2021年7月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

過去の記事

« 【星組】 ロミオとジュリエット 2021 初日 感想 | トップページ | 休演前の観劇:星 ロミオとジュリエット 2021東京 »

2021年3月 9日 (火)

ロミオとジュリエット 役代りB の感想

昨日は、星組のロミオとジュリエットの動画配信があり、ツイッターで「デュエダン」とか「愛ちゃんの死」が日本のトレンドにランクインするほど大好評でしたね。私は客席で観ていて、配信でどれだけ伝わるのか…と心配していたのですが、終演後に流れてくる感想はどれも驚きと感嘆ばかりで、本当に良かった…と思いました。

初日の感想はこちら↓に書きましたので、B Versionの感想もまとめておきたいと思います。

【星組】 ロミオとジュリエット 2021 初日 感想 

Romio_

愛と死

幕開きの愛と死の姿を観た時、初演の感動が蘇ってきました。希沙さんの「愛」は初演時の琴さんのビジュアルに近く、可愛らしくしなやかな強さを持った愛。そして対峙する死の愛月さんも、真風さんを思い出すビジュアルでした。

でも今回のBバージョンは「死」の存在が圧倒的です。ねっとりとロミオに絡みつき、恐怖に陥れ、全ての不幸は「死」が介在して動かしてきたのだ…と改めて実感する、支配力の強い「死」だったと思います。

大公とピーター

大公の遥斗さんが期待を上回る歌唱で素晴らしかったです。大公のハモリパートがしっかり響いて聞きとれたのは、初めてかもしれません。

そして輝咲さんの情け無いピーター!上級生でもここまで…すごい…と思う程、お化粧もお芝居も感嘆しました。

ティボルト

瀬央ティボルトは美形ですね!端正な横顔にトキメキです♪ Aの時のベンヴォ―リオは、仲間感はあっても歌の感情をあまり感じなかったのですが、今回の2幕の『今日こそその日』は、素晴らしかった。目ヂカラ本当にすごいです。良いお席だった時、その距離でオペラで見たら圧倒されました…笑

パリス

極美パリスは、間抜けの道化というよりは、「美形で背が高くてお金持ちで、合コンしたら1番人気になること間違いなしだけど、中身は傲慢な嫌なヤツ」という役作りでしょうか。仮面舞踏会の空手チョップ、毎回楽しませてもらっています!モーツァルトの時にも思いましたが、歌の音程が正確で聴きやすいですね。

マーキューシオ

天華マーキューシオは、死の間際のお芝居が1番心に響いたかな…。歌も上手くなっていて、髪型も含め、意気込みを感じました。

ベンヴォーリオ

綺城ベンヴォーリオは、仲間感は瀬央さんには及ばないのですが、元々諫めるお兄さん的存在なので、観ているうちにどんどんしっくりしてきました。そして何より、どうやって伝えようの歌が素晴らしかったです。淡々と歌っているだけに見えるのに、初めて今回涙が出ました…。そしてこちらも長身美形♪ 今回、どこを見ても美形で歌が安定していて、安心感を持って眼福なビジュアルを楽しめます。

ジュリエット

舞空ジュリエット。初日の歌唱を聴いた時は、やはりCDは最高の一瞬を切り取ったものなのかな…と思いましたが、この3週間で格段に成長してますね!どこまでこの方は進んで行くのだろう…と思わせる進化に、毎回驚きを感じます。ダンサーなだけでなく、心をしっかり表現できるお芝居と可愛らしい笑顔、そして歌唱力も身につけ、本当に素敵なジュリエットです。

そして、通し役の人たちは余裕が出てきたのか、遊び心が必要なところで、客席の笑いを誘っています。乳母とのドスの聞いた応酬は、毎回客席大笑いですね。

ロミオ

礼真琴さんが演じられた今回のロミオ。乳母から「他の人と違う」と言われるのが良く分かる役作りだと思います。星男としての「野郎の熱さ」を封印し、周りの助けを得ないと生きていけない夢見がちな青年を、丁寧に演じられていますね。

そして、今まで何10回と観たこの公演。私は1幕だけが好きだったんですよね…。「天使の歌が聞こえる」や「エメ」など幸せな曲の美しさに感動し、破滅へと向かう2幕はしんどい気持ちがあったように思うのですが、今回の星組バージョンは2幕が素晴らしいです。天華さんの死の間際のお芝居が素晴らしいですし、ティボルトの苦悩の気持ちも伝わってきます。

そして圧巻の「ぼくは怖い(リプライズ )」!!! 

今まであまり好みではなかったこの曲が、今回の公演では1番楽しみです。ロミオの心の叫びが劇場中を貫くようだ、と言ったら少しは伝わるでしょうか。

それとは逆に、最後の霊廟シーンでは、厳かな低音の鐘の音と共に「僕は終わりだ…」という歌詞を歌われているのですが、この静かな言葉を本当に丁寧に歌われています。思い出すだけで涙が出るほど、静かに心に響いてくる…。この緩急自在な歌唱力が、今回のロミオの最大の魅力ではないか…と思っています。

全体を通して

主演の2人が安定しているので、どちらのパターンも安心して楽しめるのが見どころだと思います。演目発表から実際に開演できるまでの期間が長かったので、それぞれがお役としっかり向き合う時間も取れたのではないか…とも思いますが、どの人を見ても、細部までこだわりぬいた演技に感動をもらいました。

そしてもちろん、主演2人のダンス力は、舞台上だけではもったいない…と思う位のレベルですね。一つ一つの動作に体幹が感じられるというか、重力を感じさせない動きは素晴らしいですし、天国シーンのデュエットダンスは、子供らしさの残る可愛らしい2人なのに、ショーでは競技のような大人のデュエットダンス。これが同じコンビか!僅かな時間で、これだけ変われるのか!と、改めて感嘆の思いで見ています。

そして今回、「死」の存在が前面に出ていることで、この作品自体の持つメッセージを強く感じました。「死」が操っているから争いが絶えず、ロミオとジュリエットもその「死」の介入で命を落とすことになる。でもその2人の行動が両家の母親の和解を導き、「死」が意図した方向に進まなかったことで存在できなくなり、愛と融合して昇華する。その流れがハッキリ見えたように思いました。

作品の持つ魅力も、楽曲の美しさも、それを演じる人たちの熱意も、存分に感じられる今回のロミジュリ。今後も配信があると思いますので、是非沢山の方に観ていただきたいな…と思っています♪

 

« 【星組】 ロミオとジュリエット 2021 初日 感想 | トップページ | 休演前の観劇:星 ロミオとジュリエット 2021東京 »

宝塚」カテゴリの記事

礼真琴」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 【星組】 ロミオとジュリエット 2021 初日 感想 | トップページ | 休演前の観劇:星 ロミオとジュリエット 2021東京 »