たくない…と思った時期もありました。7月までは仕事が非常に忙しかったので、全て、予定通りに観られたのは、奇跡に近いことだと思っています。家族の理解にも感謝しなくてはいけませんね…。
今までの記事
一時期、「明日海りお」と入力するだけで、自分の記事がトップページにヒットしてしまう状況が続き、これは困った…と、何年間か意識して、検索に引っ掛からないように文章を書いていた時期がありました。
でも、この初日レポートだけは違った。明日海さんのお披露目として観に行ったエリザベートでしたが、「初日からこの歌唱のクオリティは最強」と思った、その花組全体で作り上げた素晴らしい作品を、沢山の方に知ってもらいたいと思った。それで、意識して検索に乗るようなキーワードを盛り込み、アクセス解析を見ながら編集し直していました。自分の覚書ではなく、人に読んでもらうことを前提に書いたのも、初めてだったかもしれません。 その結果、今では「エリザベート 感想」と検索するだけで、トップページに表示されている状態です。 少しでもその感動が伝わり、観たいと思って下さる方がいてくれたのなら…と思っています。
◇ 大劇場初日 (1階18列)
◇ 友人と大劇場遠征(みりおファンモードで書いた記事。2階S席)
◇ 大劇場 前楽 (日帰り遠征。B席)
◇ 東京 マイ初日&e+貸切り (下手4列、上手7列)
◇ エリザベートのとんぼ玉 試作
◇ エリザベートのとんぼ玉 最終形
ブルーレイ
長年宝塚を観ていますが、DVDは買わない…というのが私の信条。(と思っていたのですが、今、確認したら3つもありました…orz) 1年待てば録画できるのだから、そのお金で観劇に行こう…と思って、キャトルに寄ってもDVDコーナーは素通りするようにしてきました。
でも今回ばかりは、長く応援してきた方のトップお披露目。その上、やはりみりおさんは「お芝居」の方なので、映像で見たい…と思ってしまって、ヅカ人生で初めて、「現在公演中の舞台の録画」を買ってしまいました。 でもね…これが感動しっぱなしだったんです
* こんなにアップで見られるなんて…細かなお芝居や、心の動きまで鮮明に分かる!
* こんな足運びしてたのか!(闇が広がるでルドルフと歌う場面)
* 「猫を殺した!」と子ルドルフが言う時の、トートの微妙な表情がツボ(笑)
* 心閉ざして生きてゆくわ~と歌うシシィの姿を観るトートの眼!
トートの感情がビンビン伝わってくる!
* ミルクの、リズムを全身で感じながら歌うりおさんが、最高!
* そしてあの、「死ねばいい!」が何度もリピートできる!!(歓喜)
* 明日海アングルは、自分の観劇した時の記憶そのもの!(汗)
* 特に、下手から銀橋に入るところに設置されたカメラは最強(笑)
* 金燕尾で上手にはける明日海さんが客席を一瞬見るシーンは、観劇時を思い出した!
など、我ながら、あきれるほどでした(笑) 今までだって、「録画」は沢山観てきているのに、どうしてこのエリザBDに感動するのだろう…と思ったのですが、通った公演だからこそ、細かい発見が新鮮だったのかな、と思います。
そして、この感動の後に、もう一度同じ舞台を生で観られる…!これが、今まで一度もない経験で、嬉しかったです。
マイ楽
千秋楽前日の、11時公演が最後の観劇となりました。四時半起きで朝食を用意し、身支度して六時に家を出たのですが、前日は仕事がなかなか終わらす、睡眠時間は3時間^^; 睡魔が少々不安だったのですが、大迫力の歌とオケで、集中して観劇できました♪
席は2階1列目でしたので、前に座っている人の状況に左右されず、ジェンヌさんの表情も、全体のフォーメーションも分かる、本当にいい位置でした。音響の調整がそのあたりに合わせてあるのか、響く音を体で感じながら、迫力ある歌とオケの演奏を聴くことができて本当に嬉しかった。大劇場初日は、どれくらいのレベルの歌に仕上がっているのか、少々ドキドキながら観ていましたからね。
ちなみにこの日は、ダニー(オーシャンズ11)の香取慎吾さんと、雪組エリザベートの白羽ゆりさんがご観劇。ルキーニのアドリブも、七五三から始まり、このお二人の紹介もあって、長くて得をした気分でした。香取さんは立って挨拶したみたいだけれど、2階で見えませんでした…。ルキーニは、「俺はベネディクトだったんだぜ!」みたいなこと言ってかな。でも終演後に出て行く時は、お二人をじっくり見られたのでラッキーでした♪
最後、エリザベートが暗殺されるところ。最初は傘で抵抗するけれども、トートの声を聞いて、ナイフを受け入れるシーンから、昇天までを観ているうちに、泣けてきてしまって…。大劇場初日は、お披露目おめでとうの気持ちの涙だったと思うのですが、今回は、これで終わりであることを実感した涙だったのかもしれません。エリザベートの世界に没頭でき、存分に楽しめて、大満足のマイ楽でした。
次は、それぞれの方について。 (11/23: 一部お名前を間違えておりました。申し訳ございませんでした。)
明日海さん
歌唱も安定…という記述をよく見かけますが、努力して今があることは、新人公演で演じたトートと比べたら、一目瞭然です。本当に、一つ一つ努力で階段を上ってきた方ですよね。最後のダンスは迫力の歌唱で、全身で楽しませていただきました。全体を通して、こんなにも伸びやかで甘く美しい歌声だったのか…と感無量状態で聞き惚れていました。これからのトップとしての公演がとても楽しみです。
蘭乃さん
千秋楽の入りで、本当に小さくて細くて可愛いお姿を拝見できましたが、舞台ではタイトルロールをしっかり務めきり、素晴らしいラスト公演でした。娘盗んだ!のところなど、お芝居の力強さがどんどん進化していましたね。病院の場面、最初の頃はヴィンディッシュに押されがちに見えたのですが、東京になってからは、シシィの抑えきれない気持ちがにじみ出る素晴らしい歌唱で、毎回うるうるさせてもらいました。ご卒業、おめでとうございます♪
北翔さん
毎回毎回、泣くのはみっちゃんの歌ばかり…。扉を開けておくれのところも、君を失うくらいなら信念を破ろうのところも、もちろん大好きな最終答弁やショーの愛と死の輪舞も、本当に堪能させていただきました。青年館、抽選が当たるといいな…。
望海さん
今朝の同期の入りを見ながら、もう見られないんだ…と寂しい気持ちでした。今回のエリザベートは、望海さんのルキーニが全編を通してしっかりと支えたからこそ、ハイクオリティなものに仕上がったのだと思っています。確かな歌唱と狂言回しとしての滑舌は、本当に素晴らしかった。雪でのご活躍をお祈りしています。
桜一花さん
私が昔、花組に通っていたころから応援していました。一番好きだったのは、アーネストの準主役だったかな…。すごいと思ったのはカルロッタと今回です。私の中では、今と昔をつなぐ唯一の方だったので、本当に寂しい。
真彩希帆さん
今、私の一押しの娘役さんなんですが、家でBDを再生していたら、旦那がチェックを入れていました(笑) 数小節だけのソロで、すごいと思ったらしい。組替えは寂しいですが、頑張ってほしいです。
もう、この時間は退団の皆さんも出られましたね。ご卒業おめでとうございます♪
先週はBDでお芝居を堪能し、マイ楽では大迫力の歌と音楽に身を委ね、満足の観劇ができたことに感謝です。感動を本当にありがとうございました♪
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