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2021年7月

2021年7月10日 (土)

VERDAD(ヴェルダッド)!! 千秋楽

本日は、VERDADの千秋楽でした。贔屓の公演はどうしても低姿勢になりがちになりますが、今回のコンサートについては『多彩でハイパフォーマンスなコンサートだった!』と断言できると思ってます。星組の歴史をたどる一幕。J-pop、ロック、ディズニー、有名ミュージカル曲の2幕。どれを取っても全て毎回、スタジオ収録のCDレベルの歌唱を、激しいダンスをしながら歌い上げている…。本当に感嘆の言葉しか見つかりません。今まで応援してきて本当に良かった、素晴らしい歌を聴かせてもらった…という気持ちでいっぱいです!声を出せなくても、大盛り上がりの千秋楽になったのではないでしょうか。

細かい感想や、MCの記録はこちら→ ◇VERDAD(ヴェルダッド)!! 感想

初日は知らない曲も多かったけれど、今心に一番残っているのは、Wicked の「自由を求めて」です。コンサートを締めくくる、どこまでも広がる歌唱が本当に素晴らしい…。

一番泣いたのはアンコールのモーツアルト!ですね。「僕こそミュージック、このままの僕を愛してほしい」という歌詞は、琴さんそのものに見えました。

そして一番カッコよく目がハートになるのが、ギラギラとR.Y.U.S.E.I.。この男役らしいお衣装と、流したダンスと、確かな歌唱技術に裏打ちされたポップスの曲は、もう最高♡ですね。あ…忘れてはいけないのが、セ・マニフィークのラスト。ジュテームになった時に切り替わる、イケメンボイスな低音もしびれました。

また、お茶会も出待ちもできない今は、ファンはメディアを通さない生の声を聞きたかったんですよね…。MCやカテコは、ご本人の話だけでなく、同期や仲間との信頼関係や普段の様子を垣間見ることができて嬉しかったです。これがあったからこそ、温かい気持ちになった公演になったのだ…と思いました。

そうそう。初日前に、花組舞浜経験者から、Tシャツはデコらないの?と聞かれてビックリ…。デコるものなの?そんな勇気はありませんと答えた私ですが、終わってみたら千秋楽へ向けてエスカレートしていました。初日翌日にはチャック柄を縫い付けてみたり、手持ちビーズでMickey風にしたり。ARポスカの自撮りもしましたし、楽しく幸せな夏休みでした。

Verdad_3

2021年7月 5日 (月)

VERDAD(ヴェルダッド)!! 感想

舞浜アンフィシアター 星組公演、ヴェルダッドを初日から3日間観劇ましたので、ここで感想をまとめたいと思います。(8日:主にMCについて大幅に追加しました!)

今朝、タカラヅカニュースでダイジェストが放映されましたが、正直言って「見たいところは全て、千秋楽放送までお預け…」という内容でした。これから見る人へネタバレをしない、ということなんでしょうね。今から見どころまで全部書いていきますので、楽しみにされたい方はどうぞ、ご観劇後にお願いします♪

座席・見え方

半円が前にせり出したような舞台なので、サイド席は後ろから見るような感じです。こちらの案内写真は、奈落も出ているので一見の価値あり!

初日はサイド席だったのですが、まるで舞台袖から見る光景で、ステージサイドウォッチそのものでした。何だか自分が下級生ジェンヌになって、お稽古場の隅から見ているような…そんな気分でしたね。MCでも「こんなにお〇りを見られるのに慣れてない…」とおっしゃっていました(笑)全員が前を向くわけではなく、円形に並んでくださいますし、ずっと銀橋で踊ってくれているような感じなので、客席からとても近い!という印象です。

またサイドのお席は、琴さんがトロッコに乗り込む・降りる場面が間近です。1幕の星組メドレーでは、アビヤントで乗り込みます!通路近くのお席の時、年甲斐もなく、思いっきり満面の笑みでペンラを高速で振りまくってしまいました…。

Verdad_1

1幕:真実の愛:星組メドレー

1幕は星組の歴史を振り返りで、初演星組ノバボサノバのソールだった真帆さんや、峰先生の追悼が前面に出ている構成となっています。私は録画で見ているのは峰先生の時代から香寿さんまでで、その前はタカスぺの音楽としてしか知らないので、あの歌を琴さんの声で聴ける!というのが一番嬉しかったです。特に、セ・シャルマンの最後の「ジュテーム~♪ ジュテ~~ム~~~~♪」!!!もうね。一瞬にして心をノックアウトさせるような、深い低音を響かせるんです…。普段はふつうの女の子なのに、何この迫力………と息を飲む瞬間です。

この後、天寿さんが歌うセ・マニフィークの、謎の美女瀬央さんと琴さんがデュエットするのですが、こちらは見所満載!途中で、二人でじゃんけんをしていることをMCで明かし、そういう目で見ると確かにじゃんけんしているのです。負けた方がその後の声を出す、という決まりなんだそうで、7日は両方パーであいこだったので、二人で男役っぽくハ~ッ!っと声出ししてました。二人とも、眼力と気合ありすぎ(笑) その後のMCは、最後にまとめますね。

この1幕で特に感動するのが、このあとのコーナーです。MCでは「ボケツッコみはちょっと苦手な、カッコ可愛い女の子」な琴さんが、後ろを向いてアルジェの男の前奏が始まった途端、一瞬にして低音イケボの悪い男になり、ヒュルル~の花吹雪の歌で一瞬にして女声に変わる…。この方の引き出しはどうなっているのか!と毎回心から感嘆します。

この後は、歴代トップさんの公演を歌い継いでいきます。日向さんがToo Hot!、紫苑さんはワンナイト・ミラージュ、白城さんの心はいつも(パパラギ)、麻路さんのジュビレーション、稔さんの美麗猫、夢は世界を駆けめぐる、香寿さんのラッキースター。私は特に美麗猫を聞けたのが嬉しかったかな。

湖月さん以降はほぼ星組公演は制覇していますので、もう懐かしさで一杯!ほんの一時期ですが安蘭さんのFCに入っていたこともあるので、やはりア・ビヤントは胸がキューっとなります…。琴さんのトロッコ(通路通過)はこの、アビヤントからエトワールドタカラヅカ、Entertainerまでです。前通路のお席の時は年甲斐もなく、できうる限りの高速でペンライトを振って、アピールしてしまいました(笑) そしてキラールージュは台湾高雄で大千秋楽を思い出して泣き、ホント忙しいコーナーです…。って、それは私だけかもしれませんけれど、人それぞれ、自分の観劇の歴史と重ね合わしながら、知らない歴史を知ることのできる構成となっています。

そして1幕ラストが、ノバボサノバメドレー!私が2011年に観劇した当時は、期待しすぎたためか、組全体の気迫に自分が乗れないまま終わってしまった公演でした。でもその後何度か録画で観て、今回琴さんの素晴らしい歌唱で観られて、改めてその良さを感じられたような気がします。それが、今回の公演の一番の収穫だったかもしれません。

 

2幕:真実の夢:POPS, ROCK, Disney, Musical

2幕は、1幕の先生と違う何人もの先生が関わっています。そのため、場面ごとにガラっと雰囲気が変わり、色濃く、すばらしい歌とダンスが楽しめます!

私が一番カッコいい!素敵!目がハートになる!と思うお勧めの歌が、『ギラギラ』(リンクはこちら)。スカステでベージュのコートを着て一瞬ですが映っていますので、是非ご覧になってくださいね。瀬央さんと、奥の階段上でバックダンサーをしている曲もあるのですが、この流した感じのダンスが、もう…もう…言葉にならないほど好きで、二人の男役感満載のお姿にノックアウトです♡

ディズニーも圧巻です。私、この公演で最初に泣いたのが、舞空さんの歌だったんですよね…。アリエルのPart of Your World。ディズニープリンセスそのもので可愛いし、歌も上手くなって、その上、海から出て足が欲しい…という意思が伝わってくるお芝居がすばらしくて…。琴さんの周りでダンスしていることが多いのですが、この歌は心に響きました。そして王子様な琴さんが登場して歌う美女と野獣が、見た目もデュエットの歌唱も素敵すぎて…。Let it Goは琴さんがCDよりパワーアップした歌唱を披露してくれます!なこちゃんのアリエルとは全く違う、意思のある女性の声。パワー全開で、圧巻!

そして一番のクライマックスがミュージカルメドレー。レミゼ(STARS)、オペラ座の怪人(The phantom of the Opera)、そして知らない曲でしたが一番心に残ったのがウィキッドの自由を求めてです(参考リンク:和訳付き)。難曲ですが、すばらしいパワーと音程でクライマックスを締めてくれます。心からブラボー!と叫びたい曲です♪ もう、このミュージカルコーナーになると毎回涙腺決壊です…。

 

アンコール

そして最後のアンコールは、この歌一曲のために通える…と思うくらい感動しました。「モーツアルト!」は東宝DVDを購入するほど大好きな曲で、いつか琴さんの歌で聴きたい…という思っていたからです。僕こそMusic、このままの僕を愛して欲しいという歌詞は、琴さんそのものに見えました。歌っている琴さんを一瞬たりとも見逃したくないのに、涙が止まらなかった…。これを選曲して下さり、本当にありがとうございました!!!

 

MC1幕

謎な美女こと、瀬央さんとのMCは、毎回笑わせてもらっています。初日はまだ、お客様と仲良くなろうがテーマで、手探り状態だったのですが、回を重ねるごとにエスカレートしていく!文字に起こすと平坦になってしまうのですが、いちいち振りが楽しくて、それぞれのボケツッコみがもうたまりません。なぜか、このMCだと二人でおねぇ言葉になるんですよね。「~~~だわよ。」みたいな(笑)

ツボッたのは予科生の話だったかな…。 予科は部屋が隣りで、二人とも睡眠が足りず、休日はよく2人で1つのベッドで寝てたのだそうです。でも二人とも肩幅広くて、頭を並べて寝られず、たがい違いに寝てたんだそう。瀬央さんが「私たちベッドをともにしていたわね♪」と言うと、それは語弊を招く!と礼さん(笑) その「語弊」がツボったのか、客席に向かって、ゴヘー、ゴヘーと言う瀬央さん(笑)

修学旅行はマイティさんと三人部屋だった…と話が進んだのですが、それだけで展開を予想する客席のざわつきを、逃さず指摘するジェンヌ(笑) ハウステンボスの自由行動時間に寝てしまい、気づいたら花火のクライマックス時間だったんだそうです。かき氷を持って3人で写った写真が、何とも言えない顔をしていたのだとか。グラフなどで、いつかその写真を公表してくれることを望みます(笑)

その後組配属。普通は配属発表を神妙に受け止め、落ち着いて返事をするものだそうですが、琴さんだけは星組だと信じ、願い通り星組と決まり、ものすごい勢いで元気に返事した…というくだりを、二人の実況付きで説明してくれたのが本当に面白くて…(笑) そしてその組配属発表後、すぐに連れていかれた稽古場の様子に仰天したそうです。初舞台は宙組の夢の世界のような公演だったのに、皆Tシャツの腕をまくって、逆立ちしている人もいれば、筋トレしている人もいる…。その上、インフルエンザが大流行していて、代役の代役までやることになり、真風さんが「今だ」と小声で声掛けしてくれると切りかかる…!みたいな状況だったそうです。

そんな感じで無事星組生となった二人。だんだんこのコーナーにも慣れてきて、水曜日はペンライトの色を座席ごとに変えて、「フランス~~~」とご満悦。先に伝えたじゃんけんの話も、音がなきゃ踊れないと、先輩の天寿さんを呼び出して、セマニフィークを歌わせる下級生二人…(笑) 後で楽屋に謝りに行かなくては…という時に「手荷物」持って行かなきゃ…という瀬央さん。ちがうちがう、手土産よ!と、もうまるで漫才でした(笑)

7月7日はまつ育の話。「瀬央さんのまつげがビューラーできないくらい短い」という状態を表すのに、両手の指まで揃えて、まつげを表現する二人(笑)なんでそれだけで爆笑!というくらい、二人のコンビ感がすばらしく、毎回笑わせてもらっています♪

 

MC2幕

こちらは日替わりトーク。初日はなこちゃん。エルアルコンの初日に、まだこんな日が来るとは思わない頃、琴さんからマスクをもらった話でした。色違いで袋に千社札が貼ってあったそうで、いまだに開封できずに宝物としてしまってあるそうです。配信の日もなこちゃんでしたが、一年前、誰とも会えずにお散歩していた時にタンポポを見つけ、思い切って琴さんに写真撮って送ったのだそうです。琴さんいわく、「いくら礼真琴だって、返信くらいはするんです…」と言いながら、覚えているって言ってました♪ ちなみにその時、琴さんは登山中で、すれ違う人たちとあいさつを交わしていたそうです!

いーちゃんは、受験前から知っていて、カラオケ仲間。写真が似ているという話で、ロミジュリ初演の最下級性で楽屋から出たら、知らない人から「あなた凄かったわねぇ~」と声をかけられた。でもあれは絶対、「愛」の琴さんと自分を間違えたんだろうというお話しでした。

7/8は、都優奈ちゃんと紅咲梨乃ちゃん。阿弖流為の冒頭の驚異的な歌唱はよく覚えている優菜ちゃんと、琴さんが初めてのお父さん役となった時の「息子」の梨乃ちゃんでした。二人は韓流にハマっているようで、「ノンネッコヤ(君は俺のものだ)」というセリフを、同期の舞空に言ってほしいと粋な提案をしてくれて、最終的にはなこちゃんを指でクイクイと呼んで、そのセリフを…♡ なこちゃん、くずれ折れていました(笑)

7/4ソワレは99期。この日は、おなか抱えて笑いこけました!日替わりトークが99期で「琴さんと殺陣をやりたい」というだけの企画なのに、これほどまでに盛り上がるとは!オタマトーンって初めて知ったのですが、あまじぃが吹いているだけで笑いが起こってましたね。すみれの花咲くころ、上手なのですが時々ぴろ~となるのがもうたまらない!天路さんの余興感満載な演奏の中、さきっぽさんが琴さんに台本を説明。そのぼそぼそ説明がマイクで拾われていて、それにも笑い。最後は、吹き矢とビーム光線で仕留められて終了でした!それにしても、のけぞった時の体勢は驚異的でした。

千秋楽は満を持して瀬央さん。1幕の金髪美女トークが軽く終わったので、BD用にまじめに終わらせたのかな…と思ったら、日替わりトークで爆発しましたね!テーマは誕生日。琴さんは誕生日に柴犬のさぶろーに出会った、散歩しながら瀬央さんの家の前をわざわざ通る、などの話だったのですが、瀬央さんが誕生日に出会ったのはルンバ。そして下級生からもらった黒柴の小さなぬいぐるみ…。瀬央さんはルンバにその柴犬を乗せて、掃除している後を追いかけているそうです!2幕の嫌味川せおたが言ってた「ルンバを追いかける」という趣味は、実話だったということですね(笑) オチが素晴らしい、日替わりトークでした!

終わりに

明日から5日間、千秋楽まで駆け抜けられますように…と心から願っています。MCなどは、また順次追記していきますね。

7月8日21:30 大幅に追記しました。あと2日…。緊急事態宣言前に終われそうで、改めて満席の客席に灯るペンライトを見ながら、公演できることのありがたさを感じています。どうぞ遠征の皆様が全員来られますように。そして無事千秋楽が終われますように。

7月11日:千秋楽のMCを追加しました。さきほど2017年4月の『礼真琴さんのショーヴランについて』という記事を読み返したのですが、「今、蕾が一気に開花し始めている。途中、方向性を見失いかけて迷走する時もあったけれど、今回の公演は、その潜在的な力を開放する術を身に付けたのではないか…と思うくらい衝撃的なものを感じた。」と書いていました。それから4年経ち、大輪の花を咲かせたコンサートだったのだなぁ…と思いました。少しお休み取れるとのことでしたので、今はゆっくり休んでほしいな…と思います。最高の公演をありがとうございました。

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