花總まりさんの25周年記念のファーストコンサートに行ってきました。学校の後輩にあたる人で、宝塚トップ娘役を12年間務めた方です。
私が宝塚の劇場に足を運んだのは、「後輩が長く頑張っているのだから、辞めないうちに行ったら?」と言われたから…。宝塚に特別興味があったわけでもなかったし、まだ子供も小学生だったので、ビデオで十分と思っていたのです。つまり、花ちゃんがトップをしてたから、宝塚劇場まで行ってみた、ということです。
当時は長く在団していたから、いろいろ批判を受けることも多く、何と言うか、半分身内のようなな感覚で、表立って応援することはなかったのですが、今、彼女の舞台を客観的に見返すと、この気品と美貌で、歌・ダンス・芝居もできるというのは、やはり素晴らしい。退団後のブランクを経てなお、復帰して直ぐに、読売演劇大賞や、ミュージカル女優一位になったのも、うなずけます。
今日の曲目の中には、初めて借りたビデオの宙ベルばら、初めて観劇した満天星大夜總会、退団後丸6年経って復帰した時に大感動したエリザ(ガラコン)、ゲストの山崎育三郎くんとのレディベス、モーツアルト!もあり、本当に懐かしかった。
25年変わらない美貌とスタイルはすごいと思うし、彼女のミュージカルの歌は、憑依したような訴えと共に、役の心が伝わってくると思います。歌の技術だけなら、他にも素晴らしい方は沢山いるのに、ガラコンでは彼女のエリザしか涙が出なかった。ファントムのクリスティーヌもしかり。今日のセットリストの中では、レミゼとレディベス、トゥーランドットが秀逸でした。友人のおかげで急に行けることになり、それも山崎くんの回で本当に良かった!トークも、とっても楽しかったです^_-☆ まだ出先なので、トークの内容や、つけまつ毛ハプニングについては、後から追記しますね。(追記は最後に入れました)
今は、スタバで桜三昧です。タンブラーの特典で一杯無料だったので、奮発して桜シフォンを頼みました( ´ ▽ ` )ノ ドリンクはさくらフラペチーノを頼んだら、ソイの変更を勧められました。これ美味しいです♪
追記:23:20
私は花ちゃんきっかけで宝塚を観始めましたが、実際に舞台を観たのは最後の3年間だけ。(山崎くんとの、モーツアルト!やレディべス、エリザベートは拝見しています。) そのため、復習しようにも膨大な出演作品の中から、何を見たら良いのか全然分からなくてね…。
そうしたらたまたま、金曜日のセットリストをツイッターで見かけたんです!それで、早朝からごそごそと、昔撮り貯めたDVDを探し出しては、再生しておりました。鳳凰伝以降は、ほぼ全部確認してからコンサートに行けたのでラッキー。当時は宝塚初心者だったので分からなかったけれど、今確認すると、いろいろ思うことはありました。娘役に、こんなにショーの時間を使っているんだ…とか、そもそも娘役が主役のショーだったのか…とか。でも初観劇の私が、この公演の印象が良くて、その後も通い始めたのだから、あながち間違った戦略ではなかったのかな…と思います。
そのようなわけで、宝塚メドレーは、ミーミルちゃんから始まり、ベルばらのアントワネットまでいろいろ入っていましたけれど、結構分かって懐かしかった…。途中、トゥーランドット(恐ろしい女帝)やHANACANG(きゃぴきゃぴアイドル)など、本当に多彩な役柄が揃えられており、一瞬にして役が変わっていくところが、さすがだなぁ…と思っていました。アントワネットは泣けた…。
そして、姿月さんとのエクスカリバーは、肩を抱いたり、一緒に剣(木)をプスッとするところまで振り付き!その上、"寄り添う花ちゃん"の美しいこと…。その変化に驚き、これぞ体に染みついた娘役なんだ…と思いました。ビックリ…。
でもこの選曲は、ずんこさんはかなり抵抗があった様子でした。かなりのプレッシャーだったのか、あぁ~無事終わって良かった…と何度もおっしゃってました(^^;
花總「普段やらない歌がいいかなって。歌います?」
姿月「歌うわけないじゃない!」
花總「そうそう。ずんこさんはいつも、隠れて観に来るんですよ。終わってから、見たよ~ってやってくる…。」
姿月「ま、授業参観だね!」
だそうです(笑)
開演直後に、つけまつ毛が取れてしまった花ちゃん。私、こけしって言われてたから、まつ毛をバッチリしないといけないんです。でもどうしよう…もう片方も取っちゃった方がいいかしら…それじゃ、拍手で多数決で!…なんて言いつつ、つけまつ毛なしで1幕2幕も通したんです。
ずんこさんは、そこもちゃんと、
「久しぶりに、こんな近さでご一緒したでしょ(笑) まつげ薄いって思った。」
と、いじっておりました(笑)。姿月さんと言えば、男役トップとしては天然な方だと思うのですが、この時ばかりは完全に保護者モードに入っていたようでした。今日は、あなたが楽しまないと、と何度も言っていましたし、今まではずっと「花總ちゃん」と言っていたけれど、「はなちゃん」と呼ぶわ、と親しみを込めて話していらしてね。どうしても娘役時代に戻って、一歩引いてしまいがちなところを、後押しするのが、何とも微笑ましかったな…。
それと反対に、山崎育三郎くんとのトークは、もう大爆笑の嵐。育三郎君が上手いこともあるし、すっかり花ちゃんがお姉さんモードで、育三郎君をからかいつつも鋭いツッコミで、「女帝」と言われたころを彷彿とさせるような雰囲気でした。恋人役、お姉さん役、皇后と暗殺者…と、共演が続いていることもあって、もうすっかりフレンドリーな雰囲気で楽しいトークだったなぁ…。暗殺シーンでは、どうしても舞台装置との関係でタイムラグがあるらしく、音楽と一瞬タイミングがずれることがあるようで、ずれるとお花様が怖い…とのこと(笑) それから、涙が本当にツ~っと美しいんですけれど、お花さまの、おはなさま(お鼻さま)も美しい…だそうです!お鼻様の美しいお花さまって、本当にすごい!みたいなトークが続き、本当に笑いました!
懐かしいような、何だかとても新鮮なような…。私が宝塚以外で見たいと思う3人が出演するコンサート。本当にいいものを観ることができました。チケットを回していただいた友人に感謝です!
さらに追記:夜の最終回、客席も含めてバースデーソングを歌ったみたい。あまりに感動して泣く花ちゃんを見た芳雄くんが、「ずんこさんの胸で泣けばいいんですよ」と誘導し、ずんはなの抱擁シーンだったとか!それを見た芳雄くんが、この並びを観られるなんて!と、すっかりファンモード突入していたらしい(笑) いいねぇ…是非映像化してもらいたいものです。
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