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2019年6月 2日 (日)

栗本薫と中島梓:世界最長の物語を書いた人

読みたくない…という気持ちがあったのに、読んでしまいました。

「栗本薫と中島梓 世界最長の物語を書いた人」里中高志

私にとって、中島梓さんは、高校生で栗本薫名義の著書を読んで以来、10年前に旅立たれるまで、私の人生に多大な影響を与えてきた方です。ただ…。長年崇拝していたのは事実なのですが、その反面、長い間中島さんの強烈な個性に呪縛されていたようなところがありました。

だから没後10年経って、その強い影響力から解放された今、私はこの本を読むのが怖かった。パンドラの箱を開けるような感覚もありましたし、見てはいけないものを知ってしまうのでは…という恐怖感もありました。事実、この本を読んだ後の二日間は、中島さんにまつわる思い出ばかりが頭の中をぐるぐるしていましたね…。

でも、読んでみて強く思ったのが、

「想像していたことを、事実として知ることができた。尋ねてはいけない…と思っていたことを聞けて安堵した。」

ということです。そしてそれ以上に、

「中島さん視点でお聞きしていた話を、客観的に聞くことができて良かった。」

と思いました。特にお母さまの記述について、そう強く感じたかな…。

ここに思いを吐き出さないといられないくらいに、一気に当時のことを思い出しましたが、今は、心から読んで良かった…と思います。今まで断片的に入ってきていた情報が、この本を読むことで全部つながったというか…。まとめてくださり感謝しています。


私がなぜそこまで読むことをためらっていたか…。それを語る前に、まずはあずささまとの関わりを簡単に。

高校生の頃:

*当時思いあがった学生だった私が、「どんなに今後努力しても、この人には敵わない」と初めて感じた方。だから著書のファンだっただけでなく、ご本人のファンにもなった。

子育て時代:

*赤ん坊の育児に明け暮れた頃に読んだ活字は、雑誌以外はグインサーガのみ。

*保育園と会社との往復だけが全世界だった頃、社会に通じる唯一の扉が天狼パティオだった。(インターネット以前の時代だったので)

*兼業主婦としての先輩でもある梓さんと、直接(文字で)話せる場は、私にとって唯一無二の大切な時間だった。

舞台鑑賞・オフ:

*初観劇は中島さんの舞台で、直接お会いしたのもそれが初。

*今の趣味はどれも、あずささま関連。

*トンボ玉は、ガラスがお好きな梓さんにプレゼントしてみたい、という動機で始めたもの。(実際に使って頂いていました)

*次巻のタイトル当てクイズは、公式の場で中島さんとやりとりができる大切な時間でした。だから、宝塚関連のヒントが分からないのが悔しくて、宝塚のビデオを観始めたんです。「宝塚も、私が引き込んでしまったのね」と直接言われたくらいに、今ドハマり中です。

*仕事になるくらいに上達した着付けですが、実は、中島さんと次におでかけする時は、自分で着て行きたい!と思って始めたものでした。やっと一人で着れるようになった時は、お別れの会となってしまいましたが…。


ざっと書いただけでも、自分の人生の中にはいつも中島さんの著書があり、ファンとして常に支えていきたいと思う気持ちがあり、そのことをご本人にも知っていただけているという自負がありました。執筆活動の中で、何度か自分のエピソードを思い出していただけるくらいには、面識があったということです。

天狼パティオがなくなり、mixi+blogという形態に移行してからも、とにかく中島さんが第一でした。ライブの感想、著書の感想をアップすることで、微力ながら応援しようと思っていたのです。

最後までマイミクとして交流はあったので、「みゆさんの作る食事は美味しそう!でも(抗がん剤治療中で)食べられないから、読むのがつらい」という話を聞けば、料理記事のアップを控えようかと思ってしまうくらい、影響力のある方でしたし、そもそもこの『武蔵野・菫館』のタイトルそのものが、中島さんからつけて頂いたあだ名が元となっています。


そんな私でしたので、中島さんの『伝記』を読んだ時にどう思うのか。自分でも分からなかった。

もしかしたら、自分の知らない世界で生きてきた中島さんの話だけかもしれない。

もしかしたら、大切な思い出が壊れるようなことを、知ってしまうかもしれない。

もしかしたら、尊敬の念が変わってしまうような事実を知ってしまうのかもしれない。

もしかしたら…。

私にとって大切な記憶だからこそ、もしかしたら…が怖くて、読むことに抵抗があったのです。

でも読み進めると、後半出てくる皆様のお話は「やはりそうだったのね…」ということばかり…。

私はファンの一人でしかありませんから、私生活について尋ねてはいけない…という暗黙の了解がありましたが、そんな、当時は絶対に触れてはいけないタブーだったことを、10年経ってやっと清算できたような…。そんな気分にもなる本だったのです。

まとめてくださいました里中さんには感謝です。

ありがとうございました。

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コメント

本当に中島梓さんと濃密な思い出を沢山お持ちなのですね。私は一度しか会ったことがないので羨ましいです。このように書いていただき、お礼までいただいて、こちらこそありがとうございました。

里中さま

ありがとうございます!

ただ、ご本人に読んでいただくとは思っていなかったので、もしご不快に思う記述がありましたら申し訳ございません。。。でも、コメント嬉しかったです。

この度は素敵な本を出版して頂き、本当にありがとうございました♪

不快な記述など全然ありません。そのように言っていただき、ありがとうございます。
どこかでお会いしてはいないでしょうか。もしこれから中島さん関連のイベントなどでご一緒することがあればお声がけください。よろしくお願いいたします。

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