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2025年1月22日 (水)

星組 武道館 ANTHEM-アンセム- 感想

礼真琴さんの武道館公演。初日から全公演、観てまいりました。礼さんが「最初は、席が埋まらないという夢を見るほど心配した。」とおっしゃっていましたが、終わってみたら4日間5公演、全てが大盛況でお祭りでした!

前半のJPOPは"これぞ武道館"という内容で、「これからの礼真琴の無限の可能性」を感じる構成となっています。ここに「今までの礼真琴」として、後半にダークな男役の歌を集めた構成が素晴らしいと感じました。これこそ、退団前にしかできない曲ばかり…。ほんと最高❣️❣️

ムケーシュの指先から炎が上がり、雪が舞い、武道館全体がきらめく星空となり、そしてその洗練された空間の中に浮かび上がる、礼真琴さんの美しいこと…。繊細で力強い歌声と大迫力の音楽は”極上の武道館ライブ”であり、”宝塚史に残る名コンサート”だったと思います。

私はJ-popに疎いので、最初”スタンディングライブ”に慣れるのに少し時間がかかりましたが、千秋楽はどの場面も大感動でした。その軌跡や印象の変化などを書き留めておきたいと思います。

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初日(状況把握の回)

稽古場情報から、J-popが何の曲か判明したので予習したかったのですが、なかなか時間が取れないまま初日を迎えてしまいました。その上、武道館は千鳥配置でないので、センター寄りで前の人が大きいと何も見えないのです。アリーナにいながら、モニターでアップのお顔だけ見て、舞台上で何をやっているのか分からなくて、曲は素敵と思うものの歌詞まで頭に入ってこなくて…。それでも、『タマシイレボリューション』と『流星』は圧巻!と思いましたし、大感動でした。

座って見る時間になって、やっと一気にその世界に引き込まれ、今までの軌跡に涙…。そして何と言っても『最後のダンス』が最高でした!この曲を琴さんトートで聴きたいからエリザを星組で…と願っていた私にとって、これだけで全てが昇華されたような気持ちになりました…。ロックなのに繊細な最後のダンス。これぞ琴さんの真骨頂!と感じましたし、『礼真琴の最後のダンス』と思いました。

そしてプログラムに載っていないアンコールは『星を継ぐ者』。この題名を聞いた時は、思わず小さくガッツポーズをしたほどでした。この武道館公演で取り上げられた曲は一貫して『自分を信じて一歩踏み出して』というメッセージがこめられていますが、「思い入れの深い曲だけれど、卒業を決めた今だから挑戦します」という言葉を聞いて、琴さんご自身が一歩踏み出したのだな…と思いました(泣)

日曜昼・夜(構成に感嘆!:夜は配信)

J-popコーナーを把握すべく、短い時間の中で歌詞やメロディーを確認しながら、復習して臨んだ日曜日。もう何というか…。畳みかけるような礼さんからのメッセージが心に響いてきて、そうか…そうだったのか…と涙が溢れて止まりませんでした。J-pop最後のECHOは特に、歌詞も曲も最高!心揺さぶられる曲ですね。席も、45度方向の後ろ側だったので、舞台も花道もよく見えて、やっと「武道館コンサートを楽しんだ」回となりました。

そして、星組メンバーも最高のパフォーマンスに挑戦してきていることが見えて大感動…。特に、礼さんの今までお役の衣装を他のメンバーが着て振り返るコーナーは、それぞれに見せ場があるというだけでなく、はっきりと進化の見える仕上がり…。ほんとすごい!と思いました。

その場面を見ていたら、完全自粛中もお手紙を書き続け、ほぼ全ての公演でコロナ中断という困難な時代をついていった記憶が、走馬灯のようによみがえってきて…(泣)。礼さんが宝塚ニュースで、このコーナーは今まで応援してきてくれたファンに届けたい場面とおっしゃっていましたが、もう大号泣モードに突入してしまいました。そして、それをVIOLETOPIAとして振り返るとは何と粋な演出! この場面のためのショーだったのかと思うほど最高でした🥹

その次のダークサイドは、ムケーシュもスカピンも、クオリティが当時とは比べものにならないほど完成していて鳥肌が立ちました。男役の色気とその完成度に、私のテンションは爆上がり(笑)! 特に、出演者全員のマダムギロチン❣️もう、これだけを見るために武道館に通える!と思うほど素晴らしかった❣️

アンコールの最後の題名が思い出せずにいたのですが、それが『The Greatest Showman』の『This Is Me』と分かった時、琴さんの(アンセムの)メッセージはこれなのね…!と、全てのピースがはまった気がしました。”自分を信じて前に踏み出そう”、”これが私。唯一無二の私。自信を持って!”と…。

キラキラ金テープが降り注ぐアリーナで、笑顔で踊り歌う皆様を大きな手拍子で応援できたこと。本当に幸せな…、感謝してもしきれない程の幸せな瞬間でした。

月曜夜ジェンヌ総見の回:配信)

夜まで時間があったので、仲の良い観劇仲間と「成都」という中華に行ってきました(95期生徒さんの実家だったお店です)。沢山のサインを見ながらヅカ話に盛り上がり、お腹いっぱい食べたあと夜公演に向かいました。

3日目になると武道館にも慣れてきて、スムーズに着席していたのですが、どこからともなくどよめきが…。気づくと、前日に千秋楽を迎えた花組メンバーが歩いていて、月組さん、星組にぎたつチーム、 OGの方々、下級生さん グループ、そしてちえねねコンビ!どこを見てもタカラジェンヌ&元ジェンヌさんばかりでした!

MCのコール&レスポンスで、男性~!イェーイ、女性~!イェーイ!、までは普通だったのですが、そのあと「タカラジェンヌ~!」「ぅお~~~!」と歓声が沸きあがるのがすごかった!多いとは思っていたけれど、ここまでとは!(笑) おとなしいヅカファンがおしとやかに歓声の声を届けていたそれまでの回とは違い、タカラジェンヌグループの歓声は、公演通して迫力満点でした(笑)

千秋楽 (BD収録回)

セットリストが頭に入った状態の千秋楽は、もうどこをとっても感動の嵐でした。しみじみとそのメッセージを感じ、この素晴らしい圧巻の公演をありがとう!感謝!…と思いながら、手拍子とライトで応援しました。初日に心に残った曲と、今日楽しみにした曲が全然違ったのですが、『マダムギロチン』と『This Is Me』は、ホ~~ント最高❣️

千秋楽のご挨拶後、武道館メンバーへ感謝の言葉を言おうとして詰まる礼さん…。ぽろぽろ泣いているメンバーを見て、こちらもウルウルでした…。

幸せに包まれた千秋楽を迎えた今、言葉に表せないほど素晴らしいコンサートに感謝の気落ちしかありません。スタイリッシュな演出効果、美しい琴さん、キレキレでカッコいい男役さんのダンス、可愛いだけでない芯のある星娘たち、こんなに見るだけでも眼福なのに、圧巻の歌声と腹に響く音楽はライブならではの迫力。自分もリズムに乗ってライトで参加して、毎日最高の体験をさせてもらいました。星組最高!礼さんありがとう!

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