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2023年8月

2023年8月28日 (月)

【星組】1789 東京千秋楽の感想

1789の千秋楽が無事終演しました。私は2階席から自分の思いを込めて拍手を送り、星組パッションに参加してまいりました(泣)もう何というか…。6月からの感情の起伏が激し過ぎて、ホッとした…良かった…という気持ちが一番かもしれません。

ここまでの道のりは…。

初日前
体調不良者が多く出ていることを公式に発表。それでも初日が開いたことに安堵。⇒初日の感想

翌日から休演
結局、初日の翌日から2週間半の休演となってしまいました。私は、新生児の孫の世話をしつつ時々大劇場へ通う予定だったのですが、その長期休暇中に行く予定だった公演が全て中止…。

大劇場再開
大劇場千秋楽は、素晴らしいクオリティで感動⇒千秋楽の感想

東京代役公演
東京公演は、声がかすれる出演者も多くなっていた中、最終的には主演の礼さんが休演に追い込まれる事態に…。たまたま、代役公演初日のチケットを持っていたので、礼真琴ファンの心を封印して、冷静なレポをしようと心がけました⇒代役公演レポート。

東京千秋楽
前日に「全てのピースがピッタリはまった最高レベルの公演! 」とツイートしたのが何だったのか…と思うほど、全員が数段ギアを上げた、素晴らしい千秋楽でした!


では、ここからは気づいたことを箇条書きで…。

★有沙さんアントワネット。BDとは全く違う歌唱で、素晴らしい集大成。この千秋楽の収録が放送される時を待ちたいと思います。

★極美ロベスピエール。大劇場では高音に苦戦していたけれど、今日が今までで一番良かったように思えました。球戯場の場面、圧巻でしたね。

★天華ダントン。パレロワイヤルの歌が大好きなのですが、「モテないこの俺に」という歌詞にいつも違和感が…。天華ダントン、モテないなんてある?(笑)

★小桜さんソレーヌは、通常のセリフがしゃがれて聞こえづらいくらいになっていますが、歌は大丈夫なんですよね。ロナンとはまた違った、女性の側から見た憤りや悔しさが伝わる歌で、観客の心を打ちます。そして今日思ったのが、兄妹感が増したかも!?ということ。納得の役作りですね☺

★武器を取れ。この1789の楽曲の中で、私が一番好きな曲。暁デムーランが朗々と歌い上げていますが、代役後、低音の響きが豊かになっていることに感動しました。

★瀬央アルトワ伯。薄笑い、操り感、オランプを誘う手管、どれも細かいところまで見応えあって、”兄夫婦を追い落として自分が…”という目標を、冷静に・着実に進めているのがよく分かるアルトワと思います。最後のロナンとの絡みは、観ていて「ああ…最後…」という気持ちになってしまった…。最後の歌唱指導も、拍手が鳴り止みませんでしたね…。

★舞空オランプ。「この愛の先に」の礼さんとの2重唱は”はもり”が素晴らしいですよね。見た目の可愛らしさが圧勝であることはもちろんなのですが、体幹があるからこそのコミカルな演技や、感情の込められたソロ歌など、本当に素敵な娘役トップさんと思います。

★琴ロナン。やはり、この人がいるからこその、充実したコーラスなんだな…と思いました。豊かなメロディパートの表現力。正確な音程でハモるからこその素晴らしいデュエット。そして琴さんが先頭にいるからまとまる、見応えあるダンス。礼真琴率いる今の星組は、充実度MAXです!

★ そして千秋楽は、瀬央さんの星組最後の日。組長さんの言葉に詰まった挨拶で泣きモードに入っていたのに、琴さんの「17年も一緒にいると家族以上、家族以上は何かと考えたら、もうそれは自分!」という名言に泣き笑い…。温かい空間でした。

★ そして8月27日は、舞空瞳さんと休演中の珀亜れいも誕生日です!という紹介。なこちゃんがドギマギするのも可愛かったし、その影響で大羽根が暁さんをツンツンしてしまい、ありちゃんを救い出すように引き寄せるぴーすけさんも、素敵でした。

★ そして終演後、礼真琴さんの各方面に対する配慮が詰まったご挨拶、ご自分の言葉で語った休演と復帰の心境、そして公演のセリフにかけて、デマの払拭(ポリープ疑惑の否定)まで成し遂げた最後の挨拶!本当に心を動かされました。

★ 終演後にオケボックスの中で、ガッツポーズや拍手が起こっているのが見えたんですよね…。東京での代役稽古など、イレギュラーなことも多かったであろう今回の舞台。あらためて、お疲れ様でしたと思いました。


これだけの人数がここまで集中した公演を、この先観ることは難しいだろう…!と思う程、 最高の舞台でした。心から感動しました♡

次回星組はRRR。戦いと拷問の割合が高い映画…という印象なのですが、どう宝塚にフィットさせるのか。お正月公演を楽しみにしたいと思います。

2023年8月19日 (土)

【星組】1789 代役公演 初日の感想

礼真琴さんの休演により、代役公演として再開した星組。その初日を観ることができたので印象を書き留めておきたいと思います。

  • ロナン・マズリエ 礼真琴→暁千星
  • カミーユ・デムーラン 暁千星→天華えま
  • ジョルジュ・ジャック・ダントン 天華えま→碧海さりお
  • オーギュスト・ラマール 碧海さりお→鳳真斗愛

客席も緊張感あるなか、組長さんの開演挨拶で代役公演が始まりました。

革命家

昔、オスカルアンドレの日替わり日程の時、会話の相手の役替わりは非常に難しいと聞きました。革命家の皆さんとロナンが出る、パレ・ロワイヤルやサイナモナムールは、同じ場面で違うセリフを言ったり、違うパートを歌わなければならない。3部会の椅子ダンスも変わってくる。短時間で仕上げるのは大変だったと思います。でも、パレ・ロワイヤルで代役が勢ぞろいした時には、客席は涙・涙でした。すばらしかった。

あと、本役ではデムーランが一番の指導者に見えるのですが、史実では、ジャーナリストのデムーランはダントン派の一員で、ロベスピエールに処刑されるんですよね。天華デムーランは、めぐり合いのセシルの印象があるからかもしれませんが、ジャーナリスト感があるなぁと感じました。

秘密警察

この緊張感にあふれた客席で、大笑いが起きると思っていませんでした。2幕は「秘密警察」らしい演技でしたが、1幕のオランプオタクなラマール、ツボでした(笑)。笑いが止まらなかった。

暁ロナン

モンテ全ツ。組替え初日の、ありちゃんの緊張感で引きつった笑顔が忘れられないのですが、今日も幕開き直後は緊張していたように感じました。でも1幕終わりの、1人で銀橋で歌う姿は圧巻!2幕に入ると、どんどん主演ロナンになっていったように思いました。

酔っ払って寝ているのがよく見えるし(大きい)、いち農民には見えない貫禄ある指導者の雰囲気でしたが(笑)、主演代役をここまで短期間に仕上げて、本当に素晴らしかった。ありロナンは「農民指導者が上京した」という雰囲気で、男らしさが全面に見える役作りでした。

フィナーレ(ショー)

基本的に…

  • 礼さんのところを暁さんが全てカバー
  • 暁さんが抜けたところに極美さん

でした。 パレードは音楽変わらず、デムーランの歌で天華さん、ロナンのトップ羽は暁さん。

もちろん礼ファンとして、星組をずっと見てきたファンとして、パレードを見た時に複雑な気持ちがないわけではありませんでした。でも、お芝居の延長という位置付けのデュエットダンスも、主演としての挨拶もそのままするべきと感じましたし、それに見合う結果を出したと思いました。

この日一回の1789を観るお客さまや、大羽根を見に来た初見の方にとって、私はこの配役で良かったと思います。主演代役という大仕事をやり切った暁さん、お疲れ様!と、大きな拍手を送ってきました☺

まとめ

終演後は、客席からの大拍手が鳴り止まない状態でした。もちろん全般を通して”代役”を感じる時はありましたけれど、初見なら分からないクオリティで終えることができた、と思いました。

ただ、この代役公演を観て知ることができたのは、振りやセリフを覚えた段階と、舞台に乗せるまでに仕上げるというレベルの差…。改めて、琴ロナン、ありデムーランなど、本役さんの完成度を感じたかな…。

代役の方のお衣装。サイズを直していないので、デムーランのお衣装が大き目に見えたり、ロナンのベストが短く見えたり…。でもそれは「本役に戻す予定があるから」なんだろう…と信じています。代役を演じきった皆さんに心からの拍手を送りつつ、本役さんがまたそのお衣装で舞台に立てる日を待ちたいと思います。

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