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2020年4月30日 (木)

【星】眩耀の谷 ~舞い降りた新星~

星組公演、眩耀の谷を大劇場にて複数回観劇する機会に恵まれましたので、ここに感想をまとめておきたいと思います。初日が開いたのは2月7日で、もう既に3か月近くも前…。どうしても今まで書けずにいましたが、BDが手に入った今、当時を思い出しつつ書いておこうと思います。今日はお芝居の感想です。

私は長年、礼真琴さんを影日向となり応援してきましたので、この眩耀の谷はトップお披露目公演として、それはそれは楽しみにしておりました。そのため、初日に向けて期待ばかりが先行してしまっていたような気がします。阿弖流為ようなお芝居、ロクモのような音楽、エストレージャス(全ツ)のような、どこを切っても礼さん、のようなショー…。

でも蓋を開けたら、そこはもっと落ち着いた流れで、何度も見ると味わいが深まるような、そんな舞台でした。

私の感想は、初日と千秋楽では全く違います。日本国内で感染が広まったのは2月中旬以降のことでしたので、初日の時点では、マスクが品薄になっていた程度で、皆が普通の生活をしていた頃でした。お披露目をお祝いするのに何の支障もなく、心から楽しめた1週間の旅だったのです。ですので、初日の私の感想は「公演評」であり、何度も見るうちに細部に込められた想いに気づいていった、という感じでした。

でも千秋楽は「2週間の大規模イベント自粛要請」から約2週間後のことで、半ば強行的に一日だけ幕を開けたという状況でした。報道陣が朝から待機し、発熱センサーなどを揃えた厳戒態勢の中、観客はマスク率がほぼ100%。飲食どころか、客席ではほとんど話し声もしない。終演後一時間で、街から人影がなくなる…。緊急事態宣言は3月末のことでしたから、3/9時点でその結束力は凄まじい…と感じたものです。

その状況下での開演は、演者の気持ちの入り方もまた尋常ではなく、舞台に立てて嬉しいという気持ちが溢れ出ていました。見る側もその勢いに圧倒され、そこで演じてくれている!というだけで、涙が止まらない状態でした。以下の感想は、主にその千秋楽の時の感想を書いていこうと思います。

プロローグ・亜里の地

冒頭の、白妙さんの中国語の歌で始まる汶族(ぶんぞく)の群舞が、本当に素敵です。特に千秋楽では、皆の想いの溢れる踊りと歌に、涙で舞台が見えなくなるほど号泣したのを覚えています。公演できる喜びと歌の持つ力が合わさって、輝く皆の笑顔と素晴らしいコーラスに感動しました。

そこに礼真(れいしん)登場!のびやかで優しい歌声に包まれる幸せ感…。確かな音程と心地よい響きに、心から身を委ねることができる嬉しさと、お披露目のお祝いの気持ちで、最高な一瞬でした。

ただその直後の場面について、何度見てもシチュエーションが分からない、とおっしゃる方もいましたので、簡単に時系列を書いておきたいと思います。

紀元前1000年くらい

* 汶族は流浪の民。
* 11代目の王の時代に、敵国の攻略を受け散り散りとなる。
* その後「亜里(アリ)」という地で「汶(ブン)」という国を築く。

紀元前800年ごろ

* 汶は16代目の王、麻蘭(マラン)の時代となる。
* 周の宣王(華形さん)は、豊かな亜里の地と汶族の秘薬を手に入れるため、汶を攻略する。
* その時に、麻蘭王を征討したのが管武(かんぶ)将軍(愛月さん)
* 汶は周の統治下となるが、汶族の一部の残党が眩耀の谷に潜む。
* 麻蘭王の妹の瞳花(トウカ・舞空さん)も、谷に潜む。
* 亜里に住む汶族の一般人は「村」にいて、「谷」の残党のことは知らない。

この時点から物語は始まります。礼真は亜里の地を治めるために赴く周の役人で、冒頭は部下を連れて赴任する場面です。私は初日に、「亜里」と「汶」、「村」と「谷」の違いが分からず、物語を把握できないまま終わってしまったので、自分の理解も含め、まとめて書いておきました。もし東京公演が再開される時が来るなら、参考にしてみてください。あとちなみに、お芝居最後のシーンは一気に20年後に飛びます!

周国

場面は周国へ。ほのかちゃんが瑛琳(えいりん)という妾妃で、場面をもらえていて嬉しかったです。その姉となる音波みのりさんの役は、周王を裏で操る巫女ですが、さすがの貫禄でした。グラフの対談で愛月さんが「一番の悪役が音波さん」とおっしゃってますが、納得です。周王の王后の華雪さんが、ねめつけるような視線を送って退出するところが、いかにも中国の後宮の戦いで映画のよう(笑) 華形さんは、貧乏神から一気に王に出世されましたが、退団公演が中断という事態になってしまっていますね…。

亜里に到着した礼真は、崇拝する管武将軍の元へ。愛月さんは、もともと「よい人」である管武将軍が、次第に権力に負けてしまう弱さを、巧みに表現しているなあ…と思います。

そして私が一番好きな、琴さんの剣舞❣ もうね…。何度見ても、何回観ても、動きが見えないんです(笑) 周りの人も同じ動きをしているのに、くるくるっと回した時のしなやかさとスピードが、全く違う♡ 何度見ても最高♪

その後礼真は、眩耀の谷の探索を命じられます。

眩耀の谷

紆余曲折の末、謎の男の導きで礼真は谷にたどり着き、瞳花と出会うのですが、この時点で瞳花はすでに母!初日にこの設定が分かった時、何だか阿弖流為を思い出すなぁと思いました。ヒロインが出戻りで、若き主人公に出会い、最後は結ばれて子が…というところがね。卑しめられている少数民族側が、領土を広げる大国に抵抗する話であるところも、ですね。

またその感覚を一層強めたのが、天華さんの存在でした。少数民族側で琴さんにたてつく様子や、剣さばきの力強さが印象的で、天華さんの剣は「剣とは人を切るもの」と思い出させるような真実味を感じます。また、この時の汶族のダンスが本当に力強く、休演というやり場のない怒りも加わったのだろうか…と思うほど、大迫力で圧倒されたのを覚えています。

そして…「流民は疫病を運ぶから嫌がられ」というセリフが、はからずもタイムリーな状況になってしまい、感染症は昔から人類の敵だったのだなぁ…と感じてしまいました。

礼真はここで、周国の権力者に騙されていたと悟り、汶族の言葉を信じるようになります。

瞳花が息子に一目会いたいと願ったため、礼真は瞳花を連れて谷を出て、村に向かう手伝いをします。しかしちょうど同じ頃、周が管武将軍に圧力をかけたので、その息子は殺されることに…。この一連の流れの中で目を引くのが、礼真の部下の百央(びゃくおう・大輝さん)と慶梁(けいりょう・天寿さん)です。全く性格の違う2人で、特に大輝さんは「東離劍遊紀で悪役をやった同じ人か!?」と思うくらいに弾けたお役。2人の最期も全く違い、人として生きる上で少し考えさせるような生き様です。

最終的に礼真は仲間を切って汶族を助け、汶族を率いていくことになります。その間、いろいろな背景や人物の種明かしが続くのですが、そのKeyとなるものが、母の子守歌と、母から受け継いだ玉。私はその2種類の玉を見た時から、これなら作れる!と思ってしまい、その後の観劇は玉ばかり集中してオペラで見ておりました(^-^; セリフは耳で聞き、目はオペラで紐の結び方を必死で覚え、暗がりの中で書き留めていました(笑)

そして私は、この谷へ戻る途中の、礼真と瞳花のデュエットの場面が本当に大好きです。それまでの瞳花の踊りが素晴らしいのはもちろんなのですが、私はこの時の、心を通わせる歌詞と美しいハーモニーが泣けて泣けてしょうがありません。

そして一番好きな場面が、一番最後のナレーション。何回聞いても、そうだったのか…!良かったね…(涙)という気持ちになります。

ショーの感想はこちら⇒ Ray星の光線

最後に。

千秋楽までの間、休演期間に制作にいそしんでいたのがこちらです。東京公演が実現し、このバッグを持って通える日が来るよう祈っています。

Genyotama

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