『同窓会公演』に行った訳
勝手に副題を付けさせていただきましたが、先日私が観に行った演目は、「デモクラッシャー」という題名でした。でも、私にとっては、『中島梓さんが演出していた公演メンバーが集った公演』としか見えなくてね…。没後7年半が経ち、あれだけ影響を受けつつも、最近は既に遠い存在になっていた中島さんですが、このメンバーを見た途端、「何で行かないの~!?」と言われているような気がしてしまって…。公演期間が短いので難しいかな…と理性では思っていたのですが、都合つけて行ってこなくっちゃ!という、何かに突き動かされるような心持ちでした。
でもそれは、出演者の皆さまも同じ気持ちのようで、懐かしい同窓会のようだというコメントが相次いでいます。
葛城七穂さんのツィート(クリックで飛びます)
『私にとって今回出演の石原、水木、花木、私、演出の中山は同窓会メンバー。かつての中島梓ミュージカルを観てらした方には是非御覧頂きたい。そんな想いが実はあるのです。』
花木さち子さんも、再開を楽しんでいるとコメントしていらっしゃいましたし、石原慎一さんも、『まるで中島梓が ヤレと言ったかのような座組み』と表現していらっしゃいました。花木さんの音世界プロフィールに、このメンバーが出ている公演名がいろいろ書いてありますが、本当に懐かしい演目ばかりです。この、18年前の中島梓演出・作曲の舞台がなければ、私は『観劇』に一生縁はなかったでしょうし、宝塚も知らずに過ごしたことでしょう。
参考までに、初観劇のことを書いた記事↓
当時の観劇の感想は、まだブログを始める前のことですので、クローズドの掲示板に書いていたのですが、実は私、学生当時は、読書感想文が大嫌いでした。そのため、観劇しても全く感想を言葉にできなかったのですけれど、中島さんと直接お話したい一心で、少しずつでしたが感じたことをアップしていたのです。プロの文学賞受賞作家さんに、文章で感想を伝えるのは並大抵のことではなく、ほんの5行程度書くのに30分以上悩んで書いていましたね。でもその結果、今、このブログを書けるくらいに、「感情を言葉にする」、という訓練はできたのかな…と思います。
何でここで芋?だと思いますが(笑) これは友人が育てたお芋です。初日に行く!とつぶやいておいたら、当時お世話になった友人が、終演後にもってきてくれたのです。もう、もっちり感がすごいんです!ぱさぱさ系が苦手な息子が、これは美味しい♪とたくさん食べてくれました。すごいわ~。ありがとうございました。
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