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2019年12月

2019年12月16日 (月)

【星】ロクモ千秋楽

星組ロックオペラモーツアルト。終わってしまいましたね…。千秋楽は、客席も出演者も公演を心から楽しみ、この時間を大切にしたいという気持ちであふれていたように思います。本当に素晴らしい公演でした。

公演評は昨日書きましたので、こちらを参照ください。

【星組】ロックオペラ モーツァルト 池袋 感想

Mozart_hall2

今日はもう、ただただ目の前に繰り広げられる圧巻のパフォーマンスを感じ、心から楽しもうと思って観劇しました。でもやっぱり、今までの想いが重なって涙が止まらなかった…。

でもそれは、悲しい涙ではなかった。寂しいだけで、どちらかと言えば満たされた気持ちと安堵や感謝の気持ちが大きかったかもしれません。

安堵を感じるのは、チケットが取れるまでの道のりが長すぎたからだと思います。自分の確保ができたら、今度は欲しいと言ってくれた方にお渡しできるかどうか気を揉んで…。本当に焦りばかり募った公演でした。

でも終わってみれば、何度も良席で観られて、出演者の皆様のダンスの迫力を間近で感じることができました。特に2幕のサリエリ2曲のバックダンサーは見応えありましたね!そのような沢山のダンスの見せ場がある中でも、一幕終わりの舞空さんのダンスは、群を抜いて素晴らしい…と思いました。

娘役さんたちの活躍も光り、どの場面もタイプの違う素敵な歌唱に酔うことができました。オランジュ皇妃、アロイジア、ナンネール、カヴァリエリ…。本当に歌える層が厚く、公演全体のレベルアップに貢献していたと思います。

また、侍従(咲城さん)の居眠り芝居や、紫藤さんのコミカルな演技は大いに笑いましたし、千秋楽ではサドなサリエリ全開で爆笑しました。

そして。礼さんからはトキメキと幸せを沢山、沢山いただきました。歌唱に酔い、ダンスに魅せられ、ファンサービスに感謝し…。今更ですが、お披露目おめでとうございます、これからも応援させてくださいね、と心から感じた千秋楽でした。


最後に。千秋楽のアドリブをメモしたので、こちらに書きとめておきますね。

「ティ~ティ・ティ~♪」とTT兄弟ネタを披露するも、笑わないサリエリ先生…。え…笑わないの?と客席ウケる!

モーツアルトは、しかたないので別ネタの「そろりそろり~」に挑戦するも、まだ笑わない!

サリエリ:「私を甘く見るな~!他に自信あるものはいないのか!?」との発言に、客席はどよめき、うろたえる舞台上の皆様(笑)

極美ジュースマイヤが指名され、「ティ~ティティ……」と披露したけれど自信なげで、サリエリさんから「同じものでどうする!」ダメ出しをくらう(^-^;💦

その直後、振り返って「ローゼンベルク支配人!」といきなり紫藤さん指名!「今あなた、気を抜かれていたでしょう」「一粒の星となって、宇宙に羽ばたくイメージで」(なぜ?と思ったけれど、星から宙へ行く紫藤さんに向けての言葉でしたので、最初から振る予定だったんでしょうね( *´艸`))

ローゼンベルグさん、「こんなことになるとは思っていなかった!どうしてこんなことになっているのか~! 何でだろう~何でだろう~、ななな何でだろう~!」と機転を利かしてネタに持ち込んだのに、サリエリさん笑わず、さらに「あなたは、何もしない方が面白い。」と追い打ちのツッコミが…(笑)

最後の最後は、全員で「ティ~ティ・ティ~♪」。サリエリさん、しょうがないな、という感じで笑ってくれる!!!「良かったー!」と心底安堵したようなモーツアルトに、良かったね!!!と心で応援しておきました(^_-)


最高のパフォーマンス。あたたかい気持ちに包まれたカーテンコール。素晴らしい時間をありがとう❣これから始まる新生星組に期待するよ❣と思った千秋楽でした。

2019年12月14日 (土)

【星】ロックオペラ モーツァルト 池袋 感想

池袋ブリリアホールで 公演が始まって10日経ち、もう明日は千秋楽となりました。今日は琴ちゃん、「あと1日」と間違えなかったですね(^_-)

ちょうど一ヶ月前。『長く応援してきた方のトップお披露目が観られないなんて…(泣)』と焦っていたのが嘘のように、最終的には複数回観劇することが叶いました。今は、心から幸せと高揚感を感じる素敵な時間を過ごしております。(その時の状況は、初日レポに書いてあります)

【星】ロックオペラ モーツァルト初日

追記:千秋楽の様子はこちら

【星】ロクモ千秋楽

プログラムに、キーになるセリフや感想を書き込んでいるので、もう全ての場面について事細かに語りたいくらいなのですが、「今一番、何をここに書き留めておきたいのか」を考え直してみました。今日は、お披露目としてのロックオペラモーツァルトについて、全体的な感想を書いてみようと思います。(下のお写真は、2階から友人が撮影したもの)

Img_2821

一幕終章・バラの上で眠りたい

* 初日に書いた通り、この公演はヅカファンにとって衝撃的です。今までの宝塚公演を想像して観劇すると、全く違うことに驚くことでしょう。

* その中でも、一幕終わりの、母と恋人を失ったモーツァルトの歌は圧巻です。舞空さんの、一人芝居のように情感溢れた、絡みつくようなダンス…。礼さんの、心が張り裂けるような歌は悲しみが込められ、人の心に突き刺さり…。どこまでも広がっていくクレッシェンドの絶唱で幕切れとなるため、幕間は「すごい…」「すげー」という感嘆の声しか上がりません。

* この衝撃は映像を通しても伝わっていたようで、遠く離れた地から「トイレ待ちしているけれど、すごいわという声があちこちから」とレポが送られてきました(笑)

* この中継の回を当ててくれた友人は、宝塚観劇は初めてだったのですが、隣で「何だか…何というか…迫力だね…この席だから…だよね…すごい…」と言葉を失ってました(スピーカーの真横だったので、ロックの音が体にズンズンひびく状態だった)。後ろだって迫力は伝わってるよとは思いましたが、中継の先までとは思ってなかったわ(笑)

* 終演後、全国で中継を観ていたヅカ友たちから、トップコンビのレベルの高さに開いた口がふさがらなかったとか、凪七さんと礼さんの関係性が良かったとか、次々とレポが送られてきました。これは別口ですが、歌もダンスも素晴らしいのは知っていたけれど、頑張りが伝わってきたのが良かった、という感想もいただきました。皆様の反応が嬉しかったです♪

* 今回の公演内容と出演者を見れば、ヅカファンも新規の方も楽しむことができるだろうということは、容易く想像できた。だから超チケット難だったのだ、と思います。でも、その期待を遥かに超えてきたことが、このトップコンビの素晴らしいところなのではないでしょうか。

貸切公演

* また今回。豊島区民限定の公演が多かったこともあって、周りの反応が全ツの時のような雰囲気でした(私は、多くの友人にお願いをして、皆さんの協力のおかげで観られましたが…)。開演前には「プログラム、全員同じ顔ね。写真悪いわ。」という声が後ろから聞こえましたし、いかにも「お仕事で来た」感満載の男性陣が、よいお席に沢山座っていて…。

* でも、お芝居が進んでくると、次第に拍手が大きくなってきたり、ローゼンベルクに大うけしたり、すすり泣きが聞こえたりもしました。普段なら手拍子しないところで、一生懸命(リズムは合わないけれど)楽しく手拍子している方もいて、一緒に楽しみたいという気持ちが伝わってきました。最後の「おたのしみ頂けましたか~~~!?」の問いかけには、大きな拍手と声援も飛びました。これこそ、公演を楽しんでもらえたことの証なのではないか、と思っています。

モーツァルト=礼真琴

* また、モーツァルトは礼さんそのものに見えました。才能を持つ者の苦悩…。マスメディアによる妨害や圧力…。今までの軌跡の中では、サリエリと同じ思いをいだいた人もいたことでしょう。それでも、作品は記録され、後世に残る。私たちが「一生忘れない!」と思う幸せやパワーを、多くの人の心に残すことができる。下級生に技術や思いが受け継がれ、宝塚歌劇として後世へつながってゆく…。

* 一方で、「音楽で勝つ」ということに拘るサリエリと、「音楽は料理と同じで、それぞれの口に合うかどうかなんだ」と言うモーツァルトの話を聞いていると、宝塚歌劇においては「トップになることが勝つこと」ではない、「タカラジェンヌさんの個性がファンの好みや希望と合うかどうかなのだ」、と言っているようにも聞こえてしょうがありません。今回の公演で、トップコンビの技術の高さに注目が集まっていますが、それぞれのタカラジェンヌさんの個性も輝いてほしいな、と思いました。

* 阿弖流為の時に感じた、新しい星組のカラー。阿弖流為はお芝居、今回は音楽とダンスと全く違うジャンルですが、同じ風を感じました。皆が楽しそうに、体いっぱい使って熱く表現している。これこそ、礼さんの持つ求心力と、周りのジェンヌさんたちへの影響力なのではないかと思います。


この星組の今の勢いは素晴らしい!と思う反面、初々しいコンビに期待が大きくのしかかってくることが心配です。でも、今までも想像を超えて進化している琴ちゃんですので、これからを楽しみに観劇していきたいと思います♪

Mozart_hall

(中継のカメラが4台入っていました) 

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