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過去の記事

カテゴリー「演劇2」の20件の記事

2021年6月 7日 (月)

モーツァルト!2021 (帝劇・配信)

今日は、モーツァルト!の山崎育三郎さん回の千秋楽を、無観客配信にて視聴しました。この公演は、4月にF列で視界は通路だけ…という素晴らしいお席で観ることができたのですが、何ともう一度観られたのです。

Mozart_2021apr_20210613215801

12月に当選した時は、本当に嬉しくて待ち望んだ公演だったのですが、帝劇は山崎さんが出演される時くらいしか行かないため、何となくアウェーな気持ちで緊張して座っていました。でも始まったら素晴らしいパフォーマンスにどんどん引き込まれてゆき、大感動…。生の舞台が目の前で繰り広げられていたこともあり、熱い思いが直に語りかけてくるような、自分もその世界に入り込んだような気持ちになりました。

それにその時は、山崎さんの武道館コンサートで配布されたマスクをしていましたので、出演者の方が見てくださったかも~!?というまた別の意味でも楽しかったです♪

この日の配役は以下の通り

  • ヴォルフガング・モーツァルト:山崎育三郎
  • コンスタンツェ木下晴香
  • ナンネール和音美桜
  • ヴァルトシュテッテン男爵夫人:涼風真世

ただ、私にとってのモーツァルトの基本はロックオペラモーツァルトで、M!ではないんですよね。そのため、細かな設定の違いや同じ部分を感じながら見てしまって、え…ここでおしまい?救いはないのね…という気持ちになり、存分に楽しんだか…と言ったら、そうではなかった。そのため、もう一回観たいな…という気持ちがあったのですがチケットはなく、そのまま休演になってしまっていました。

そうしたら以下のお知らせが!On Line配信が決定となったのです。

Mozart

今日の配役は以下の通り。

  • ヴォルフガング・モーツァルト:山崎育三郎
  • ヴァルトシュテッテン男爵夫人:香寿たつき

今日は、それぞれの歌唱を楽しむつもりで、部屋も暗くして劇場っぽくして集中して観てました。この公演は自分が劇場にいたことがあるので、ところどころ拍手がない…という気持ちにはなりましたが、香寿たつきさんの星から降る金、圧巻でした。素晴らしい…。木下さんのダンスはやめられないなどは、配信でも心の叫びが伝わってきて、すごいな~と思っていたら、和音さんのパパが亡くなったわ、山崎さんの父への悔悟、香寿さんのリプライズと、たたみかけるようにすばらしい歌が続きました。もう一度観られて本当に良かったです。またいつか見られますように。

2018年4月 1日 (日)

メリーポピンズ観劇♪

今日は、メリーポピンズをシアターオーブで観劇してまいりました。友人がとても良いと言っていたので「おけぴ」を眺めていたら、たまたま一番観たい配役の日が3千円引きで売りに出されていたのを見つけたのです。駒田さん、ほのかさんが懐かしかったので、濱田・大貫・駒田・鈴木回…と思っていたんですよね…。それで、昨日新宿駅で手渡しでチケットを受け取り、本日急遽観に行くことになりました。

(私が最初に観ていたミュージカルは、中島梓さん演出のものばかりで、当時よく駒田さんや鈴木さんが出演されていました。そのため、私の周りは駒田さんファンが多いのです。)

marypoppins_2018_2

そのように大して期待はしていなかった私ですが、見た感想としては、

『楽曲・演奏・脚本・ダンサーや歌唱力を含め、総合的に、今まで観たミュージカルの中で一番楽しく満足した公演だった。』

と思います!!!

私は、ディズニーのメリーポピンズは映画を全部は観ていませんので、その違いを語ることはできません。でも、Sing Along Songsという、ディズニー映画の名シーンで構成されたビデオを持っていましたので、メリーポピンズの主な名シーンは、何十回と見ていました。

それに私は、超原作ファン。小学生の頃は、何度も何度も暗記するくらい読んでいて、その続きを読みたくて自分で続編の冒険を書いていたほどです。

そんな背景を持つ私ですので、原作からどう変わっているのか。ディズニーのイメージはどう変わっているのか、少々不安もありました。でもそれをくつがえす名演と脚本だったと思います!

本日の配役はこちら。

marypoppins_2018_1

私が物語を読んでいた頃の印象と違い、このミュージカルは、大人が納得できる構成だな…と思いました。子供の更生物語ではなく、『どうして子供がそうなってしまったのか』を親にさりげなく気づかせる…というのが、一貫したストーリー。専業主婦と専制的な夫のすれ違いが原因という位置づけですね。でもそうと見えないほどに、”押しつけ”ではなく”気づき”として描かれているので、素直に受け取れるんですよね。

タコで戻ってくるのも、あぁ~いろいろ原作のエッセンスを使っているなぁ~と思いました。

いろいろな伏線も分かりやすく、肩ひじ張らずに観ても、そうかそうかと納得できる。曲はどれもノリノリで素晴らしいし、それを演じる人も、子役の演技も素晴らしく、特に、バートさんと、彫刻のもじもじくんのようなダンサーの踊りが、本当に見ごたえあります。

宝塚を観始めたころは、歌唱力のない人は論外と思っていたのですけれど、今はダンサーのすばらしさもミュージカルに欠かせないことが良くわかるようになってきました。この人たちの身体能力があるからこそ、ディズニーのあの動きが再現できるのだと思いました。

そして濱田さん・木村さんを始め、歌唱力の高い役者さんが揃っていたからこそ、大満足と言えるのだと思います。駒田さんの最後の芸達者ぶりもさすがでした。

いいものを観させていただきました(^^♪

2018年3月24日 (土)

ロマーレ @ 東京藝術劇場

今日はロマーレを観てきました♪お花様カルメンという前知識だけで観たのですが、今回の演出や脚本がとても良かった!何故カルメンが奔放と言える行動に出たのか、女性目線の解釈が新鮮。友人のおかげで良席でお芝居を楽しめました。主演二人の芝居力と美貌、周りの人たちの歌唱力、ダンス力に脱帽(^^)


これが、凝縮された感想なのですが、少しだけ追記を。でも、まだ始まったばかりですので、できるだけネタバレしないように書いてみます。

実は私、宝塚以外のミュージカルを観て、これほどまでに満足感のある舞台ってなかなかなくて…。エリザベートですら、いいと思うことはなかなかないのです。コスパ悪いというか、あら…これで終わりなんだ…みたいな…。自分が宝塚に慣れているために、何というか、尻切れトンボな気分になるんです。

役者の技量や楽曲の素晴らしさという意味なら、もっともっと良いものは多く存在するはずなのに、今回脚本に満足したな…と思った理由が分からなかったので、ちょっと考えてみました。

* 一般的な”カルメン”の舞台が終了したと思ったら、それだけで終わらなかったこと。

* 過去と現在をつなぐ仕掛けがあり、なるほどと思ったこと。

* 女性目線の解釈が、とても腹落ちしたこと。

* 救いのあるエンディング。

ではないかな…と思います。

ナレーションの、これは男の側から見た話だという説明も、なるほどと思いましたが、一番心に残っているセリフが、自分は手を差し伸べた、でもあなたは自分の側に来ることだけを望み、私の方へ歩み寄ってはくれなかった、という言葉。これら一連の流れがとても納得できるものでした。

そして最期、あえて最後ではなく最期と書きますが、答えを見つけて果てるところも、救いがあって良かった。

あ…もうひとつ最後に。べっぴんさんに出ていた松下くん。俳優さんと思っていたら、元々歌でデビューした人だったんですね~。知りませんでした。迫真の演技は素晴らしかったです!

2017年10月19日 (木)

レディ・ベス 2017

昨日は、こちらの公演を帝劇で観てきました。

lady_bess_2017

いつも帝劇のミュージカルを観ると、タカラヅカの1.5倍のお値段の価値を見出せず、しばらく行かないぞ…と思うことが多いのですけど、今回はJCBの半館貸し切りでしたので、通常よりかなり安く観ることができました。今回は前の人の頭が視界を遮らなかったこともあり、とても観やすく楽しかったです(^_-)


実は、最近忙しいこともあって、この安かったチケットを、さらに値下げして引き取り手を探したのですけれど、見つからなかったんです。でも、これ以上大幅に値下げして引き取り手を探すくらいなら、やはり自分で行こう、と思い直して観てきました。結論から言えば、行って良かった!!

内容はすっかり忘れていたのですが、やはり和音美桜さんが圧巻でした!タカラヅカを辞めたのが惜しくて、しばらくブログを追っていたのですが、最近すっかりご無沙汰していました。やはり素敵な透明感のある歌声ですね~。自分で書いたことをすっかり忘れていましたが、この感想の中で、北翔さんとコンビを組んでほしいな~って書いてありました(笑)

バレンシアの熱い花

私は、どちらかというと山崎君の舞台を選んで観ているので、加藤さんはお初?でも観たことあるかも?と思ったら、1789で観てました(^^; 忘れててスミマセン。でもとても良かったです!

古川さんは、エリザベートのルドルフも、1789も観ているので、安心感を持って見ていました。チャラ男に見えつつ「したたか」で、とても良かった。

その他は、ほぼこの前回の感想にかぶっているので、リンクを貼っておきます。

レディベス 2014

楽曲はどれも美しく品があり、人数が少ないのにコーラスに厚みがあって、全般的なレベルが高くて素晴らしかった。家に帰ってから、エリザベス1世の生涯を調べて、史実と物語の違いを把握するのが楽しかったです♪

2016年11月27日 (日)

スカーレットピンパーネル 思い出と東京凱旋

先日、スカーレットピンパーネルの東京凱旋公演に行ってまいりました。これは、1997年にブロードウェイで初演の、あのワイルドホーンさん作曲のミュージカルです。それを、2008年に安蘭さん主演で宝塚で上演。海外ミュージカルとしては、エリザベートに続く人気となるほどの演目になり、6年前に月組、そして来年、星組でお披露目公演として、再演予定となっています。

それを今回、ブロードウェイ版に近い形で、海外の演出家で上演。それも、日本初演の主演だった安蘭さんが、今度はヒロインとして出演される。

今はもう時効と思って書きますが、私が春野寿美礼さんを応援していた当時、それに次いで応援していたのが安蘭さんでした。もともと、CSに入ることにしたのも、安蘭さんのアイーダが良かったからで、CSに入らなければ、春野さんのトートにハマることもなかったと思います。

そのような経緯があり、2番手時代以降ではありますが、お茶会もかかさず行っていましたし、本公演以外の舞台も観劇していました。琴ちゃんが宝塚を目指すきっかけとなった龍星も観ていますし、コパカバーナは梅田まで遠征し、青年館のトップお披露目のヘイズコードは、何と一列目センターブロックでした。春野さんの退団ショックで観劇意欲を失っていた頃に、安蘭さんのエルアルコンをSSで観て、やっぱりタカラヅカっていいなぁ…と観劇を再開した記憶もあります。

そんな私でしたので、星組スカーレットピンパーネルを観た時は、本当に衝撃的でした。その遠征の感想は、こちらです。脚本と楽曲のすばらしさ、そして主演コンビの断トツの歌唱力、そして柚希さんが”やっと”開花したと思ったショーヴラン。どれをとってもハマった演目でした。

【星】スカーレットピンパーネル

月組でスカピンを再演した時は、明日海さんを応援していましたので、2番手役への抜擢は嬉しかったのですけれど、大役にハラハラする親の気分で観劇していましたね…。でも、最後の最後に、やっとアドリブを返せたみりおさんの記録がこちらです。

【月】スカーレットピンーパーネル

そして来年は、やはり抜擢の礼真琴さんが、ショーヴランに挑みます。柚希さんにしても、明日海さんにしても、将来を期待されるジェンヌさんたちの転機となった役。来年のスカピン、本当に楽しみです。

そんな思い出のある演目を、この秋初めてタカラヅカ以外で上演する、それも安蘭さんがヒロインで!と思ったら、絶対観に行きたい…と思ってしまい、忙しい合間をぬって行ってまいりました。


この凱旋公演の感想は、一言で言えば、『楽曲も物語の流れも同じなのに、こんなに違うお話だったのか!』、ということに尽きると思います。逆に言えば、小池先生の手腕に脱帽した、ということでしょうか。このミュージカルを、よくぞ『タカラヅカ版』として、大所帯の宝塚にフィットするように編成しなおし、ヅカファンに受け入れられる流れに変えたなぁ…と感嘆しました。

全体的に、ショーヴランを含めた3人のお芝居で、大人の三角関係が主体のお話なんですよね。ショーヴランがもっとマルグリッドを口説くというか…。そうそう!途中で、アンドレシェニエ、と出てきて、びっくりでした!

この日の配役はこちらです。

suka-pin-2016

役替わりが一人だけで、帝劇のように配役写真を撮れませんでしたので、HPのキャプチャです。平方さんは、レディべスで観たのですが、石丸さん、石井さんは初めてでした。

石丸幹二

NHKの朝の連ドラ(とと姉ちゃん)で、何だかやたら存在感のある、威厳を持った人が出ているなぁ~と思っていたら石丸さんで、その印象もあって、このスカピン観たいな~と思った一因です。

観ての感想は、もう今まで聴いた中で、一番好きな声かも…と思いましたよ!もともとの声質も発声方法も、とっても好み!!ただ、お笑いセンスは、安蘭さんに負けたな、と思いました(笑)。

安蘭けい

歌詞や意味は違う曲になっていたけれど、ひとかけらの勇気を歌った時に、何だか涙腺が緩んでしまって…。彼女の声を聴いて、彼女のために書き下ろされた曲。それをまた歌っている…。何かいいな~と思いました。

石井一孝

ショーヴランの役割が大きいので、すごく目立っていましたね。実力のある方なので、とても安心して観ていられました。さすが!と思うところが多かったです。

--

最後に…。何だか観ていて、フランス革命も、明治維新も、国家の体制を変えようとするときには、いろいろ問題が起きるのだな…と思いました。理想と現実は違うというか、陰謀や駆け引きが横行して、権力争いがおきるというか。授業では歴史として表の面を習うけれど、スカピン(フランス革命)も、桜華に舞え(明治維新)も、ちょっと逆方向からのアプローチで面白いなぁ…と思いました♪

2016年7月15日 (金)

帝劇:東宝エリザベート 花總&城田

本日は、念願の城田トート&花總エリザベートを観てきました!一年前に、お花様のエリザベートが観たい!と思って、音大キャスト(井上・田代・山崎)で観たのですが、私の周りでは、城田評価が一気に上がり、大絶賛だったんですよね。再演があったら…と思いながらも全くチケット取れず、チケットサイトを見ても、とても購入可能な値段でなく…。

 

梅田で観劇することも真剣に検討していたところ、貸し切り公演の二階の端っこが売りに出ていて、平日でしたが飛びついてしまいました。最近会社を出るのが21時頃なので、どうかな…と思っていたのですが、タイミングよく会社を出ることができ、ラッキーでした♪

 

去年の感想はこちら。トートとルキーニが違いますが、総評はあまり変わりませんので、そちらをリンクして、今日は違いを中心に書こうと思います。

 

帝劇エリザベート2015

 

配役表はこちら↓

 

eliza2016

 

総評

 

結論から言って、今まで観た中で最高レベルの感動でした!エリザベートは私が宝塚に落ちた演目なので、東宝版も、毎回一度は観ているのですが、でも何度観ても、役替わりを見ても、何か乗り切れない感じがあってね…。それでこの値段は高過ぎ…と観劇後に、後悔することが多かったんです。

それが去年、花總・井上・山崎・田代を観て、これは!と思ったんです。このエリザベートなら何度でも観たいし、宝塚より高い値段も納得。そしてやっと本日、花總&城田版を観ることができました。全体的なテンポも良くて、無駄と思える時間(例えば、エリザベートがナイフで自殺するのを辞めるところとか)がなく、アンサンブルのレベルも高く、主演2人の美しさは他に追随を許さないレベル。そしてその周りのキャスト陣は実力派ばかりで、本当に見ごたえのあるエリザベートでした♪ まぁ少しだけ、私の好みは望海ルキーニ&北翔フランツだったかな…とは思いましが、万里生くんも、成河さんも良かったです。

 

花總エリザベート

 

お花様は、最初のシーンが15歳にしか見えない!もうこれは、感嘆しかないですね。おそらく、男役出身でエリザベートを演じた方たちには、絶対敵わないのではないかと思わせる、彼女しかできないお芝居だと思いました。還暦の先生が日本舞踊で童女を舞うのと同じような感覚?エリザベートは16で結婚したので、なるほどな役作り。

 

一般的に言って、歌やダンスそれぞれに秀でた方はいると思うのですが、お花様はあの美貌と気品と芝居力があって、その上歌唱とダンスが及第点レベル。本当に貴重な存在なんだなぁ…と思います。歳を重ねたからこその、晩年の演技の迫力も、本当に素晴らしかったです。

 

京本ルドルフ

 

闇が広がる最高~、ルドルフとトートが踊っている~、野獣に魅入られた子羊みたい~、なんて思いながら、観てました(笑) そうしたら、「自ら死を選ぶこと」、イコール、「トートに死の接吻を求める」、という演出なんですね!その上ね。ルドルフ自殺後に、トートが口元にゆっくり手を持っていくのですが、そこがなんともエロチック。絵になる2人だし、”いいもの見せていただきましたーーーー”という、感想でした(笑)

 

城田トート

 

城田さんは、ロミオの頃は、カッコいいけれど歌が…という話を聞いていました。それで去年は井上版を観たのですけれど、友人たちの大絶賛な感想を聞いて、一度は観てみたい!と思っていました。

 

友人たちからも、ネットでも、城田トートは人外、と評する声が多いんですよね。でも私には、たくましさと妖しさとセクシーさを兼ね備えた、男の中の男、に思えました。あえて言うなら、氷の美貌を持った色気のある野獣。そういった意味では人外か(笑) そのような、今までのトート像を覆すインパクトを感じたな…。

 

宝塚以外で、こんな「カッコいい」というか、見惚れるトートは初めてだったし、マントさばきも素晴らしく、心配した歌も、低音ボイスにしびれました。

 

まとめ

 

リーヴァイさんのお宅(ウィーンのシェーンブルン宮殿内)に、宙組生がうかがう番組があったのですが、その時にリーヴァイさんが、「このミュージカルは、エリザベートを皇后ではなく、一人の女性として描いたことで、観客が自分を重ね合わすことができる。ミュージカルを観終わった時に、何か感じて普段に生かしてほしい。」という趣旨のことをおっしゃっていたんですよね。

 

確かに、嫁姑の確執、恋と結婚の違い、夫婦のすれ違い、親子の争い、息子と母の関係(マザコンからの脱出)など、どれをとっても、何か感じるところがある題材。女性側(エリザベート)からは、「何でわかってくれないの!?」ということばかりアピールしているけれど、ミュージカルとして客観的に見れば、夫フランツの想いも、姑ゾフィーの立場も、きちんと伝わってくる。

 

そんな面も、日本に受け入れられ、ここまで長く愛される演目になった理由かな…と思いながら、観劇していました。

 

そして最後。エリザベートが死の接吻を求めた後の、トートの目が忘れられなかった。宝塚版の、勝ち誇った歓喜の昇天と違い、とうとう命を奪ってしまった…という、複雑な表情。その演技に、一番感嘆したかもしれません。観終わった時に、本当に充実感のある公演でした♪

2016年4月24日 (日)

帝劇1789

今日は帝国劇場で、東宝版の1789を観てきました。友人から、花總まりさんのアントワネットのA席がある、というお誘いで、飛びついた私です(帝劇はSは高いので、いつもAです)。月組も一回しか見ていないし、既に筋も忘れている状態で観ましたので、詳しくは書けないのですが、記録は残しておこうと思います。今日のキャストはこちら。

1789_2016Apr24

総評

今日のお席は一階で、それも目の前が通路で、さらに交差点近くだったので、何度もキャストの皆さんを近くで拝見することができました!駆け抜ける時に、その速さを実感できたし、平民の行進でスカートは触れるし、古川くんが目の前で止まり、おお~~背高い~カッコいい~と思ってました(笑)。古川くんは以前見たはず!と思って調べたら、春野エリザベートの時だったのね。

今回、久しぶりに帝劇を観て感じたのは、歌唱や音程について、自分の中での要求レベルが上がっているかもしれない…ということでした。天下の帝劇なら、もう少し頑張って欲しいな…と思う場面が何度か…。最近観ていた主演が、井上さん、山崎さん、星の北翔さんとか礼さんとか、音程の確かな方が多かったからかな?

そんなことはちらっと思いましたが、やはり1789は好きな演目です。宝塚の時は、オランプとソレーヌが、娘役トップではなかったので、こんなに娘役が脚光を浴びる演目って珍しい…と思っていたのですけれど、今回も、いろんな役それぞれが、個性を持って見せ場があり、ダンスもロック系で勢いがあり、ロミジュリもですが、フランスミュージカルっていいなぁ~と思いました。

あと、ダンサー陣の卓越した身体能力にビックリ!何という技か知らないのですが、空中側転みたいな連続技が素晴らしくて、おお~~~~と思っていました(^_-)-☆ 東宝のエリザベートを観た時に、何だトートが踊らないんだ、と思ったのですが、今回は全員でダンスしているのが良かったな。アンサンブルの歌唱力もですが、この方たちの底上げが、このミュージカルの質を上げているな…と感じました。

キャスト

おおまかに、王党派に大ベテラン勢(岡さん、吉野さん、坂元さんなど)。革命派に若手(古川さん、上原さん、渡辺さん)。上原さんが上手い!と思っていたら、今調べたら音大卒だったのですね。最近のレミゼは観てなかったので、私はたぶんお初。

ソニンさんが、最初あまり…と思ったのですが、途中のロック系の持ち歌の時に、大迫力で感動しました。アンサンブルの方たちとの、気合の入ったナンバーは、本当に良かった!

ロナンの加藤さんは、時々高音で苦戦している様子でしたが、「ロナン」として見た時にとても良かったと思います。小池君も見てみたいな。

オランプの神田さん。ヒロインとして、歌もお芝居もとても安定して、見ていて安心。可愛いし、これからの活躍を期待しています。

そしてお花様。最後のソロは圧巻でした。さすが菊田演劇大賞受賞者ですね。最近帝劇は、花ちゃんの舞台しか観ていないような気がします。

でもね。今日の一番のヒットは坂元健児さんだったな…。月組のときの感想で、輝月さんをチェックしていたのと、たぶん同じような感覚でしょうね。おかま****ムシの姿が忘れられない( ´艸`)プププ 最後のカーテンコールでの拍手の多さからも、私と同じ感想を持った方は多かったように思います。

笑いもあり、スカーレットピンパーネルやベルばらなど、いろいろ思い出しつつ、とても楽しい観劇でした♪あ、誘ってくださったお友達と、同窓の3人でお茶(私以外は飲み)をしたのも楽しい一因だったかも。同じくらいの子供がいる、働くお母さんなので、いろいろ情報交換もして、いい一日でした。

撃沈&GET&お片付け

今朝は、帝劇エリザベートの一般販売開始でしたので、準備万端で臨んだのですが、あえなく撃沈…。数分で勝負は決着…という状態でした。去年、花總&井上で観たので、花總&城田&山崎回が取れないなら諦める、と決めていたのですが、やっぱり難しいわね。

でも、るろうに剣心のライブ中継は、無事当選。友人と重なって取れたので、私の2枚は友人親子に譲ることになりました。今回の『るろうに剣心』で、ヅカ友に引き入れることに成功した方ですが、お嬢さんも気に入ってくださるといいな。

そんなこんなで、お昼までチケ活で忙しかったので(笑)、午後からお片付けに精を出していました。適度に雨が降るので、庭の草が伸び放題で、大変なことになっていましたし、今週は残業が多かったので、いろいろ出しっぱなしになっているものも多かったのです。

雪の彩凪さんが、花より団子のキャラを演じてみたいと、カフェブレイクで話しているのを聞いて、そうだ…録画しっぱなしの花より団子のドラマを見ようと思って、録画を見ながらアイロンかけしていました。アイロンかけを待つシャツの山がなくなっただけで、とっても気分が軽くなりました(^^;

明日は、お友達が声をかけてくださった1789です。エリザは観れないけど、アントワネットお花ちゃんを見てきます♪

2015年7月27日 (月)

帝劇 花總エリザベート

 本日は、もう何か月も前から楽しみにしていた、花總エリザを観劇してまいりました。花總さんは、私が宝塚を観るようになったきっかけの方…。かれこれ15年くらい前だったでしょうか。古い友人から、「宝塚のトップを務めている花總さんは、後輩だよ。もう長いので、早めに行かないと退団しちゃうよ。」と言われたため、重い腰を上げて、初めて一人でチケットを取って宙組公演を観に行ったのです。その後もぽつぽつと何度か宝塚は観に行ったものの、特にハマるということもなく、私が突然宝塚に堕ちたのは2002年の花組エリザベートでした。

 その後、今までの宝塚エリザの録画を観まくり、宝塚の再演も帝劇のエリザも何度も観に行き、一路&山口さんのCDを完全に覚えるまで聴きこんだのですが、どうしても、何をみても、どこかしっくりこなかった。あんなに好きな楽曲で、プロローグからワクワクするのに、なぜか1回観れば十分…というという感じ…。

 でもね。2012年に、この記事で書いたガラコンサートの宙組版(姿月トート&花總エリザ)を観た時に、これが求めていたエリザだっんだ!と思ったのです。舞台装置も、ダンサーもいらない。私は、エリザベートの世界観を伝える「歌」が聴きたかったのだ…と思いました。花ちゃんは、長い宝塚トップの経験を経て、演技に磨きがかかり、歌唱力もアップし、初演から20年経っても、子供の可愛らしさと気品ある美しさが健在で…。退団後のブランクを感じさせない演技に、本当に驚きました。 

 それで今回も、歌唱を重視して、井上・山崎・田代で観たいと思っていたのですが、全く取れない!最後はもう、花ちゃんシシィなら何でもいい…と思ったのに、ダメ…。それで、取れません~と叫んだところ、何と友人から1枚お譲りしますよ、と声をかけて頂けました。もう天のお声と思いましたよ。本当にありがたかったです。それでこの配役(*^^)v

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総評

 私は、ウィーン版DVDを観ても、そのまま脳内で日本語の歌詞に変換されるほど、どの楽曲も聴きこんでいますので、今回の細かい演出の変更も、そうかなるほど…と思うことが多かったかな…。一つ一つは上げませんけれど、一番印象的だったのは、エリザベートが自発的に死を受け入れた…ということだったでしょうか。自ら黒衣を脱ぎ、自分から死の接吻を求めに行く。死への誘惑は、生涯エリザベートに付きまとっていたけれど、常に抗うものだった。それがこのシーンでは、自ら死を選んだということが明白です。宝塚版では、死がエリザベートの愛を勝ち取った…という形で描かれている場面ですけれども、東宝版では「エリザベート」こそ主人公であり、選ばれたのがトートだった…という強烈なメッセージに受け取れました。

 あと、舞台装置も大幅に変わりましたね!私は2階席でしたので、想像でしかないのですが、かなり見やすくなったのではないでしょうか? 昔、前から7~8列目だったのに、全く舞台が見えない時があって、それ以来、「帝劇のS席は高いばかりで損」と敬遠していました。でも、あれだけ高さがあれば、見えるのではないかなぁ…。全体的な色彩も重厚感があり、ヨーロッパの荘厳な雰囲気を伝えていますね。昔ヨーロッパ旅行で、お墓も含まれた教会に足を踏み入れた時に、畏敬の念を感じたのを思い出しました。

配役

 もう、花ちゃんは言うまでもなく…と言いたいところですが、発声を少し変えたのでしょうか。子供時代の可愛らしさを、この年代で出来る方いない!と断言できるほど最高だったけれど、結婚初期の頃は少しイメージと違ったかな?でも、その娘時代から、晩年への移り変わりは素晴らしく、ここぞという場面での迫力は、この細い体からどうやって出てくるの!?というくらいに素晴らしい。

 そして、私は演劇については素人なので、どうしてなのか全く自分でも分からないのですが、花ちゃんの歌は涙腺崩壊になるんですよね…。二人のボートが、こんなにも素晴らしい曲だと、今日初めて気づいたかもしれません。今まではほとんど見向きもしなかった曲なのですが、これこそ、このミュージカルの”肝”なんだ…と思いました。やはり主人公としてのエリザベートの心情を的確に表している曲なのでしょうね。

 井上くん。昔、ルドルフとして姿月トートと闇が広がるを歌った時は、可愛らしいルドルフ♪と思っていたのに、満を持してトート閣下ですね!予想通り素晴らしい歌唱でした。この間偶然入りに遭遇して、何となくそのまま近くで拝見していたのですが、ファンの方と丁寧に接していらっしゃって素敵な方でした。それがここまで「死」に変貌するとはね(笑) 

 山崎くん。さんまのカラクリで観て以来、最近私が観た帝劇は全部山崎くんがご出演(^^) (レディべス、モーツアルト!、エリザベート)。期待の若手歌手さんですが、今回の黒い役も生き生きと演じていらして、高嶋さんのこなれた演技とはまた違う、新しいルキーニだなぁと思いました♪

 田代くん。ミュージカル初舞台(マルグリッド)以来かしら…。今日のフランツいいじゃない?と思っていたら、万里生くんだったとは…。1幕は全然誰かわかっていなかったけれど、いい声しているな…と思っていました!

 京本くん。この音大声楽科の3人と一緒に、ジャニーズさんが入っているのか…という程度の知識がなかったのですが、薄倖な青年に良く似合ったビジュアルだけでなく、歌も上手ですね!両親の名前も知らずに、なかなかいいじゃない♪と思っていました。これから頑張って欲しい方です。

 未来さん。お芝居の上手さも、歌唱の迫力も健在!と思っていたら、冊子を読んで、ご出産されたと知りました。そうだったのね~(^^)vおめでとうございます。

 そうそう。何故か最近、城田トートを観た友人たちが、そろって「城田トートが良い」と大絶賛なんですよね~。もともとビジュアルは申し分ない方なので、皆さんのツボにはまる演技と歌の技量が備わってきた…ということなのでしょうか。今回はもうチケットが無理ですけれど、再演の機会があれば観てみたいと思います。

ご挨拶

 今日はコープと丸井の貸切公演でした。井上くんからご挨拶。

 「私も、トートダンサーたちも、ミックスキャロットで育ちました!黄泉の国にも、生協はあるんです(笑) 服は丸井です!最近はエポスカードって言うんですね。」

 すかさずツッコむお花様。

 「私たち、ちょっと古いから…」(笑)(笑)

 井上くんが、年長組なのか…カンパニーはかなり若返ったのねぇ…と思いました。新生エリザ、これからも期待しています♪

2014年11月29日 (土)

モーツアルト!

 今日は、帝劇へこのモーツアルト!を観に行ってまいりました。怒涛の観劇月間だったこの11月も、この帝劇がラストになります。夏以降仕事も少な目で、健康に過ごせたからこそ全て観られたわけで、本当に良かった…と思っています。

 今日のキャストはこちら。この組み合わせで土日はここだけ!と思って取ったチケットです。

mozart_2014_11.jpg

 モーツアルト!は初見。全く知識を入れずに見た感想は…。1幕を見終わった時は1回でいいかな…と思っていたのですけど、最後まで観た今は、このプロモーション動画を見ながら、いつか機会があればまた行きたいなぁ~と思っています。

舞台ダイジェスト版のプロモーション動画

 あと、これは設備面なのですが、今日は前から7列目というお席だったにもかかわらず、人の頭で舞台の半分は見えませんでした。だから、一幕でもういい…と思ったのかもしれません。前の人の頭の隙間から、舞台を片目で見ているという状態でしたから…。帝劇に来ると、1.5倍の値段を払っているのにな…と毎回思ってしまいます。

春野さん

 この動画、ちょうどヴァルトシュテッテン男爵夫人が始まるところに合わせてあります。このブログを始めた数年間、この春野寿美礼さんのことばかり書いていた時期がありましたが、今日も一番うるうるしたのは、このおささんの歌でした。

 実は宝塚を退団した後、発声方法を変えている時期に、あまりぴんと来ない舞台が続いて、しばらく離れていたんですけどね…。この間のS・mileで5年ぶりに聞いて、やはりこの人の歌は素直に心に届くなぁ…と思って。そのコンサートの中で、今回の歌を歌って下さり、それがとても良かったので、チケットを取ることにしました。 でも正直言うと、香寿さんの歌も好きなので、そちらの回も見てみたい。悩ましいところです(笑)

脚本・音楽・演出

 このモーツアルト!は、私が8月からつい先日まで追いかけていた、エリザベートと同じスタッフが作った作品です。(脚本クンツェ氏、音楽はリーヴァイ氏、そして演出が小池先生。) それも、一回は観てみようと思った一つの要因です。

 子供を支配し続けようとする父。父親の束縛から逃れ、自立しようとするヴォルフガング。弟と同じような才能を持ちつつ、女性だから家に入るしかないナンネール。愛し合って結婚したのに、すれ違い、不幸になる妻コンスタンツェ。題材は天才モーツアルトだけれど、そこで表現しようとしているのは、一般人が経験するような家族間の問題だったのですね。見終わってやっと理解できました。次回もし観劇の機会があれば、曲だけでなく、歌詞(お芝居)を楽しめるかな…と思います。

出演者

 まず目を引いたのは、育三郎くんの確かな歌唱、それも素直な発声と、熱い演技ですね。ダンスもできるし、これからの帝劇を牽引していく人になるのだろう…と思いました。レディ・べスも良かったけれど、今回歌が沢山聴けて良かった!

 平野さん。声量も技術もさすがです。素晴らしいコンスタンツェですね♪

 花總さん、最初、この歳で少女を演じられるなんて!というくらい可愛かった。春野さんの近くにいた時、わぁ~77期再現!と思って、感無量だったなぁ。 花ちゃんが普段着風のドレスなのに、おさちゃんが輪っかのドレスだったのも、おぉぉぉぉ…時代は変わった…と思いましたです、ハイ(笑)

 そして、アンサンブルのコーラスのレベルに圧倒されました。曲名は分からないのですが、数人の女声の和音が驚異的…。 1幕や2幕の終わりの大コーラスは、大迫力で感動しました。

 最後に、アマデの可愛さ!お嬢さんよね。最初は、モーツアルトの子役だと思っていたら、いつまでも舞台上にいるので、どうしてかな…と思っていました。休憩中に、『全ては“音楽の才能=アマデ”に支配される運命』というストーリー紹介を読み、なるほど!このミュージカルの肝というか、象徴的な役なんだ…ということが、やっと分かりました。エリザベートの中では、トートが裏であやつり、ルドルフや革命家の行動を後押ししていますが、それと似ていますね!

以上…今日感じたことの、覚書でした。