ロマーレ @ 東京藝術劇場
今日はロマーレを観てきました♪お花様カルメンという前知識だけで観たのですが、今回の演出や脚本がとても良かった!何故カルメンが奔放と言える行動に出たのか、女性目線の解釈が新鮮。友人のおかげで良席でお芝居を楽しめました。主演二人の芝居力と美貌、周りの人たちの歌唱力、ダンス力に脱帽(^^)
これが、凝縮された感想なのですが、少しだけ追記を。でも、まだ始まったばかりですので、できるだけネタバレしないように書いてみます。
実は私、宝塚以外のミュージカルを観て、これほどまでに満足感のある舞台ってなかなかなくて…。エリザベートですら、いいと思うことはなかなかないのです。コスパ悪いというか、あら…これで終わりなんだ…みたいな…。自分が宝塚に慣れているために、何というか、尻切れトンボな気分になるんです。
役者の技量や楽曲の素晴らしさという意味なら、もっともっと良いものは多く存在するはずなのに、今回脚本に満足したな…と思った理由が分からなかったので、ちょっと考えてみました。
* 一般的な”カルメン”の舞台が終了したと思ったら、それだけで終わらなかったこと。
* 過去と現在をつなぐ仕掛けがあり、なるほどと思ったこと。
* 女性目線の解釈が、とても腹落ちしたこと。
* 救いのあるエンディング。
ではないかな…と思います。
ナレーションの、これは男の側から見た話だという説明も、なるほどと思いましたが、一番心に残っているセリフが、自分は手を差し伸べた、でもあなたは自分の側に来ることだけを望み、私の方へ歩み寄ってはくれなかった、という言葉。これら一連の流れがとても納得できるものでした。
そして最期、あえて最後ではなく最期と書きますが、答えを見つけて果てるところも、救いがあって良かった。
あ…もうひとつ最後に。べっぴんさんに出ていた松下くん。俳優さんと思っていたら、元々歌でデビューした人だったんですね~。知りませんでした。迫真の演技は素晴らしかったです!
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