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2025年5月25日 (日)

【星組】エスペラント!感想

今日は、星組阿修羅城の瞳の2幕として上演されているショー、エスペラント!の感想です。お芝居についてはこちらになります。

【星組】阿修羅城の瞳・エスペラント! 大劇場初日(ネタバレなしの印象・感想)

【星組】阿修羅城の瞳 大劇場 感想(詳しい感想)

写真は、もう大劇場遠征は最後と思って行ったお店です。

  • 宝塚ホテルのイブニングプレート
  • 大劇場の見えるzukekura DELI&CAFE
  • ルマンの組み合わせフルーツ

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初日の印象

初日の感想は一言で言えば「このショーで良かった」。今まで挑戦的なショーが多かったこともあり、純粋に王道の宝塚のショーを楽しみ、礼さんの最後の姿を見納めたいな…と思っていたからです。

ただやはり、前回のショー「ティアラアスール」の、舞空さんとの2つのデュエットとティアラを授けるシーンがあまりに美しく多幸感にあふれていたため、初日は複雑な心境があったことも事実で、この初日の報告では自分の感想を書くことができませんでした。 また、”このショーを8月の最後の日に見ている自分の姿”が脳裏に浮かび、「その時」を想像してしまったことも原因の一つかもしれません。

その初日に書いた報告はこちらです。

「ショーは王道の展開。ロマンチックレヴューを彷彿とさせるプロローグから始まり、美しいパステルグラデーションのシーン、カーキ色の摩天楼、極彩色の熱いレビュー、青い海と青い星…と、様々なシーンを楽しむことができます。そして後半1/3は、礼真琴さんの退団仕様。」

現在の印象

そこから約一か月経ち、そんな初めの葛藤はどこへやら。2回目以降はとても楽しく、後半は毎回涙ぐみながら観ています。お芝居に緊張感があり観る方も集中力がいるため、ショーは心穏やかにどの場面も楽しく拝見しています。

それでは、個々の場面で感じたことを箇条書きで書いていきたいと思います。

プロローグ~色彩のバレエ~摩天楼

伝統的なレヴューの香りを残しつつ 、洗練されたショーと感じる幕開きです。パステルカラーはグラデーションで、色彩豊か。歌劇の座談会を読むと、特定の地域や時代に縛られない、青い星(地球)巡りの宝塚レヴューということで、プロローグはロマンチックレビューの雰囲気ですね。

銀橋に残るかのんくん、ディズニーの王子様みたいで素敵♪

暁さんのペントリスト(画家)は、鈴蘭の時に少し女性みが残っていた琴ちゃん風。かつらが似ているせいもあるかな。

色彩のバレエは、1幕で女鬼だった星咲さんと鳳花さんが美しく、いつも目で追っています。「白」の象徴として現れる極美さんと、画家の暁さんが踊るシーンはナルキッソスを思い出しました。

イチョウの場面はブロードウェイ風。礼さんとほのかちゃんのハーモニーがとても素敵です。忙しい日常の中にも身近な美しさを見出すという、ほっこりシーンですね。

水族館~Mrブルー

そして中詰め。海底レヴューになると、キタキタ〜!とテンションが上がります!血がたぎる!これぞ星組よねって感じ🤭 ラテンショーの雰囲気ですが、原色のお衣装についている折り目のついたピラピラ は「魚のひれ」です!

実は「肩甲骨」というメモがしばらく意味不明だったのですが、それは娘役の魚さんと踊る時に手をヒラヒラさせるところでした🤭でも何で、そこがツボったのかが思い出せない(笑)

この場面、暁さんと礼さんが男役2人で踊るところは、貸切のアドリブが入る場面です。私はぴあの貸切を見たのですが、最初二人がドスの効いた声で「ぴあ!」と言った時は客席反応なかったけど、横移動の時かな。「ぴあぴあぴあ~!」と言ったのでやっと笑いが出ました✌️

Oh Mr.ブルー… 何て青く美しい星…と初めて聞いた時、これ知ってる…?懐かしい!でも何でJ-popに疎い私が知っている…?と思ったんですよね。調べたら、これをテーマ曲としたNHKの番組を子供の頃に見ていたようです。Mrブルーのお衣装が美しく、とっても素敵。ここは、琴さんが地球そのものになる、という場面なのだそうです。

人形小屋

西洋の近世やコッペリアを彷彿とさせるシーンで、お衣装は未来的でもあり不思議で妖しい空間。…と思ったら、何とクジラの腹の中でした。確かに歯車が釣り下がっているシーンは、肋骨なんですよね!そうだったんだ…と思って、2回目に背景をよくよく見ていたら、飲み込み映像がありました。コッペリウス(暁さん)が作った人形たちのシーンですが、暁さんの眼鏡姿、いいですね♪

この場面。2週間空いて観劇した時に、礼さんの体幹に心底驚きました。初日も人形らしいとは思いましが、真ん中に糸が通っている「あやつり人形」そのものになっていて…。殺陣だけでなく、このような1シーンまで手を抜かず進化し続ける琴さんに脱帽でした。

青い星~初舞台生タップ・ロケット

千住明先生が楽曲を提供された青い星。卒業公演にふさわしい壮大なメロディーで、次々と組子と関わる振り付けも涙を誘う場面です。

ただ最初観た時は、「青い星」なのに青ではないのね?と思ったんです。プログラムを確認して、それが「命の灯の色」なのだとわかり、歌劇を読んで「青い星にこれから降り立つ存在」と知りました。初舞台生と卒業するトップスターが存在するこの公演を、命のサイクルがある地球を重ね合わせたものだということですね。なるほど。

そしてこのあと、舞台上で白い衣装に着替えて礼さんがタップを披露します。それは礼さんの初舞台公演の曲で、それを初舞台生につないでいくという演出です。これだけハードな公演の最後にタップするのは大変だろうなぁ…と思いますが、琴さんのタップを見られたのはとても嬉しいです♪

黒燕尾~フィナーレ~星の夜~パレード

黒燕尾は、最初の歌で毎回涙が溢れます。もうわずかとなったこの日を大切に過ごしたい(ニュアンス)という歌詞のところです。黒燕尾の男役群舞が観られて、キャリオカ風の娘役と燕尾の男役が観られて、本当に素敵なフィナーレですね。退団者や同期との幸せな空間…大好きです。

そして、最後に1人で舞台と別れを告げるシーンは、歌劇のために貢献してくれてありがとう、今まで続けてくれてありがとう…という気持ちになります。静かに曲を終わらせる振りも最高。あと何回観られるか分かりませんが、このまま無事公演が進み、最後の日にここで精一杯の拍手を送ることができたらいいな…と思います。

最後に

もうすぐ大劇場千秋楽がやってきますね。無事その幕が下せるよう、私も祈りたいと思います。

追記:サヨナラショーの感想はここをクリック

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