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2022年11月28日 (月)

【星組】ディミトリ〜曙光に散る紫の花〜

星組公演、ディミトリ・ジャガービートを観劇してまいりましたので、感想をまとめました。初日の感想(←リンクあり)はネタバレしないように書きましたが、今日はお芝居について詳しく書いてみようと思います。

Blog_2022_nov28

写真は、初めての新宝塚ホテル(旅行支援で超安く泊まれた)、公演デザート、殿堂、キャトルの琴さん監修グッズコーナー、です。

全体的な感想

13世紀ジョージアの歴史をベースにしたこの作品は、生田先生のジョージアンダンスへの憧れと、オーディオドラマとして有名になった『斜陽の国ルスダン』との出会い、そしてそれを「礼真琴で見たい」という先生の野心によって生まれた物語なのだそうです(詳しくは、プログラムを参照下さい)。

私は、原作を読んでから初日を観劇しましたが、歴史の中から"ディミトリとルスダンの関係性の変化"に焦点を絞って描いた物語となっていますので、初見であっても分かりやすい展開になっていると思います。

冒頭の戦闘シーンにジョージアンダンスが取り入れられ、星組らしい力強いダンスは、圧巻の迫力。婚礼の踊りも素晴らしいステップで、ダンサーなトップコンビによる異国の踊りを堪能することができます。

そして全編通して観た感想は、層の厚い素晴らしい歌い手たちによる、歌で綴られた異国の愛の物語という印象を受けました。気がつくと私の観劇メモは、〇〇の歌で泣いた、というものばかり…。

でもそれは決して暗く苦しい涙ではなく、良かったね…理解してもらえたね…その想いは正しく伝わったね…という涙。ディミトリは行き場を失って自害するけれど、裏切ったはずのホラズムの王から”自分が何者だったのか”を伝えてもらい、安堵の中で最期を迎えることができた。そして最後は、遠く離れた一番伝えたい人に、正しく、その思いを伝えることができた。全ての誤解が解け、ルスダンとアヴァクが最後に話すところは、毎回涙が止まらないです。

紫のリラの花咲く王宮、城下の市場、繰り返される戦争…。その中で国を守り、生き抜こうする人々の歴史を感じることのできる作品だと思いました。まだまだ始まったばかりの公演です。これからの進化にも期待したいと思います♪

各場面の印象(主に歌)

* 幕開き。ディミトリがリラの花咲く庭園で歌う場面は、物語の世界観に一気に引き込む力のある歌ですね。初日に聴いた時は、私はずっとこの琴さんの声を生で聴きたかったのだ!と思って、無事開演できたことに感謝しました。

* ギオルギとバテシバが歌う内容は、ルスダン夫婦の未来を暗示しているので、2回目の観劇では一気にウルウルモードに入ってしまいました。

* 城下の市の歌は変拍子。異国の祭り、という雰囲気が出ていますね。

* 戦闘の場面は、やはり琴さんと暁さんが群を抜いて目立ちます。琴さんの太刀筋は力があるので「斬る刀」に見えるのがすごいと思いまし、暁さんは背が高くてしなやかに跳躍するので、見応えたっぷり。

* ギオルギから今後を託された後の、銀橋の歌。途中の転調で意志の変化を表しているように感じます。

* 婚礼の夜の「今こそ明かそう」の歌。幸せな時は短いことを知っていると、もう前奏から泣けて泣けて…。本当に素敵な歌。

* アヴァクの、議会から王配を遠ざける時の歌は、凄みと迫力があって素晴らしい。圧倒されます。

* トビリシ陥落後に、ジャラルッディーンについて行く時も、やはり転調した同じ歌で意志を表していますね。

* ディミトリの前に現れるギオルギ・バテシバ夫婦との三重唱。素晴らしいハーモニー!

* 使者としてルスダンと再会し「私はあなたの夫だ」という場面から、トビリシ奪還のクライマックスまで、毎回号泣です。

まとめ

最後にルスダンの生きて歩もうとする姿が神々しく、いいお芝居を観たな…と感じられる作品だと思います。人が人を大切に想う気持ちや、様々な愛の形を問う内容で、沢山の方に観ていただきたいな…と思いました。これからの方は、どうぞお楽しみに。

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