叔母としての結婚式と留袖
秋から冬にかけて多忙を極めておりましたが、この週末の結婚式の出席で、ひと段落となりました。本当は、花婿の母である義妹の留袖の着付けを頼まれたので、事前に一回でも練習したかったんですけれどね…。成人式の日以来2~3週間、他装をしていなかったので…。
でも先週一週間は仕事の山場と重なり、夜に手土産を買いに行くヒマすら取れず、前日の夜は、一旦20時頃に家に帰って夕飯の支度をしてから、21時ごろにイオンモールまで出かけ、22時頃から荷造り…という状態でした。でも今日は一日家から一歩も出ずに、ゆるゆるとお片付けしています(^_-)-☆
さて本題。この週末は、16年ぶりに披露宴に出席しました。何と初の「叔母」として!(^^) 娘と同い年の甥っ子が結婚することになり、主人はアメリカから、娘も京都から駆けつけたので、約半年ぶりで家族が揃いました。義妹家族や義父母も一緒なのは、5年前に「15年ぶり」で会った以来ですので、本当に珍しいことだったのです。
最初にこのおめでたい話を聞いた時、おぉ初めて留袖で結婚式か!?練習して5分で着られるようになった留袖を、とうとうお式で着られるのね!と思いましたが、ここは「バランス」が大事だろうと思い、妹に聞いてみることに。
結果としては、名古屋は「式」を重んじる地域ということもあり、両家のお母さまが留袖を着るということでしたので、私も留袖で大丈夫かな、ということになりました。
ところが…。
私が周りの人に、甥っ子の結婚式に行くのよ~初めて留袖で結婚式よ~と言ったら、何で叔母で黒留袖なの!?両親と間違われるよ、信じられない、と言われたのです。
まぁ最近の風潮で、カジュアルな結婚式も増えているので、その方が出た結婚式では、留袖は似つかわしくないのだろうとは思いましたが、着物のこと知らないの?常識外れね、的な言い方だったので、そんな時代になったんだろうか…と思ったんですよね…。
私の感覚だと
* 洋装は、カジュアルパーティと高級ホテルの宴会場では、相応な服が違うので、難しい。
* 留袖なら、相手の家の方に対しても、とりあえず「失礼」にはならない、これさえ着ておけば間違いではない無難な服。
だったのです(^^;
そして当日朝。自分はホテルでちゃちゃっと留袖を着て式場へ行き、更衣室で妹を着付けることになったのですが、何と本当に狭い部屋で、ヘアセットも他の着付けもしている…。つまり、専属の着付け師さんが隣で他の人に留袖や振袖を着せている!(式場の着付け師さんは、レベル高い方ばかりです)
初めての場所で、レンタルの留袖を広げて準備をし、それを専属の着付け師さんから見えるところで、「花婿の母」を着付けなければならなかったのです。先生に見られているよりも緊張したのか、補正のタオルを忘れ、はおった長じゅばんをもう一度脱がせたり、狭い場所でワタワタして、いつもより時間がかかってしまった上、少し離れて遠くからバランスを確認することもできず、すみません…という感じでしたm(_ _"m)ペコリ
でも、やりにくかったのは向こうの着付け師さんも同じだったようで、衿のピンチを外し忘れたまま送りだしてしまってました(^^;
そのあと、私はその部屋に残ってヘアをセットしてもらったので、その間、いろんな話をしたのですが、ブライダル業界もいろいろ大変なようです。名古屋はまだまだ、従来型の式を挙げるのが主流だそうですが、東京では式すら挙げないことも多くなってきたとか。会費制は北海道の風習かと思っていたら、都心部ではそれが多くなっているのだそうです。
確かに、そのような1.5次会というべき会費制披露宴だと、親族というよりはパーティ参加者の一人になりますから、留袖は不相応だという人がいるのも分かります。やはりTPOにあった選択が必要ですね。
そして、人前式のお式のあと、披露宴が開宴。結局、親族で留袖を着ているのは私以外にも3~4人いたかな…。従来型と言っても、本当にオリジナリティのある、盛りだくさんで楽しい結婚式でした。
- 花嫁のブーケではなく、ブロッコリートス、知っていますか?今回は、教え子の8~9歳の男の子がキャッチしましたw(゚o゚)w
- 菓子撒きは、招待された子供たちも熱狂!(駄菓子を、豆まきのようにまくのです)名古屋の風習だそうです。
- 招待客も巻き込んだ風船割りゲーム。前に、Just Marriedと書かれた風船をお茶会で見たことがあるのですけれど、最近は風船が披露宴で使われるのですね(*^▽^*)
何より、新郎新婦の楽しく幸せそうな笑顔が印象的な、披露宴でした。
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