【星組】1789 代役公演 初日の感想
礼真琴さんの休演により、代役公演として再開した星組。その初日を観ることができたので印象を書き留めておきたいと思います。
- ロナン・マズリエ 礼真琴→暁千星
- カミーユ・デムーラン 暁千星→天華えま
- ジョルジュ・ジャック・ダントン 天華えま→碧海さりお
- オーギュスト・ラマール 碧海さりお→鳳真斗愛
客席も緊張感あるなか、組長さんの開演挨拶で代役公演が始まりました。
革命家
昔、オスカルアンドレの日替わり日程の時、会話の相手の役替わりは非常に難しいと聞きました。革命家の皆さんとロナンが出る、パレ・ロワイヤルやサイナモナムールは、同じ場面で違うセリフを言ったり、違うパートを歌わなければならない。3部会の椅子ダンスも変わってくる。短時間で仕上げるのは大変だったと思います。でも、パレ・ロワイヤルで代役が勢ぞろいした時には、客席は涙・涙でした。すばらしかった。
あと、本役ではデムーランが一番の指導者に見えるのですが、史実では、ジャーナリストのデムーランはダントン派の一員で、ロベスピエールに処刑されるんですよね。天華デムーランは、めぐり合いのセシルの印象があるからかもしれませんが、ジャーナリスト感があるなぁと感じました。
秘密警察
この緊張感にあふれた客席で、大笑いが起きると思っていませんでした。2幕は「秘密警察」らしい演技でしたが、1幕のオランプオタクなラマール、ツボでした(笑)。笑いが止まらなかった。
暁ロナン
モンテ全ツ。組替え初日の、ありちゃんの緊張感で引きつった笑顔が忘れられないのですが、今日も幕開き直後は緊張していたように感じました。でも1幕終わりの、1人で銀橋で歌う姿は圧巻!2幕に入ると、どんどん主演ロナンになっていったように思いました。
酔っ払って寝ているのがよく見えるし(大きい)、いち農民には見えない貫禄ある指導者の雰囲気でしたが(笑)、主演代役をここまで短期間に仕上げて、本当に素晴らしかった。ありロナンは「農民指導者が上京した」という雰囲気で、男らしさが全面に見える役作りでした。
フィナーレ(ショー)
基本的に…
- 礼さんのところを暁さんが全てカバー
- 暁さんが抜けたところに極美さん
でした。 パレードは音楽変わらず、デムーランの歌で天華さん、ロナンのトップ羽は暁さん。
もちろん礼ファンとして、星組をずっと見てきたファンとして、パレードを見た時に複雑な気持ちがないわけではありませんでした。でも、お芝居の延長という位置付けのデュエットダンスも、主演としての挨拶もそのままするべきと感じましたし、それに見合う結果を出したと思いました。
この日一回の1789を観るお客さまや、大羽根を見に来た初見の方にとって、私はこの配役で良かったと思います。主演代役という大仕事をやり切った暁さん、お疲れ様!と、大きな拍手を送ってきました☺
まとめ
終演後は、客席からの大拍手が鳴り止まない状態でした。もちろん全般を通して”代役”を感じる時はありましたけれど、初見なら分からないクオリティで終えることができた、と思いました。
ただ、この代役公演を観て知ることができたのは、振りやセリフを覚えた段階と、舞台に乗せるまでに仕上げるというレベルの差…。改めて、琴ロナン、ありデムーランなど、本役さんの完成度を感じたかな…。
代役の方のお衣装。サイズを直していないので、デムーランのお衣装が大き目に見えたり、ロナンのベストが短く見えたり…。でもそれは「本役に戻す予定があるから」なんだろう…と信じています。代役を演じきった皆さんに心からの拍手を送りつつ、本役さんがまたそのお衣装で舞台に立てる日を待ちたいと思います。
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