【宙】 白夜の誓い・PHOENIX宝塚
今日は息子の引っ越しでした。お昼を食べる時間もなくバタバタとしていたら、あっと気付くと2時半ではありませんか。あと1時間で開演してしまう…と東急線に飛び乗り、3時に有楽町に着くことができました(^^; そのようななわけで、やっと座ってゆっくりとしたら寝てしまうかもしれない…と心配していたのですが、予想以上に楽しく、あっという間の3時間を過ごすことができました。
予想以上…と言うのには、理由があります。実は、退団公演なのに、定価でチケット救済サイトに出ているんですよね。本来あるべきチケットの形ではあるのですが、高騰しないということは、そこまでお金をかけて観たい人がいない…ということでもあります。Now On stageを視聴しても、皆さん役作りに苦しんでいる様子で、なかなか引き込まれるものがないし、どんなお芝居なのかしら…と、少々不安に思っていたのです。
ですが、私はこのお芝居、面白かった。最後の結末がハッピーエンドではないけれど、それは史実ですし、初恋と夫婦の在り方も納得できる内容で、かなめさんのストイックな役作りの集大成を観たような気がしました。私は一回だけなので、どこがどう変わったのかは分かりませんが、大劇場初日と比較すると、かなり凰稀さんの意見を取り入れて、修正をしてきているようですね。何となくですが、『男役の美学を追及する孤高のスター』という印象を受けました。
そしてショーは、かなめさんの魅力を存分に堪能できるように構成された、きらびやかなショー。タカラヅカ舞夢と似た印象の場面が多いな…と思ったら、藤井大介先生だったのですね。かわいい子猫ちゃん、が、可愛い小鳥ちゃん、になっていましたね(笑)
これは紅白か!?と思わせるような巨大衣装の演出があったり、7変化があったり、女装があったり(笑)。ショーでは男役トップさんがドレスを着ることも多いのですが、どうしても女性になりきれない部分が見えてしまったりするものです。でもかなめさんは、男役トップとしての立ち姿と、完全な女優としての美しいドレス姿を、同じ舞台で完璧に使い分けており、それには感嘆しました。
今日は、かなめさんときたろうさんの最後の姿を見てこよう、というくらいのノリでしたが、みりおんちゃんの透明な歌声を聴けたし、いい観劇になって良かったです。
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