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2021年12月26日 (日)

柳生忍法帖・モアダンディズム 東京公演・Xmasアドリブ・千秋楽

大劇場初日は、今までの宝塚歌劇になじみのない「時代劇のお芝居」と、「古さと新しさの入り混じったショー」と思ったこの公演。気づいたら十兵衛先生の粗野な優しさに魂をゆさぶられ、「女だから自由を奪われた」人たちの、それぞれの生い立ちに思いを馳せ、このお芝居の虜になっていました。何度観たのか自分でも数えられないほど観劇し、一言では言い表せないほど、たくさん、たくさん、幸せな気持ちをもらった公演となりました。

ショーも、初日は新場面(ミッション・アシナヨ)に大感動しましたが、回を追うごとに、初演ダンディズムの場面(キャリオカ・ハードボイルド)が一番楽しみとなり、一緒に心で歌いながら毎回テンションMAXで観劇していたと思います。進化もすばらしく、今日の千秋楽は、最高の観劇納めとなりました。

今までの記事はこちらです。

柳生忍法帖 初日感想 (お芝居)
モア―ダンディズム (ショー:礼真琴ファンモードで)

この後は、書き留めておきたいテーマごとに感想を書いてみたいと思います。

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柳生忍法帖:女たち

東京へ来て一番私のとらえ方が変わったのが、柳生忍法帖に登場する女人についてです。東京に来てから私は、

「星組の柳生忍法帖は、女が男世界の道具となり、自分の心を殺して生きた時代に、一矢報いた話」

だと思うようになりました。

*堀一族は、夫や父が惨殺

*ゆらは、父と恋人から道具として嫁がされた人

*千姫は、夫が世のためにと殺された人

*天秀尼は、子孫を残せないように、子供の頃に尼にされた人

*おとねは、恋人と思った人に誘拐され、妾にさせられた人。

*会津の女は殿の快楽のためにさらわれ、生きて戻れなかった。

そんな女たちを助ける十兵衛の話、なんですよね。 原作を読んだ時に感じた凄惨な情景は取り除き、そんなエッセンスだけを残した、星組の柳生忍法帖。十兵衛先生の魅力と共に、心に刻んでおきたい素敵な公演となりました。

モアダンディズム:色気

星組と言えば「熱さ・パッション」と言われるほど、トップコンビの実力をベースにしたダンス力が売りだったと思います。先週ブルーレイが発売されたので家で鑑賞したのですが、大劇場の最初に収録されているので、花組の初演を星組らしく踊っているように見えました。それだけ今が、「抜け感のある、色気満載のダンディズムに昇華した」という証拠ですよね。

初日に感動した新場面はミッションとアシナヨだったんですけれど、千秋楽が近づくにつれて、”ハードボイルドの、色気ある視線とイケボを全身で浴びたい!”という、危険ゾーンの足を踏み入れてしまいました(笑) あぁ…今思い出しても、下手前方で最後のキメポーズの視線をキャッチした時の感動が忘れられません♡ 

アドリブ祭りだったXmasショー

前楽はクリスマス。退団者が多くてしんみりモードかと思ったら、大アドリブ祭りでした♡

*プロローグ、いつも通りオペラで琴ちゃんが下がってくるのを待ってたら、ん?何が違う。えええ?と思ったらサンタの帽子!最初はポンポンを横にくっつけていたのに、琴ちゃんのダンスのキレで最後は取れてしまっていましたね。

*なこちゃんもサンタ帽、愛さんと瀬央さんは、トナカイカチューシャでした。謎な3人のキメポーズは、赤サンタが両脇にトナカイを引き連れている…という、何ともシュールな図でした(笑)

*キャリオカの三角陣形は、ジングルベル。

*ハードボイルドは、クリスマスツリーが2個ついた赤い眼鏡を帽子に付けていました! そのままカッコつけて歌っているので、客席ザワザワ…クスクス…。ハットは、眼鏡を付けたまま空を切り裂いて飛んで行って、拍手大喝采でした!そして現れる、サラサラの前髪♡

*ハードボイルド最後は、「受け取って…」とイケボの直後に、バチン!とウインク!客席から思わず押し殺した悲鳴が…(私も…)

*テンプテーション:琴「聖なる夜を」、愛「あなたと」

*ラパッション「ジングルベル!ジングルベル!鈴が鳴る~今日は楽しいXmas!」(間奏の間に急いで歌いきる!指揮者の先生のツイートによると、事前打ち合わせは一切なかったそうです)

千秋楽サヨナラショー・退団挨拶

千秋楽は湿っぽくならず、最後まで愛月さんの温かさが感じられる千秋楽だったと思います。ゴールデンデイズの清々しい表情で歌い切った愛月プリンスに感動し、アシナヨで泣き、サヨナラショーで琴さんとガシッと抱き合ったところで号泣でした…。そして漣さんの退団のご挨拶にも泣きました。エストレージャスの「今夜はエンジェル」で一人で踊られたシーンは、今でも鮮明に思い出せるほど素晴らしかった!

礼真琴さん

そしてなんと言っても礼真琴さんの進化には、頭が下がります。お芝居は野性味のあるだみ声で通し、これを年末までやり通せるのか…と思いましたが、115公演乗り切りましたね。歌いながらの殺陣も、ショーでの様々な歌唱も、CDレベル以上の完璧さで完走して…。すごい方と尊敬していましたが、思っている以上に素晴らしい能力の持ち主なんだ…と思いました。

そしてその証拠に、クリスマスイブに文化庁芸術祭の新人賞の知らせが!ファンだからあえて、すごい!素晴らしい!と連呼することを控えていたのですが、この受賞はファンとして、とてもとても嬉しかった…。

今まで礼真琴さんは、正確な歌唱と熱くキレのあるダンスが持ち味でしたが、新人賞として世に認められたお芝居力と、ダンディズムで引き算の色気を身につけ、押しも押されもせぬ宝塚の顔になったのだな…と思います。でもご挨拶は心の優しさを感じることができ、改めて素敵なトップさんになられたな…と感じた千秋楽でした♡

おまけ

*キャリオカで一番好きなところ。実は、テケテケテケ…という感じのステップが異常に好き♪ 中央に戻ってきた直後の「胸躍るリズム~♪」の冒頭のところの…。なぜだか笑顔になります!

*ゆらの告白シーンで、ええ?と変顔っぽくなるのが大好き。

*逆に、「ゆらは人だ」の場面で、憎しみに変わるところは心が痛みます。

*殿の草履の場面。千秋楽は「えぇ…115回目だょぉ…」と恨みごとを言って、会場沸きましたね!殿の芸がなかったら、この公演は成り立たなかったと思います。本当にお疲れ様でした。

*ミッション、現在(回想)→過去の戦い→現在、となっているのを一回では分からない人がいたのですが、ライトを見ると分かります。最初のなこちゃんは自然色で、琴ちゃんは青みがかった色。戦いの場面になると赤みが増し、過去の生きている時代だと分かるようになっていました。

*ラ・パッション、瀬央さんに釣っていただきました(毎回毎回、手拍子が楽しかった~♪)

*キャリオカ最高!全ての音楽にワクワクが止まらなかった。転調するだけでテンションアップしていました♪

*テンプテーション、琴さんの声を脳内に記憶するため、全神経を集中させて聞きました。

*モアダンプロローグ、銀橋の下手で、琴さんに釣っていただきました(終演後、立ち上がれませんでした…)

鶴ヶ城

左:風ちゃんが桜華に舞えの番組で訪れた会津の鶴ヶ城。
右:その番組を見て、自分が観光した時の写真。

殿とゆらが立っている階段は、これですよね。とツイートしたら、鶴ヶ城の公式さんからイイねをいただきました♪

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最後に

楽しい観劇で忘れがちになりますが、ロミジュリでいきなり休演が決まったのは、たった半年前のこと。退団の皆様が無事完走でき、満席の千秋楽で送り出せたことを、心からお祝いしたいと思います。ご卒業、おめでとうございました。

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